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AI時代に建築会社が発信すべき情報の価値とは何か?
公開日:2026/10/09
最終更新日:2026/10/09
こんにちは。工務店、リフォーム会社に特化したホームページ制作・ホームページ集客支援のゴッタライドです。
AIを使えば、ブログがあっという間に書ける時代になりましたね。建築会社にとって、時間や費用を削減できることは大きなメリットです。
でも、少し考えてみてほしいのです。そのAIで作ったブログは、本当にお客様が読みたい情報なのでしょうか?AIを使うことが悪いわけではありません。むしろ、積極的に活用すべきだと思います。ただ、誰でも簡単に記事を作れるようになった今だからこそ、建築会社は「何を発信するべきなのか」を改めて考える必要があるのではないでしょうか。
今回は、AI時代における建築会社のブログやSNSのあり方について、ゴッタライドの考えをお伝えします。
AIで書く時間とコストを大幅に削減できた!だけど…
AIがまだ無いとき、ブログを1記事書くのにも、かなりの時間と労力が必要でしたよね。この記事を書く私自身も、1記事書くのに1日以上時間を要していました。何を書くかテーマを考え、必要な情報を調べ、記事の構成を組み立て、文章を書き、読み直して修正する…。文章を書くことに慣れていなければ、たった1記事を完成させるのに何時間もかかることも珍しくありませんでした。
特に工務店やリフォーム会社では、ウェブ担当や広報担当専任がいない会社も多いので、日々の営業活動や現場対応など、本来の業務で忙しい中、ブログを書く時間を確保すること自体が難しかったのではないでしょうか。
自社で書く時間がなければ、外部のライターや制作会社に依頼する方法もあります。しかし、当然ながら費用がかかります。継続的にブログを更新しようと思えば、それだけ時間もお金も必要だったわけです。
AIの登場で誰でも簡単にブログを書ける時代になった
ところが、今はどうでしょうか。ChatGPTをはじめとする生成AIを使えば、テーマを伝えるだけで、記事の構成から文章の作成まで、短時間で進められるようになりました。
「平屋のメリット・デメリットについて、3,000文字のブログを書いて」そう指示するだけでも、ある程度まとまった文章が出来上がります。もちろん、内容の確認や修正は必要ですが、ゼロから自分で文章を書くことに比べれば、作業時間を大幅に短縮できます。これまで外注していた記事も、AIを活用すれば自社で制作できるかもしれません。
時間の短縮、費用の削減、人手不足の解消。建築会社にとって、AIを活用するメリットは非常に大きいと思います。ゴッタライドとしても、AIを使ってブログを書くことには賛成です。むしろ、積極的に活用すべきだと考えています。
でも、それは本当にお客様が求めていることなのか?
ただ、ここで一つ考えてみてほしいことがあります。
記事の数が増えれば、それだけお客様にとって価値のある情報が増えたことになるのでしょうか。そもそも、お客様は「ブログをたくさん更新している会社」を探しているのでしょうか。
お客様が求めているのは、自分の疑問や悩みを解決してくれる情報であり、家づくりの参考になる情報であり、安心して相談できる会社を見つけるための情報のはずです。
「ブログを簡単に書けるようになったこと」と「お客様が読みたいブログを書けるようになったこと」は、決して同じではありません。AIによって記事を作るハードルが下がった今だからこそ、私たちは改めて考える必要があると思います。
そのブログは、誰のために、何のために書いているのでしょうか。
そして、その情報は、本当にお客様が知りたいことなのでしょうか。
このことについて深掘りしていきます。
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AIで書いたブログは本当にお客様が読みたい情報なのか?
まずあなたに質問です。あなたの会社が書いているブログの情報は、あなたの会社が発信する意味ありますか?本当にあなたが書くべき情報でしょうか?
工務店やリフォーム会社のブログで、こんな記事をよく見かけると思います。
- 「注文住宅と建売住宅の違い」
- 「平屋のメリット・デメリット」
- 「住宅ローンを選ぶときのポイント」
- 「高気密高断熱住宅のメリットとは?」
- 「家づくりで失敗しないための5つのポイント」
どれも住宅業界ではよく見かけるテーマです。もちろん、こうした記事を書くことが悪いわけではありません。
これから家づくりを始める人にとって、住宅に関する基礎知識は必要ですし、検索をきっかけに自社のホームページを知ってもらえる可能性もあります。認知度を高めたり、ホームページへの入り口を増やしたりするという意味では、こうした記事にも役割があります。
ただ、少し考えてみてほしいのです。
その情報は本当にあなたの会社が発信しなければ得られない情報でしょうか?
住宅情報サイトやさまざまな工務店のホームページで、似たような情報がいくらでも見つかりますよね。さらに今は、ChatGPTなどのAIに質問すれば、わざわざ複数のホームページを開かなくても、一般的なメリットやデメリットを整理して教えてもらえます。
つまり、お客様にとっては、ありふれた・どこでも書いてあるような情報を知るために、必ずしもあなたの会社のホームページを見る必要がないのです。
どの会社が書いても同じ内容になっていませんか?
AIに「平屋のメリットについてブログを書いて」と指示するだけでは、一般的な情報を整理した記事になりがちです。
例えば、
「平屋は階段がないため、老後も安心して暮らせます」
「ワンフロアで生活が完結するため、家事動線が短くなります」
「家族とのコミュニケーションが取りやすいのも魅力です」
どれも間違った情報ではありません。
でも、同じようなことを、ほかの工務店も住宅情報サイトも発信しています。なので、会社名を隠して記事を並べたとき、どの会社が書いた記事なのか分からない…。そんなブログになっていないでしょうか?
情報としては正しくても、その会社らしさが何も伝わらない…。これでは、お客様が記事を読んで知識を得ることはできても、「この工務店に家づくりを相談してみたい」と思うきっかけには、なかなかつながりません。
ブログを更新することが目的になっていませんか?
そもそも、建築会社がブログを書く目的は何でしょうか。
検索順位を上げるためでしょうか。
ホームページへのアクセス数を増やすためでしょうか。
更新しているホームページに見せるためでしょうか。
もちろん、どれも大切なことです。しかし、最終的には自社を知ってもらい、興味を持ってもらい、「この会社に相談してみたい」と思ってもらうことが目的ではないでしょうか。
それなのに、いつの間にか「月に何記事更新するか」「どれだけ効率よく記事を作れるか」ということばかりに意識が向いてしまっていないでしょうか?これは、AIでブログを量産できるようになったからこそ、気をつけたいことです。
記事を10本、20本と増やしても、そこに自社の考え方や経験、実際のお客様の声が何もなければ、ほかの会社との違いは伝わりません。ブログを書くことが目的ではなく、ブログを通じて何を伝えるかが大切なのです。
では、これからの建築会社は、どんな情報を発信すればいいのでしょうか?私は、AIだけでは生み出せない、現場で得られたリアルな「生の情報」こそ、もっと発信すべきだと考えています。
本当に価値があるのは、まだインターネットに出ていない「生の情報」
では、これからの建築会社は、どんな情報を発信していけばいいのでしょうか。私は、その会社が「実際に経験したこと」「現場で見聞きしたこと」「お客様から直接聞いたこと」などのリアルな「生の情報」にこそ、大きな価値があると考えています。
例えば、先ほどの「平屋のメリット・デメリット」というテーマ。一般的なブログであれば、「平屋は階段がないため、老後も安心して暮らせる」「ワンフロアで生活が完結するため、家事動線が短くなる」「家族とのコミュニケーションが取りやすい」といった内容になるでしょう。
もちろん、これらも役立つ情報です。でも、もしこんな記事があったらどうでしょうか。
「平屋を建てて3年。実際に暮らして分かった良かったこと、後悔したことをお客様に聞いてみた」そこには、建てる前には想像していなかった暮らしの変化や、実際に生活して初めて気づいたことが書かれている。家事動線が短くなって便利だったという話だけでなく、思っていたより外からの視線が気になったとか、収納をもう少し増やせばよかったといった話もあるかもしれません。
これから平屋を建てようとしている人にとって、どちらがより具体的に自分たちの暮らしを想像できる情報でしょうか。
ほかにも「高気密高断熱住宅のメリット」というテーマ。一般的なブログでは、「断熱性能を高めることで冷暖房効率が良くなる」「冬は暖かく、夏は涼しい室内環境をつくりやすい」といった説明が中心になります。
でも、こんな記事だったらどうでしょう。
「当社が建てた高断熱住宅。真冬の室温と実際の電気代を公開します」実際に住んでいるお客様に協力してもらい、冬の室温や電気代、エアコンの使い方、住んでみて感じたことを紹介する。もちろん、住宅の性能だけでなく、家族構成や生活スタイル、地域の気候によって結果は変わるため、測定条件なども伝える必要があります。
単に「高断熱住宅は暖かい」と説明するより、具体的な暮らしをイメージしやすくなるはずです。こうした情報は、その会社が実際に住宅を建て、お客様と関わり、経験を積み重ねてきたからこそ発信できるものです。
ほかの会社が同じテーマで記事を書くことはできても、あなたの会社が経験した事実そのものを書くことはできません。ここに、自社で情報発信する大きな意味があると思います。
良いことばかりではなく、失敗や後悔も伝えてほしい
そして、もう一つ大切だと思うことがあります。それは、良いことばかりを発信しないことです。
建築会社のホームページやSNSを見ると、どうしても成功事例や良かったことが中心になりがちです。もちろん、自社の強みや施工品質を伝えることは大切です。でも、実際の家づくりでは、すべてが最初から思い通りに進むわけではありません。
お客様の要望をそのまま採用しなかったこともあれば、設計段階で何度も検討を重ねたこともあるでしょう。完成後、お客様から「ここはこうしておけばよかった」という声を聞くこともあるかもしれません。
そうした情報こそ、これから家を建てる人にとって参考になるのではないでしょうか。
例えば、
「お客様から大きな吹き抜けを希望されたけれど、あえて別の提案をした理由」
「完成後に分かった、もっと工夫できたと思う収納計画」
「引き渡しから5年。お客様に聞いた、家づくりで後悔していること」
こうした記事があったら、読んでみたいと思いませんか?
もちろん、お客様の許可を得ることや、個人情報への配慮は必要です。また、単に失敗談を紹介するだけでなく、なぜそうなったのか、その経験から何を学び、今はどう改善しているのかまで伝えることが大切です。
良いところだけを見せるのではなく、課題にも向き合っている姿勢を伝える。その積み重ねが、お客様からの信頼につながっていくのだと思います。
お客様が知りたいのは、情報だけでなく「その会社の考え方」
そして、こうした「生の情報」には、もう一つ大きな価値があります。それは、その会社がどんな考え方で家づくりをしているのかが伝わることです。
例えば、同じ間取りでも、設計士によって考え方は違います。
なぜその窓をその位置に設けたのか。
なぜお客様の希望どおりにせず、別のプランを提案したのか。
なぜ予算をかける部分と、かけない部分を分けたのか。
完成した住宅の写真を見るだけでは分からない、その会社の判断や価値観がそこにはあります。家づくりを検討しているお客様は、単に住宅の性能やデザインだけで会社を選んでいるわけではありません。
「この会社は、自分たちのことをちゃんと考えてくれそうか」
「この設計士なら、自分たちの希望を理解してくれそうか」
「この会社になら、安心して家づくりを任せられそうか」
そうしたことも、会社選びの大切な判断材料になります。
一般的な住宅知識をいくら発信しても、その会社の考え方まではなかなか伝わりません。でも、実際の経験や判断の背景を伝えることで、会社の姿勢や人柄が少しずつ見えてきます。
AIは、与えられた情報を整理したり、分かりやすく説明したりすることが得意です。しかし、まだ誰にも話していないお客様の本音や、現場で起きた出来事、設計士がその場で悩み抜いて出した答えを、何も情報を与えずに知ることはできません。
だからこそ、そうした情報を持っている建築会社自身が発信することに意味があります。AIで誰でも文章を書ける時代だからこそ、その会社にしか語れない経験や考え方が、これまで以上に重要になっていくのではないでしょうか。
建築会社には、実は発信できる情報が山ほどある
「ブログのネタがない」は、本当でしょうか?私はそう思いません。
建築会社には、「発信する情報がない」のではなく、「日々の仕事の中で生まれている情報を、発信する価値のあるものだと認識していない」だけなのではないでしょうか?
例えば、営業担当者がお客様から受けた質問。
「土地を買う前に、工務店に相談してもいいんですか?」
「もう土地買っちゃったんですけど、ここに家建ちますか?」
「予算が限られている場合、何を優先すればいいですか?」
「他社と比較するとき、どこを見ればいいですか?」
営業担当者にとっては、普段から何度も聞かれている質問かもしれません。でも、これから家づくりを始める人にとっては、まさに今知りたい情報です。
ブログでは、単にこれらの質問の答えを書くのではありません。なぜお客様がその質問をしたのか、どんなことに不安を感じていたのか、それに対して自社はどう答えたのか。そこまで伝えることで、一般的な住宅情報とは違った、その会社ならではの記事になります。
営業・設計・現場。日常業務の中にこそ情報がある
営業担当者だけではありません。設計士なら、間取りを考える中で悩んだことや、お客様の要望に対して別の提案をした理由などブログで書けるはずです。
例えば、「リビングは広い方がいい」というお客様の希望に対して、単純に面積を広げるのではなく、視線の抜けや窓の配置を工夫して、広く感じられる空間を提案した。そのとき、なぜその提案をしたのか。どんなことを考え、何を優先したのか。完成した間取り図や写真だけでは分からない、設計士の考え方を伝えることができます。
現場監督や大工にも、発信できる情報はたくさんあります。工事中に気づいたこと、施工で工夫したこと、図面には表れない細かな配慮。
例えば、完成すると壁の中に隠れてしまう部分の施工。お客様は、完成した住宅を見ることはできても、工事中にどんな作業が行われ、どんなことに気を配っているのかまでは、なかなか知る機会がありません。だからこそ、現場の写真や動画とともに、施工の理由や工夫を紹介することに意味があります。
さらに、引き渡し後のお客様から聞いた感想も貴重な情報です。
「住んでみたら、この間取りが思っていた以上に便利だった」
「ここは、もう少しこうしておけばよかった」
「子どもが成長して、部屋の使い方が変わった」
こうした話は、実際に暮らしてみなければ分からないことです。
時には、クレームや不具合への対応から学んだこともあるでしょう。もちろん、何でも公開すればいいわけではありませんが、発生した課題にどう向き合い、どのように改善したのかという経験も、会社の姿勢を伝える情報になります。
営業、設計、施工、アフターサービス。建築会社のあらゆる仕事の中に、発信できる情報があるのです。
会社にとっての「当たり前」が、お客様にとっては価値になる
ここで大切なのは、建築会社にとっては当たり前のことでも、お客様にとっては当たり前ではないということです。
例えば、大工が施工中に行っているちょっとした工夫。道具をキレイに整頓しておくこと。毎日現場を掃除してゴミもちゃんと処理しているなど…。現場では「そんなの普通のことだよ」と思われるかもしれません。でも、これから家を建てるお客様は、その普通のこと・工夫があることすら知らないかもしれません。
設計士が何気なく行っている判断も同じです。窓の位置を数十センチ変えること。コンセントの位置を調整すること。収納の奥行きを使い方に合わせて変えること。一つひとつは、普段の仕事の中で行っている小さな判断かもしれません。でも、そこには理由があり、経験があり、お客様の暮らしを考えた工夫があるはずです。
それを言葉にして伝えることで、お客様は初めて気づくのです。
「家づくりって、そんな細かいところまで考えているんだ」
「この会社は、住んでからのことまで考えてくれているんだ」
「こういう人たちに家を建ててもらいたいな」
と。
会社にとっては当たり前の日常でも、お客様にとっては、その会社を選ぶ理由になるかもしれないのです。だからこそ、ブログのネタを探すために、無理に新しいテーマを考える必要はないと思います。
まずは、普段の仕事を振り返ってみる。
今日、お客様からどんな質問を受けたのか。
今日、設計でどんなことを考えたのか。
今日、現場でどんな工夫をしたのか。
今日、お客様からどんな言葉をもらったのか。
そこに目を向けるだけでも、発信できる情報はたくさん見つかるはずです。そして、こうした情報を発信することは、単にブログのネタを増やすためだけではありません。自社が普段どんなことを考え、どんな仕事をしているのかを、お客様に知ってもらうためでもあります。
どれだけ丁寧な仕事をしていても、どれだけお客様のことを考えていても、それが伝わらなければ、まだ出会っていないお客様には分かりません。だからこそ、日々の仕事の中にある情報を、もっと積極的に外へ届けてほしいのです。
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「生の情報」は鮮度が高いうちに発信することが大切
半年前の出来事を、今から思い出して書けますか?1週間前のできごと、1ヶ月前のできごとでさえも危ういのに、半年前のことを事細かに覚えてる人は多くないと思います。なので、建築会社が情報発信をするうえで、もう一つ大切にしてほしいこと。それは、情報が生まれてから、できるだけ早く発信することです。
例えば、今日、お客様との打ち合わせで印象に残る出来事があったとします。お客様がどんなことに悩んでいたのか、どんな質問をされたのか、それに対してどんな提案をしたのか。打ち合わせが終わった直後であれば、そのときの会話やお客様の反応、自分が考えたことまで、具体的に思い出せるはずです。
でも、それを半年後にブログにしようと思ったらどうでしょうか。
「確か、こんなことを聞かれたような……」
「どうしてあの提案にしたんだっけ?」
と、細かな内容を忘れてしまっているかもしれません。
現場でも同じです。施工中に工夫したことや、思いがけない問題が起きて対応したこと。その場では理由も経緯も分かっていても、時間が経つと記憶は曖昧になります。写真は残っていても、「なぜそうしたのか」という大切な背景が分からなくなってしまうこともあるでしょう。
せっかく価値のある情報が生まれていても、時間が経つことで、その情報のリアルさが失われてしまうのです。
ブログを書く時間をつくるより、情報を残す習慣をつくる
だからといって、営業担当者や設計士、現場監督に、毎日ブログを書いてもらう必要はありません。本来の業務で忙しい中、文章を書く時間まで確保するのは現実的ではないでしょう。大切なのは、ブログを書くことではなく、その日の出来事を、その日のうちに記録しておくことです。
例えば、
- お客様から受けた質問を、打ち合わせ後にメモしておく
- 設計で工夫したことを、間取り図と一緒に記録する
- 現場で気づいたことを、写真と簡単なコメントで残す
- お客様から聞いた感想を、許可を得たうえで記録する
- 文章を書くのが苦手なら、スマートフォンに向かって音声で話しておく
これだけでも十分です。きれいな文章にする必要はありません。箇条書きでも、話し言葉でも構いません。そのとき何が起きて、なぜそうしたのか。どんなことを考えたのか。そうした情報さえ残っていれば、後からAIを使って整理し、ブログの記事にすることができます。
つまり、人間がやるべきことは、現場で生まれた情報を逃さず残すこと。AIが手伝えるのは、その情報を分かりやすく伝えること。こうした役割分担ができれば、現場の負担を大きく増やさずに、情報発信を続けやすくなるのではないでしょうか。
一つの情報を、ブログにもInstagramにもYouTubeにも
そして、現場で集めた情報は、ブログだけで発信する必要はありません。
例えば、設計士がお客様の要望に合わせて、家事動線を工夫した住宅があったとします。
その情報をブログでは、どんな悩みがあり、なぜその間取りを提案したのか、設計の背景まで詳しく紹介する。
Instagramでは、間取り図や写真を使って、工夫したポイントを分かりやすく伝える。
YouTubeでは、設計士本人が実際の建物を案内しながら、間取りの意図や使い勝手を解説する。
ショート動画では、特に伝えたい工夫を一つ取り上げて、短く紹介する。
このように、一つの情報でも、発信する媒体によってさまざまな伝え方ができます。そして、ブログの文章をInstagram向けに要約したり、動画の構成を考えたりする作業にもAIを活用できます。
一つの現場で生まれた情報を、一度の発信で終わらせず、さまざまな形でお客様に届ける。これも、AIがあるからこそ、以前より取り組みやすくなったことの一つです。
大切なのは、更新回数よりも「情報が届くまでのスピード」
これまで、ブログやSNSの運用では、「ブログを月に何記事更新するか」「Instagramを週に何回投稿するか」といった更新頻度が重視されがちでした。もちろん、継続的に発信することは大切です。でも、更新回数を守ることばかりに意識が向いてしまい、何を伝えるかが後回しになっていないでしょうか。
月に10記事更新していても、どこにでもある一般的な情報ばかり。一方で、月に数記事でも、実際のお客様の悩みや現場での工夫など、その会社にしかない情報を発信している。
どちらがお客様にとって価値があるかは、単純に記事数だけでは判断できないはずです。これから意識してほしいのは、単に更新頻度を増やすことではありません。「情報が生まれてから、お客様に届くまでの時間を、いかに短くできるか」 ということです。
今日、お客様から聞いた悩みが、数日後にはブログになっている。
今日、現場で行った工夫が、Instagramで紹介されている。
引き渡し後のお客様から聞いた感想が、次に家づくりを考える人の参考になる情報として発信されている。
そんな情報発信ができたら、どうでしょうか。もちろん、正確性の確認やお客様の掲載許可など、必要な確認を省いてまで急ぐべきではありません。ただ、情報が新鮮なうちに記録し、AIを使って効率よくコンテンツにすることで、これまでよりも早く、リアルな情報を届けられるようになります。
AIで記事を速く書くことだけを考えるのではなく、現場で生まれた情報を速く届けるためにAIを使う。これからの建築会社の情報発信では、そんな考え方が大切になっていくのではないでしょうか。
これからの時代は「情報を持っている会社」より「情報を引き出して発信できる会社」が強くなる
建築会社には日々の仕事の中に価値ある情報がたくさんあること、そして、その情報を鮮度が高いうちに発信することの大切さをお伝えしてきました。ただ、もう一つ考えなければいけないことがあります。
それは、どれだけ価値ある情報を持っていても、発信されなければ、お客様には伝わらないということです。
例えば、設計士がお客様の暮らしを考え抜いて、素晴らしい間取りを提案していたとします。現場では、大工が見えない部分まで丁寧に施工している。営業担当者は、お客様の不安に寄り添いながら、一つひとつ疑問を解消している。
でも、そうした仕事の様子や考え方がホームページやSNSで紹介されていなければ、これから家づくりを考えるお客様は、その会社の良さを知ることができません。どれだけ良い家を建てていても、どれだけお客様のことを考えていても、それが伝わらなければ、会社選びの判断材料にすらならないのです。
情報発信は、広報担当者だけの仕事ではない
では、どうすれば現場の情報を発信できるのでしょうか。ここで大切なのは、ブログやSNSの担当者だけに情報発信を任せないことだと思います。
広報担当者が、すべての打ち合わせに同席することはできません。すべての現場に足を運ぶことも、設計士がどんなことを考えているのかを常に把握することも難しいでしょう。だからこそ、営業、設計、施工、アフターサービスなど、各担当者が持っている情報を集める仕組みが必要です。
例えば、営業担当者には「今週、お客様からどんな質問を受けた?」と聞いてみる。
設計士には「今回の間取りで、一番工夫したところは?」と聞いてみる。
現場監督には「今週の現場で、お客様に知ってほしいことはあった?」と聞いてみる。
難しい報告書を書いてもらう必要はありません。写真を1枚共有してもらう。短いメモを残してもらう。月に一度、各担当者から話を聞く時間をつくる。そんな小さなことからでも始められます。
そして、集まった情報を広報担当者が整理し、必要に応じてAIを活用しながら、ブログやInstagram、YouTubeなどのコンテンツにしていく。情報を持っている人と、情報を発信する人をつなぐこと。これが、これからの建築会社の情報発信において重要になるのではないでしょうか。
これからは「情報を引き出す力」が会社の差になる
AIがどれだけ進化しても、会社の中に眠っている情報を、何も与えずに知ることはできません。営業担当者が今日お客様から聞いた悩みも、設計士が提案に込めた思いも、現場監督が気づいた小さな工夫も、まずは誰かが記録し、言葉にする必要があります。
これからは、ブログを何記事書けるかだけではなく、自社の中にある価値ある情報を、どれだけ引き出し、お客様に届けられるかが、会社ごとの違いになっていくと思います。
そして、それは必ずしも大きな会社が有利というわけではありません。地域に根ざした小さな工務店でも、お客様との距離が近いからこそ聞ける話があります。一棟一棟の家づくりに深く関わっているからこそ、伝えられる経験や考え方があります。
そうした情報を丁寧に発信していけば、知名度や広告予算だけでは伝えきれない、自社ならではの魅力を知ってもらうことができるはずです。
AIを使って記事を増やす前に、自社の情報を見直してみよう
私たちゴッタライドが大切にしたいのは、単にホームページを作ることや、ブログの記事数を増やすことではありません。
その会社がどんな思いで家づくりをしているのか。
どんな工夫をしているのか。
お客様からどんなことを評価されているのか。
そうした情報を見つけ、伝わる形にしていくことが、Web集客においても重要だと考えています。
AIは、これからの情報発信に欠かせない便利な道具になっていくでしょう。だからこそ、AIに何を書かせるかを考える前に、まずは自社の中にどんな情報があるのかを見直してみてほしいのです。
これからは、情報をたくさん持っている会社よりも、その情報の価値に気づき、引き出し、発信できる会社が強くなる。AIで誰でも文章を書ける時代だからこそ、情報の量ではなく、情報の中身で違いが生まれていくのではないでしょうか。
建築会社の情報発信・Web集客についてご相談ください
ゴッタライドは、建築会社に特化したホームページ制作やWeb集客の支援を行っています。
「ブログを更新しているけれど、問い合わせにつながらない」
「自社の強みをうまく発信できていない」
「AIを活用しながら、もっと効率的に情報発信したい」
そんなお悩みがあれば、お気軽にゴッタライドまでご相談ください。自社にしかない情報をどう見つけ、どう発信し、どう集客につなげていくのか。一緒に考えていきましょう。Web集客の無料相談も受け付けています。
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