ホームページ制作
リフォーム集客につながるブログの書き方とは
公開日:2022/01/18
最終更新日:2024/10/11
こんにちは。
工務店、リフォーム会社のホームページ集客支援のゴッタライドです。
リフォーム会社がホームページ集客をするにあたって、ブログは欠かせないコンテンツです。
しかし、書かなきゃいけないのは分かっているが更新が滞っていたり、あまり仕事に関係がない投稿があったりして、集客につながっていないケースがよくあります。
今のままでは良くないとは思うけれど、記事を書いてくれる従業員にあまりムチャは言えないし、どのように指示していいか分からないという方も多いでしょう。
別の記事で、コンテンツ・マーケティングの実施方法としてのブログの書き方も紹介していますが、本記事ではもう少し手軽なブログ更新の方法について解説します。
今あるブログをバージョンアップして、リフォーム集客につながるコンテンツにする具体的なポイントを紹介しているので、ぜひお読みください。
リフォーム・ブログの2つの目的
ブログを書くにあたって、その目的を整理しておきましょう。
社内のメンバーにも、何のためにブログを書くのかという目的をしっかり共有しておかないと手間をかける意味がありません。
リフォーム集客をするためのブログには、目的として2つあります。
目的その1:アクセスアップ
書いたブログの記事によって検索エンジンからのアクセス流入が増やせる。
これが1つ目の目的になります。ホームページの情報量が増えれば、それだけ検索エンジンからの評価も高まり、アクセスアップにつながります。
リスティング広告をした場合、1人のユーザーを連れてくるのに、200円はかかります。
1つのブログ記事が、月に100件のアクセス流入をもたらすことも珍しくありません。リスティング広告に置き換えると、ブログによるアクセスアップはコスパが良いと言えます。
しかし、ここで注意したいのは、問い合わせにつながるユーザーのアクセスを増やすことが重要です。
とにかくアクセスアップのためにブログを書こう!としてしまうと、リフォームには関係のない記事を書いてしまうことがあります。
商圏内にお住まいの方で、リフォームを検討している方のアクセスを集めることを意識したブログを狙います。
目的その2:「らしさ」を伝える
インターネットで情報収集をする人が増え、ここ数年でリフォーム集客においてもネットからの問い合わせ比率が急増しています。
ここで注意したいのは、リフォーム会社を比較検討して、印象の良かった会社にのみ問い合わせを行っている点です。
ホームページから伝わる安心感やデザイン性などの印象が大切で、リフォーム・ブログは会社の印象を伝えるのに有用です。
スタッフの人柄、会社の雰囲気
ユーザーはリフォーム会社を選ぶときに、『誰に頼むのか』を重視します。
どんな人が働いていて、どんな雰囲気の会社なのか、というのはとても重要です。ブログを使えば、自社の「らしさ」をタイムリーに発信できます。
社内を掃除したとか、誕生日のスタッフのお祝いをした、といったささやかなできごとからも雰囲気は伝わるでしょう。
仕事に対する姿勢
会社の雰囲気にも通じるところがありますが、なぜリフォームの仕事をしているのか、どんなふうに取り組んでいるのかといったことが伝わるブログであれば、ユーザーの安心につながるでしょう。
リフォームは、契約前にはどんな結果が得られるのか、イメージを持ちづらいものです。ブログの情報によって、そんな不安を払拭できるといいですね。
リフォーム会社に特化したウェブ集客支援サービスのページはこちら
リフォーム・ブログに何を書くか?
では、具体的にどんなことをブログに書いたらいいのでしょう。
ブログの目的である、アクセスアップにつながり、自社の「らしさ」を伝えることを踏まえ紹介していきます。
お役立ち情報
ユーザーが知りたいこと、役に立つ情報は外せません。
検索されることも多いでしょうし、住まいに関するノウハウを持った会社であることも伝わるので、お役立ち情報は外せないコンテンツです。
設備機器の機能紹介
システムキッチンやお風呂など、設備機器の交換を検討しているユーザーにとって、カタログ的なメーカーのホームページ以外の情報が知りたいものです。
メーカーの製品ごとに機能を紹介したり、リフォーム屋の目線から「《2022年度版》予算◯◯万円でおすすめのシステムキッチン10選」のような記事であれば、見たいユーザーも多いでしょう。
住まいのメンテナンス、補修方法
ウォシュレットのお掃除方法、ドアノブのガタつき調整、玄関ドアの開閉スピード調整など、知らないユーザーも多いでしょう。
ブログに書いたことをまとめて、OBのお客様に紹介するなど、コンテンツを二次利用することも踏まえると、充実させる価値がありそうです。
住まいのトラブル解説
洗面所の床がふわふわする、天井に雨漏りのシミができている、給湯器や食洗機でエラーが発生するなど、築年数が多くなると、いろいろなトラブルが起きます。
それぞれ起きている現象と、その原因、対処法についての情報です。リフォームの現場で、事例となる写真も紹介できれば、分かりやすく価値のあるコンテンツになるでしょう。
リフォーム現場の紹介
会社の「らしさ」を伝えるコンテンツとして、現場でどのようなことをやっているのかを紹介しましょう。
例えば、養生をしている現場を紹介する記事を書くなら、養生の目的、養生しないとどうなるのか、養生するときに注意していることなど、紹介できそうなことはいろいろあります。
それらの説明から、ユーザーは知識を得ると共に、丁寧な仕事ぶりを感じたり、職人さんに親近感を覚えたりするでしょう。
日々の仕事の中で、当たり前にやっていることでも視点を変えてみることで、伝えられることがありそうですね。
イベントの紹介
ブログをはじめ、ホームページのコンテンツは残していけるのがポイントです。
相談会や見学会などのイベントにおいても、どんなことをやったのか、どんな雰囲気のイベントなのかを紹介しましょう。
イベント当日の来場には影響はありませんが、こんなこともやっている会社なんだ、という印象を持ってもらったり、同じようなイベントがあったら参加したいと思ってもらったりすることができるでしょう。
リフォーム会社に特化したウェブ集客支援サービスのページはこちら
リフォーム・ブログにおけるSEOの注意点
リフォーム・ブログにおけるSEOは、商圏内でリフォームを検討している人のアクセスを集めることです。
そのための注意点を4つ、ご紹介します。
狙うキーワードの一覧表を用意しておく
ブログの記事を書くときに、その都度、検索キーワードを考えるのは骨が折れます。
ユーザーが興味を持ちそうなキーワードの一覧表をあらかじめ用意しておきましょう。
下のような一覧表があれば、書く記事に対して、どんなキーワードを組み合わせたらいいかを考えやすくなるので、ブログ作成の効率化が図れます。
分類 |
キーワード例 |
地域ワード |
岐阜市、各務原市、大垣市、瑞穂市 |
工事名 |
リフォーム、増改築、補修、改修、断熱 |
家の部位 |
キッチン、お風呂、リビング、雨樋、玄関、サッシ |
悩み |
雨漏り、寒い、狭い、収納 |
メーカー名 |
TOTO、リクシル、トステム、リンナイ |
商品名、建材名 |
ラクエラ、シエラ、アラウーノ |
価格系 |
100万円、いくら、価格、安い、相場、費用 |
依頼系 |
見積り、依頼、相談、進め方、手順 |
安心系 |
おすすめ、評価、評判、クチコミ、事例、レビュー |
ネガティブ系 |
失敗、クレーム、後悔 |
手段系 |
選び方、DIY、ランキング、プラン |
その他 |
比較、補助金 |
1記事=1キーワードで考える
検索エンジン対策を考えると、つい欲張っていろいろなキーワードを盛り込みたくなってしまいます。
そうすると、どんなことを伝えたい記事なのか、メッセージがぶれてしまうので要注意です。
基本的に、1つの記事は、1つのキーワードを狙う、と考えたほうがいいです。もし、他にも流入を増やしたいキーワードがあるなら、それはまた別のブログ記事を書くほうがユーザーも読みやすいですし、SEO的にも評価される記事になるでしょう。
タイトルは、超重要!
検索結果ページには、以下のように3つの情報が表示されます。
・ページのURL
・ページのタイトル(青く大きな文字)
・ページの概要を説明するスニペット(黒く小さな文字)
基本的に青い文字で表示されるページタイトルは、ブログで投稿する記事のタイトルと同じものになります。
検索キーワードを含んでいたほうが上位表示されやすいですし、検索結果で他のページと一覧表示される際にも、クリックされそうなタイトルをつけましょう。
上記の狙うキーワードを意識して、タイトルを決めるのがポイントです。
外部ではなく、自社ホームページ内でブログを作る
アメブロなどブログをかんたんに始められるサービスもあります。
しかし、自社ホームページへのアクセス流入を増やすためにブログを書くのであれば、外部のブログはNGです。
自社ホームページのコンテンツ量が増え、更新頻度も高ければ、検索エンジンも価値のあるサイトであると評価するので、ブログ以外のページも価値が上がります。
リフォーム会社に特化したウェブ集客支援サービスのページはこちら
原稿を執筆するときの注意点
具体的にブログを書くときの注意点についても解説します。
社内で誰が書くかということもイメージしながら、作業依頼の仕方もふまえつつお読みください。
「執筆」と「投稿・公開」は分ける
WordPressの管理画面を開いて、(さぁ、ブログを書こう!)と執筆するのはやめましょう。
原稿を書いている最中に、なんらかのトラブルでデータが飛んでしまうリスクもありますし、しっかり考えながら原稿作成をするためには、「執筆」と「投稿・公開」を分けて行うのがおすすめです。
現場が分かっているけど忙しい営業マンと、現場や建築のことはよく分からないけど文書が書ける事務員さんがいるのでしたら、7割ぐらいまでは営業マンが原稿を書いて、原稿の仕上げと投稿を事務員さんが行う、といったように役割分担をするのも効率的でしょう。
2,000文字以上が目安
ブログ記事はたくさんあった方が良いのですが、500文字くらいの記事がたくさんあっても中途半端です。
検索エンジンは、信頼性が高く、情報量が多いページを評価します。
単純に文字数だけの比較ではありませんが、同じテーマで書かれたブログでも500文字と5,000文字の記事では、後者の方があきらかに詳しい情報がのっていると想像できます。
一般的に、検索エンジン対策を意識するなら、2,000文字くらいを目安にしましょう。
写真や図で分かりやすく伝える
リフォームの問い合わせを増やすには、アクセスを増やすだけではなく、ユーザーに記事を読んでもらってサイト内を回遊してもらいたいです。
そのためには、文字だけのブログではなく、写真や図も交えて分かりやすく伝える記事にしましょう。
例えば、床下や壁の中がどのような構造になっているかを説明するには画像があった方があきらかに分かりやすいです。
自分に知識を与えてくれたということでも、会社の信頼性が高まるので、ぜひ分かりやすさも注意しましょう。
タイトル、ディスクリプションを設定する
ブログのタイトルが重要であることは先述しました。
検索結果ページで、黒い小さな文字で表示されるスニペットは、ページのディスクリプションが反映されることが多いです。
より検索エンジン対策に力を入れるなら、ブログ記事を投稿する際に、ディスクリプションの設定も行いましょう。
WordPressの場合、アドオンを追加すると管理画面から自分で変更できるようになるので、気になる方は付き合いのある制作会社に相談してみましょう。
サイト内の別ページにリンクを貼る
アクセスしたユーザーを直帰させないように、関連する情報がのっているページへのリンクを貼りましょう。
例えば、ホームページの中にキッチンリフォームに関する特集ページがあった場合、キッチンリフォームに関するブログ記事は、特集ページにリンクを貼ります。
そうすると、ユーザーが閲覧する機会が増えるだけでなく、Googleも多くのリンクが貼られている重要なコンテンツなんだという認識をするので、特集ページの評価が高くなります。
リフォーム会社に特化したウェブ集客支援サービスのページはこちら
公開したブログ記事を評価する
ブログ記事を書くには手間がかかります。
しかし、その分の効果が得られているなら、続けてがんばろう!という気持ちになりますし、期待したほどアクセス流入できていないなら改善点を見つけたいでしょう。
やりっぱなしではなく、書いたブログ記事を評価する方法について紹介します。
Googleアナリティクスでここを見ておこう
書いたブログ記事が検索エンジンからのアクセスアップに貢献しているのか、確認するポイントを紹介します。
集客 >> チャネル で、全体的な傾向を把握する
どんな経路でアクセス流入があるかを調べるのが「チャネル」のページです。
ここで「Organic Search」という項目が、検索エンジンからの流入です。
期間を見ながら、この「Organic Search」の数値が上昇傾向にあるか確認しましょう。
季節変動があったり、Googleのアルゴリズム変更があったりするので、上下することもあるでしょうが、定期的にブログを更新していれば、着実にアクセス数は伸びていきます。
行動サイト >> コンテンツ >> ランディングページ で、各記事を評価
ページごとにアクセス流入がどれくらいあったのか、詳しく見ていくには「ランディングページ」を確認しましょう。
ページURLごとに流入のあったセッション数がわかります。
思わぬキーワードでヒットし、想定外のアクセスが流入しているケースもあるでしょう。
1ページずつ、SEO効果がどうだったのかを見ていくこともブログを続けるには必要です。
社内表彰をするのも効果的
社内の忙しいメンバーにブログを書いてもらうので、その成果がどうだったのか、定期的にレポート化するのも効果的です。
「先月は、◯◯◯さんの書いた記事が、最もアクセスアップに貢献しました!」というような表彰を行うのもモチベーション維持には良いでしょう。
その際、どんなことに注意しながら記事を書くといいのか、社内でノウハウ共有もできるとベストですね。
必要に応じて、過去のブログ記事のリライトも
今まで書いたブログを見直すと、(今だったら、こんなふうに書くのにな…)と気付くことも多いでしょう。
過去の記事をリライトしたり、まとめて新しい記事を書いたりすることもおすすめです。
同じネタでも、SEOを意識し、会社の「らしさ」を伝えることを考えたら、表現方法が変わってくるでしょう。
手っ取り早く効果が得られるのは、過去ブログの見直しかもしれませんね。
リフォーム会社に特化したウェブ集客支援サービスのページはこちら
まとめ
この記事では、現在のブログの運営体制をちょっとだけ見直し、リフォーム集客につながるブログに変えるポイントをご紹介しました。
改めて、なんのためにブログを書くのか、その目的を確認し、アクセスアップを実現する方法を落とし込んでいただければ幸いです。
ネットで情報収集をするユーザーが増え、ホームページの重要性が高くなりました。比較検討する段階で、ユーザーの期待値はできていきます。
営業マンが初めてお会いするタイミングなのに、契約していい会社なのか確認されていることも多いでしょう。
それだけオンラインでの情報発信が影響しています。
ブログは、自社で手軽に更新できるので、ブログ更新に注力すればするほど、営業マンの負担は軽くなります。
そのような集客をデジタルシフトすることも意識しながら、社内体制づくりを進めていきましょう。