商談率向上
工務店が住宅モデルハウス集客を増やす方法戦略10選
公開日:2025/07/02
最終更新日:2025/07/02
こんにちは。工務店、リフォーム会社のホームページ集客支援のゴッタライドです。
「モデルハウスを建てたけど、思ったより人が来ない…」
「住宅展示場のモデルハウスに人が来ない…」
「イベントをやっても集客に結びつかない…」
そんなお悩みはありませんか?自社のモデルハウスを集客のために導入している企業は多くあります。この記事では、モデルハウスの集客で悩む工務店様に向けて、来場者を増やすための具体的なイベント施策・キャンペーンアイデア・Webマーケティング戦略を10個にまとめてご紹介します。小さな工務店でも実践できる内容ばかりですので、ぜひご参考ください。
集客しやすいモデルハウスにするために建築設計段階で考えるべきこと
工務店にとってモデルハウスは、「見せる」ための家であり「売る」ための家でもあります。だからこそ、単なる実例展示ではなく、来場者の心を動かす“見せ方・体験設計”を意識して設計段階から工夫することが重要です。
モデルハウスの集客を解説する前に、まずは、モデルハウスを建てる前段階に考えるべき、モデルハウスの設計についてお話したいと思います。
① ターゲットを明確にし「憧れの暮らし」が伝わるモデルハウスの設計にする
モデルハウスは、単に“建物の良さ”を見せる場ではありません。もっと大切なのは、訪れる来場者が「この家で暮らしてみたい」と心から思えるかどうかです。そのためには、まず「誰に向けた家なのか」という明確なターゲット設定が欠かせません。
■ ターゲットが曖昧だと「誰にも刺さらない」モデルハウスになる
たとえば「30代の子育て世代向け」のモデルハウスと、「セカンドライフを見据えた35歳夫婦2人の平屋住宅」では、理想とする生活動線や優先順位がまったく違います。
ターゲット設定が曖昧なまま建ててしまうと、
- 生活感がなくて現実味がない
- 自分たちの生活とは合っていない
- ただの展示空間にしか見えない
といった印象を持たれてしまい、せっかく集客のために多額の費用をかけて建てたモデルハウスが「見に来ただけ」で終わってしまうのです。
■ 「憧れの暮らし」がリアルに想像できる設計がカギ
モデルハウスのターゲットが明確になれば、その人たちのライフスタイルに沿った具体的な“暮らしのシーン”を設計に落とし込めるようになります。
たとえば、30代共働き子育て世代向けであれば、
- 帰宅後すぐに手洗いできる玄関動線(→感染対策・しつけ)
- 子どもの宿題スペースが見えるリビング学習カウンター
- 仕事と家事を同時にこなせる回遊型のキッチン+洗面+ランドリー
- 夜の夫婦時間を楽しめるちょっとした書斎やヌック
など、「私たちにぴったり」「こういう暮らしがしたい」と思わせるシーンを自然と体験できるようになります。
■ 決め手は「共感」と「自己投影」
モデルハウスの目的は、来場者がその空間に“自分たちの生活を投影できるか”に尽きます。ですので、モデルハウスの設計段階から、
- 「この空間で誰が何をしているか」
- 「どんな時間が流れているか」
- 「何が楽しく、何が便利か」
を想像しながら、ストーリー性のあるモデルハウス空間づくりを目指しましょう。
② モデルハウスに生活感を演出する「見せ方」を盛り込む
モデルハウスに来場した人が「この家、いいな」と思うのは、単に間取りやデザインが素敵だからではありません。それよりも、自分がそこで過ごす暮らしのシーンがリアルに想像できたときに、心が動くのです。そのためには、設計の工夫だけでなく、「見せ方=演出」も非常に重要になります。
■ 「片付けられすぎた家」は逆効果
モデルハウスでは「きれいに整った空間」が好まれる一方で、生活感を完全に排除してしまうと逆効果になることがあります。
たとえば、
- モデルルームのように無機質で生活感ゼロの空間
- 誰の暮らしも想像できない完璧すぎるスタイリング
こういった空間では、訪問者は“見学者”にはなれても、住まい手としての想像ができません。「この家でどんな生活ができるのか」を自然とイメージしてもらうには、適度な生活感=“暮らしの気配”が必要です。
■ 暮らしのディテールが「共感」を呼ぶ
たとえば、以下のような小さな演出があるだけで印象は大きく変わります。
- キッチンに調味料やレシピブック、コーヒーミル
- 洗面所にバスタオルとアロマディフューザー
- リビングに子どものお絵かきや家族写真
- ダイニングテーブルに朝食のトレイや読みかけの新聞
- 寝室に読みかけの小説とメガネが置かれたサイドテーブル
これらは高価なインテリアではありません。けれど、そこにあるだけで「この家にはどんな人が、どんな日常を送っているのだろう?」と、暮らしの風景を自然と想像させてくれる存在です。暮らしのイメージを湧かせるには、間取りや家具だけでなく、小物や生活道具などの“ディテール”にこそ、共感を生む力があります。
例えば、ディズニーランドの「ミッキーの家」や「ミニーの家」を思い出してみてください。そこにはキャラクター本人はいませんが、冷蔵庫に入っているチーズや、キッチンの調理器具、ソファに置かれた毛布などを見て、“ミッキーはこういう生活をしてるんだな”と自然に想像できる演出が施されています。
モデルハウスでも同様に、「ここで誰かが暮らしている」ようなリアルさとストーリーが伝わる空間づくりが、訪問者の心を動かします。生活道具や家族の気配を演出することで、そこに暮らす誰かの存在を感じられるような、ストーリー性と生活感のある空間づくりが、来場者の共感を呼び、「この家で暮らしてみたい」という気持ちにつながります。
■ 五感に訴える演出も効果的
視覚的なスタイリングだけでなく「香り」「音」「光」など、五感に訴える演出も滞在時間を延ばし、印象に残ります。
- 焼き立てパンやコーヒーの香り(嗅覚)
- 自然光と間接照明を使った時間帯別の雰囲気(視覚)
- BGMや風鈴など、空間に溶け込む音(聴覚)
五感で感じた体験は記憶に残りやすく、「あのモデルハウスよかったよね」と話題に上がる確率も高くなります。
■ 生活感のある演出は“売れる空気感”をつくる
モデルハウスに必要なのは、単なる見せ場ではなく、「ここに暮らしたい」と思わせる空気感です。その空気感を生み出すのが、「生活感のある見せ方」です。インテリアコーディネートやスタイリングの段階で、“暮らしの気配”をどう演出するかを意識することで、モデルハウスの集客力・商談率は確実に高まります。
③ フォトスポットや“体験型”の仕掛けを設ける
集客につながるモデルハウスに共通するのは、「記憶に残る仕掛け」があるということです。建物の良さや性能を説明するだけでは、来場者の記憶に残りません。「思わず写真を撮りたくなる場所」や「実際に手を動かして楽しめる体験」があることで、モデルハウスの印象はグッと強くなります。
■ 写真を撮りたくなる「フォトスポット」は拡散力を持つ
今やInstagramやLINEなど、SNS上で「共有される空間づくり」は当たり前になっています。フォトスポットは、来場者が「自発的にモデルハウスを宣伝してくれる」装置にもなります。
たとえば、モデルハウスではこんな工夫が考えられます。
- 自然光が入る吹き抜け+観葉植物+アートパネル
- かわいい造作洗面台とモザイクタイルの組み合わせ
- 階段下にある秘密基地のようなヌック
- スキップフロアのカウンターやロフトの趣味スペース
- 家族の「おでかけ準備スペース」など物語のある場面
フォトスポットは「映える」だけでなく、「自分たちの暮らしに取り入れたい」と思わせるリアルさとのバランスが大切です。
■ “体験”があると、記憶と感情に残る
五感を使った「体験型の仕掛け」は、来場者の感情を動かし、忘れられない時間を提供するために非常に効果的です。
記憶に残りやすい体験型の仕掛けの例
- 実際に火が入る薪ストーブの体験(冬季)
- 子どもが遊べるミニキッチンやお絵かきスペース
- VRゴーグルで別プランを仮想体験
- IHコンロでパンケーキやお茶を楽しむクッキング体験
- スピーカー内蔵の書斎スペースでリラックス体験
これらは単なる展示ではなく、「モデルハウスで時間を過ごした」「楽しかった」というポジティブな記憶を残し、商談への心理的ハードルを下げる効果もあります。
■ 子どもと一緒に楽しめる設計はファミリー層の来場意欲を高める
特に小さな子ども連れのファミリー層にとっては、子どもが退屈せず楽しめるかが「行く・行かない」の判断軸になります。
- 室内用すべり台
- 読み聞かせスペース
- キッズ限定のお菓子プレゼント
- スタンプラリー式の家づくり体験
こうした「子どもが楽しめる空間」は結果的に、親がゆっくり見学できる環境にもつながります。
■ 記憶と体験に残る=次の行動につながる
フォトスポットや体験型の仕掛けは、モデルハウスを単なる「見学の場」ではなく、「感動のある空間」に変える鍵です。来場者が帰宅後にもう一度家族で話題にしたくなるような体験は、予約・相談・紹介といった“次のアクション”を自然と引き出します。設計段階から「ここはどんな体験をしてもらう場所か?」を意識して、ひと工夫加えてみましょう。
④ 回遊しやすい動線と説明しやすいレイアウトを意識する
モデルハウスの設計では、空間そのもののデザインや性能だけでなく、「見学のしやすさ」や「営業のしやすさ」を意識した回遊性とレイアウト設計も非常に重要です。来場者がスムーズに見学でき、営業スタッフが自然な流れで案内・提案できるモデルハウスは、滞在時間が長くなり、理解度・納得度・成約率が高まる傾向があります。
■ 見学しやすさは「流れ」と「メリハリ」で決まる
モデルハウス住宅の見学では、「どこに何があるのか分かりやすい」「自然に奥へと進める」といった空間のナビゲーション性がとても重要です。
回遊しやすい動線の例
- 玄関→LDK→洗面・水回り→個室→収納→外へ戻る という一筆書きのような動線
- 2階建てなら階段を中心に「ぐるりと回れる構成」にする
- LDK内を回遊できるキッチン→ダイニング→パントリー→ランドリーなどの循環動線
このように、「立ち止まらずに歩ける」「戻らなくていい」構造にすることで、来場者はストレスなく自然に全体を把握できるようになります。
■ 「説明しやすさ」は営業力を底上げする
モデルハウスの設計段階から、営業トークの順番や動きも想定したレイアウト設計にしておくと、接客の質が一段上がります。
- 「ここが一番の見せ場」というポイントを明確に
- LDKでじっくり話せるテーブルと、見学動線が交差しないように
- 階段の前に“説明の区切り”になるスペースをつくる
- お客様に「自分で歩いてもらう区間」「案内する区間」を分ける
など、営業の動きを“デザインに組み込む”ことで、現場スタッフの説明がスムーズに・説得力をもって伝わるようになります。
■ 「生活動線のリアルさ」と「営業動線の合理性」を両立する
お客様の立場では、「自分たちがこの家に住んだらどう動くか」が自然に想像できることが大事です。 一方、営業スタッフの立場では、「どう案内すれば魅力が伝わりやすいか」が重要です。
そのため、設計段階ではこの2つの動線を両立させるレイアウト設計が理想です。営業視点と生活者視点、どちらも満たすモデルハウスが“売れるモデルハウス”になります。
■ 来場者の滞在時間を延ばす導線の工夫
回遊性が高いモデルハウスは、来場者が自然に滞在する時間を延ばす効果もあります。たとえば、
- 途中に“ちょっと座れる”場所がある
- お子様が遊べる部屋が最後にある
- プライベートゾーンに入る前に「ここからは予約のお客様のみ」の区切りがある
こうした導線設計の工夫が、見学体験の質と営業効率をともに高めてくれます。
■ 動線設計は“建物の魅せ方”の設計
モデルハウスは、単なる「間取りの展示」ではなく、営業体験そのものを設計する場所です。回遊性が高く、説明しやすく、来場者が「ここに住む自分」を自然に思い描けるレイアウトにすることが、成功するモデルハウスの条件です。
⑤ 汎用性のある間取りにして、分譲や商品化にも活かせる形に
モデルハウスを建てるには、少なくないコストと時間がかかります。だからこそ、ただの“見せるための家”ではなく、建てた後も長く営業・販売に活かせる設計にすることが重要です。集客のためだけでなく、「販売可能な商品」「転用可能なプラン」として活用できるようにすることで、モデルハウスの費用対効果(投資回収率)を大幅に高めることができます。
■ 実際に「売れる」間取りにする=成約につながる
モデルハウスの間取りが実際の販売住宅とかけ離れていると、見学者が「現実味がない」と感じてしまいます。
モデルハウスでありがちな失敗例
- ハイグレードな仕様・間取りにしすぎて「夢の家」になっている
- 設備がオーバースペックで現実とのギャップが大きい
- 土地サイズや予算を無視した“見せ場重視”の設計
これでは「すごいけど、うちには無理だな」と思われて終わってしまいます。あくまで、手が届く・現実的な価格帯・サイズ感で構成された間取りの方が、実際の成約につながりやすいのです。
■ モデルハウスを「そのまま建てたい」と言わせる構成に
見学後に「このモデルハウス、まんまこのまま欲しい!」と言ってもらえるような間取り・仕上げにしておくことは、商談のスピードと納得感を格段に高めるポイントです。
そのためには、
- よく出る土地の広さ・形状に合わせたプランにしておく
- オプション要素をあらかじめ整理しておく
- 建築費と仕様をパッケージ化して明示できるようにしておく
など、営業プロセスの中で「そのまま商品化できる状態」にしておくことが理想です。
■ プラン転用・カスタマイズできる「汎用性の高さ」が強みになる
一度作ったモデルハウスの図面を、別の土地や顧客要望に応じてアレンジできるように設計しておけば、営業ツールとしても継続的に活用できます。
たとえば、
- ベースプラン+オプション選択肢を設ける
- 平屋⇄2階建てを変更しやすい構造にする
- 住宅性能(断熱・省エネ・耐震等級)を維持したまま調整可能にする
といった柔軟性を持たせておくと、1棟のモデルハウスから複数の提案ができる=営業の幅が広がるというメリットもあります。
■ 将来的な販売や賃貸利用も視野に入れる
建築から数年後、モデルハウスとしての役割が終わったあとも、
- 建売住宅として販売する
- スタッフ住宅や社宅に転用する
- 期間限定で賃貸活用する
といった“出口”を用意しておくことで、資産としての回収も見込めます。これは経営的視点でも非常に重要な設計戦略です。
■ モデルハウス=営業・販売のマルチ資産に
「汎用性のある間取り」にしておくことは、モデルハウスを単なる“イベントスペース”ではなく、
・集客拠点
・提案商品
・販売物件
という多機能な営業資産に昇華させることにつながります。設計段階からその視点を持っておくことで、限られた予算と土地を最大限に活かすことができるのです。
工務店がモデルハウス集客うまくいかない理由
モデルハウスを建てたものの、思ったように来場者が集まらない…そんなお悩みを抱える工務店や住宅会社は少なくありません。ここでは、工務店の現場でよく見られる「つまずきの原因」を整理し、なぜモデルハウスの集客が伸び悩むのかを明らかにします。
工務店はSNSやWeb広告に頼りきりで終わっている
モデルハウスの集客をするとき、InstagramやFacebook、Google広告を出して「発信はしているつもり」になっていませんか?実際には、工務店側が発信する内容が、ターゲットの心に刺さっていないケースが非常に多いのです。
集客できてない工務店のSNSでよくあるのが、
- 写真だけ投稿して終わり
- 「イベント開催中!」とだけ書かれたチラシ告知投稿
- 施工写真を連投するだけのルーティン運用
これでは、家づくりに興味を持ち始めたばかりの層には響きません。工務店のモデルハウス集客で大事なのは「暮らしのイメージが湧く」投稿と、そこからモデルハウスの来場予約までを自然につなげる導線設計です。
具体的な方法については、次の「モデルハウスの来場者を増やすためのイベント・キャンペーンアイデア5選」の章「効果的なWeb集客戦略5選」の章で詳しく解説します。
集客の訴求が弱くモデルハウスの「来る理由」が伝わっていない
「モデルハウス公開中」「自由にご見学いただけます」だけでは、家づくりを検討中の今どきのユーザーは動きません。住宅購入や注文住宅を検討しているとはいえ、見学には時間も労力もかかります。にもかかわらず、「わざわざ行く理由」が伝わっていないとスルーされてしまいます。
モデルハウスのくる理由を伝えるためには、
- モデルハウスがどんなコンセプトの家なのか?
- モデルハウスは自分たちのライフスタイルと合いそうか?
- モデルハウスを見に行くと何が得られるのか?
など、これらを言語化し、しっかりと情報発信できているかが問われます。最初の方でお伝えした、モデルハウスを建てる前に決めておくべきことにもなりますが、モデルハウスを建てた後もしっかりとここは明確にしておきましょう。
モデルハウスの来場イベントが「来たくなる内容」になっていない
モデルハウス自体はいい家なのに、イベントでは、「家づくり相談会」「構造見学会」など、内容はまじめで興味喚起の視点が欠けている場合があります。特に、以下のような要素が足りないと集客力が弱まります。
- 家族で楽しめるコンテンツがない(子ども向け企画など)
- その日限りの「特典」や「体験」がない
- 生活者目線でのメリットが薄い(来場すると何が分かる?何が得られる?)
ユーザーは「楽しい」「役に立つ」「得をする」イベントであるほど、イベントの参加意欲が高まります。会社側で見せたい・売りたいばかりを強調すると、来たくならないので、しっかりとユーザー目線に立って、どんな企画にしたら来たくなるか、どんな特典があればうれしいかなど考えてみましょう。
工務店側の情報発信とモデルハウス現地体験で「ギャップ」がある
工務店のSNSやホームページで「素敵そう!」とユーザーが思っても、実際に行ってみたらスタッフの対応がそっけない、モデルハウスの情報がまとまっていない…など、そんなユーザー体験にギャップがあると、リピートや紹介につながりません。
逆に、モデルハウスの現地体験が「感動レベル」であれば、その場で予約・商談につながるだけでなく、口コミやSNS投稿による“拡散”も期待できます。
告知ではついつい情報をもりもりにしてしまいがちで、写真も加工しすぎてしまうと思いますが、現実をしっかりと伝えられるよう、嘘偽りなく、ギャップなく情報発信を心がけましょう。
モデルハウスの集客不振は「集客の構造的な問題」が多い
モデルハウスの集客がうまくいかないのは、単に「宣伝不足」ではなく、情報設計・訴求力・導線・体験価値のどこかが欠けていることがほとんどです。次の章では、これらの課題を解決し、来場者数を着実に増やすための「具体的なイベント施策・キャンペーンアイデア」をご紹介していきます。
モデルハウスの来場者を増やすためのイベント・キャンペーンアイデア5選
モデルハウスの来場数を増やすには、ただ「公開中」と案内するだけでは不十分です。忙しい日常の中で、「わざわざ足を運びたくなる理由」をつくることが重要です。ここでは、家づくり検討層の心を動かし、行ってみたい!と思わせるイベント・キャンペーンのアイデアを5つご紹介します。
① SNSフォロー&来場キャンペーン|“拡散”と“参加のきっかけ”を同時に生む
InstagramやLINE公式アカウントのフォローを条件に、来場者にプチギフトをプレゼントするキャンペーンは、来場のきっかけづくりとSNS運用の促進を両立できます。
具体例:
- LINE友だち登録+予約で「Amazonギフト500円分」
- インスタフォロー+ストーリー投稿で「スタバカードプレゼント」
フォロー→予約→来場→拡散→再フォローという流れをつくれば、モデルハウスの認知も段階的に広がります。
② 子どもが楽しめる“縁日風イベント”や“季節のワークショップ”
ファミリー層にとって、「子どもが楽しめるかどうか」は来場の大きな判断基準です。特に、未就学児〜小学生くらいの子どもがいる家庭には、子どもが喜ぶ企画を同時開催することで来場意欲がぐんと高まります。
人気イベント例
- キッチンカーでわたあめ・かき氷プレゼント
- 木工クラフトやキャンドル作り体験
- 親子で楽しめる縁日(射的・スーパーボールすくい)
子どもが夢中になると、大人もゆっくり見学できる環境が生まれます。
③ FP相談・住宅ローン診断会など“学べる体験”をセットにする
家づくりに不安を感じている層には、「ただ見るだけ」でなく「学べる・相談できる」機会をセットにするのが有効です。
実施例
- ファイナンシャルプランナーによる家計相談会
- 初めての住宅ローン講座+個別診断付き
- 土地選びセミナー × モデルハウス見学
こうしたイベントは、本気度の高い層の来場を後押しし、質の高い接客につながるメリットがあります。
④ 地元の人気店とのコラボイベント|“暮らしの雰囲気”を演出
住宅そのものだけでなく、「この街でどんな暮らしができるか」を感じてもらうことも来場動機になります。地元で人気のパン屋さんやコーヒーショップ、雑貨店などとコラボしたイベントは、地域性と親しみやすさが伝わる好事例です。
例
- 地元カフェのドリンク付き見学ツアー
- ハンドメイド雑貨作家の出張販売
- “この街の朝食体験”として地域食材を使った試食会
単なる見学ではない“体験価値”が来場のハードルを下げてくれます。
⑤ 平日限定キャンペーンや「予約特典」で行動を促す
土日に混雑するのを避けたい層、仕事が忙しい共働き夫婦層などには、「今行くメリット」を感じられる仕掛けが必要です。
有効なアイデア例
- 平日来場限定でギフト券 or お菓子プレゼント
- 事前予約+アンケート回答で豪華抽選参加
- 先着◯組限定!来場者に「家づくりノート」進呈
このように、限定性・特典・安心感(混雑回避)をセットで伝えることで、より確実な来場予約を獲得できます。
イベント・キャンペーンは“来場のハードルを下げる装置”
モデルハウスへの来場を促すには、
- 「楽しそう」「ためになりそう」と思える要素を設計し
- 「予約してでも行きたい」と思わせる仕掛けをつくり
- 「SNSにシェアしたい」と思わせる体験を提供する
という3つの視点を意識しましょう。
次章では、こうしたイベントをさらに強化するための「Web集客戦略」について解説していきます。
効果的なWeb集客戦略5選(地域名 × 検索意図を意識)
イベントやモデルハウス自体の魅力があっても、「知られていなければ来場されない」のが集客の現実です。そのため、見込み客がネット上で「探す」「調べる」タイミングを逃さずキャッチするWeb集客の仕組みが必要不可欠です。ここでは、モデルハウス集客のために実践したいWeb戦略を5つに厳選してご紹介します。
① 地域名 × 建築ジャンルでのSEO対策を強化する
Google検索で「大阪 モデルハウス 見学」「奈良 注文住宅 見学会」などと調べる人は、明確に“行く意志”を持った見込み客です。こうした検索意図に応えるWebページ(=ランディングページやブログ記事)を用意しておくことで、見込み客を逃さず集客できます。
実践ポイント
- ページタイトルに「地域名+モデルハウス+体験・見学・イベント」などの語句を含める
- 「◯月の見学会情報」など更新性のあるコンテンツを入れる
- 予約フォームへの導線を強化する
SEOは地道ですが、見込み度の高いユーザーを継続的に集められる武器になります。
② LP(ランディングページ)×スマホ予約導線の最適化
広告やSNSから誘導するページが「見づらい」「わかりにくい」「予約しづらい」状態では、せっかくの興味も逃してしまいます。だからこそ、イベント専用のランディングページ(LP)とスマホ最適化された予約導線の設計は重要です。
ページの強化ポイント
- ファーストビューでイベントの魅力・開催日・予約ボタンを明示
- 体験写真や来場者の声で「行く価値」を伝える
- 「今すぐ予約」ボタンを常時表示 or スクロールに追従させる
見た人が1秒でも早く「行ってみたい」「予約しよう」と思える構成にしましょう。
③ InstagramやYouTubeで「来場体験」を映像で伝える
今やSNS検索はGoogle検索と同等かそれ以上に使われています。中でもInstagramやYouTubeは、モデルハウスの「空間の雰囲気」「居心地」「リアルな声」などを視覚と音で伝えられる強力な集客メディアです。
InstagramやYouTube活用アイデア
- リールで「◯秒モデルハウスツアー」動画を投稿
- ストーリーズでイベント前日の設営風景を公開
- ルームツアーや施工ポイントをYouTubeで解説(字幕付き)
“行ったつもりになる”体験を映像で提供できれば、来場ハードルは確実に下がります。
④ Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)を整備する
「モデルハウス 近く」などで検索されたときに、地図や営業時間、口コミなどがしっかり表示されているかは信頼性に直結します。Googleマップ上での露出と口コミ戦略は、Web集客の基盤です。
対策例
- モデルハウス名義でGoogleビジネスプロフィールを登録
- 外観・内観・イベントの写真を豊富にアップロード
- 来場者に口コミ投稿を依頼(投稿特典なども有効)
ローカル検索で見つけてもらえる仕組みを整えておくことは、地道ながら効果絶大です。
⑤ LINE公式アカウント × 自動応答で予約・リマインドを最適化
LINEは今や、見込み客との接点を維持する上で欠かせないツールです。特にモデルハウス集客では、「予約の取りやすさ」と「来場のリマインド」が結果に大きく影響します。
LINE活用方法
- LINEでの来場予約(フォーム連携 or Bot応答)
- イベント前日にリマインドメッセージを配信
- 来場後にキャンペーン情報や展示場案内を自動配信
メールより開封率が高く、“来場までのフォローが抜けない仕組み”として効果的です。
地域密着 × ターゲット直撃の導線をWeb上に設けよう
モデルハウスのWeb集客では、次の3点が鍵になります。
- 地域名や検索キーワードを押さえたSEO・広告戦略
- SNSや動画で「来場体験」を視覚的に伝える仕組み
- LINEやLPで“予約しやすさ”と“来場率UP”を後押し
これらを組み合わせて、リアルイベントとの相乗効果を狙いましょう。
まとめ|モデルハウス集客は「体験×動機付け×導線設計」がカギ
モデルハウスの集客を成功させるには、単に建物を「見せる」だけでは不十分です。今の時代、見込み客の心を動かすには、そのモデルハウスでの「暮らしを想像させる体験」と「今すぐ行ってみたいと思わせる動機付け」そして「迷わず予約・来場できる導線設計」が三位一体で機能する必要があります。
本記事でご紹介したように、
- 設計段階からターゲットに合わせた空間づくりと演出を行い
- 来場者の心理を捉えたイベントやキャンペーンで興味を引き
- SEOやSNS、LP、LINEなどを活用してスムーズな集客導線を設計すること
これらが結果につながるモデルハウス集客の基本です。
特に、モデルハウスは一度建てたら数年にわたって使い続ける「営業資産」です。建ててから集客方法を考えるのではなく、“建てる前から集客戦略を設計に組み込む”視点が、これからの住宅会社に求められます。
もし「うちもモデルハウスの集客を本格的に見直したい」と思ったら…
当社ゴッタライドでは、工務店・住宅会社様のWeb集客×販促企画までを一貫してご支援しています。 「今あるモデルハウスの来場を増やしたい」「これから建てるモデルハウスの設計から集客の相談をしたい」といったお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。モデルハウスや完成見学会の来場促進に向けたオンライン戦略の設計・運用サポートを得意としています。
- ホームページの制作・リニューアル
- サイト公開後の運用保守・改善提案
- Google広告やSNS広告などのWeb広告運用代行
- InstagramやLINE公式アカウントの運用支援
- 検索エンジンに強くなるSEO対策サポート
といった手法を、貴社のターゲット・エリア・集客目的に応じて組み合わせてご提案しています。
✔ 「モデルハウスページを強化したい」
✔ 「イベントページをもっと見られるようにしたい」
✔ 「Instagramからの来場を増やしたい」
そんなご相談も大歓迎です。まずはお気軽に、無料相談フォームよりお問い合わせください。 貴社のモデルハウスがもっと“選ばれる場”になるためのサポートを、私たちが全力で行います。あなたのモデルハウスが、もっとたくさんの“未来の暮らし”を届けられるように。その第一歩を、私たちと一緒に考えてみませんか?