ホームページ運用
【建築業ホームページ集客の完全ガイド】反響が出る構成・改善策・失敗しない戦略とは?
公開日:2025/07/16
最終更新日:2025/07/16
こんにちは。工務店、リフォーム会社に特化したホームページ制作・ホームページ集客支援のゴッタライドです。
「ホームページを作ったけど、思うように反響が来ない…」
「ネット集客に力を入れたいけど、何から始めていいかわからない」
このようなお悩みを抱える工務店・リフォーム会社・塗装会社の方が増えています。この記事では、ホームページ集客で成果を上げるための基本的な考え方から、すぐにできる改善ポイント、戦略設計の方法まで、具体的に分かりやすく解説します。
建築業に特化して1,000社以上の支援実績があるゴッタライドが、実際の成功事例も交えてお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
ホームページ集客がうまくいかない理由と見直すべき視点
「ホームページからの反響が少ない」
「アクセスはあるのに問い合わせにつながらない」
このようなお悩みを抱える工務店・リフォーム会社様は少なくありません。
実は、ホームページ集客がうまくいかない原因の多くは、戦略や設計の段階で見落とされがちなポイントにあります。この章では、よくある失敗の背景にある考え方のズレや、時代の変化に合わせて見直すべき視点について解説していきます。まずは、なぜ思うように反響が取れないのか、その本質的な原因から一緒に整理していきましょう。
ホームページの目的は「名刺代わり」だけじゃない
あなたの会社のホームページは、どんな目的で作られたものですか?
多くの工務店やリフォーム会社様とお話する中で、「とりあえず会社情報を載せておけば安心」「名刺代わりにURLを渡せればOK」といった認識でホームページを運用しているケースが少なくありません。
しかし、現代の消費者はホームページを「情報収集」「比較検討」「問い合わせ」のために使います。つまり、ホームページには次のような「反響獲得までの役割」が求められています。
- 初めての人に会社の魅力を伝える
- 比較検討段階の人に安心感を与える
- 「問い合わせ」「資料請求」などの行動を後押しする
名刺代わりの存在ではなく、「営業・広報・接客の機能を持つ営業マン」としての視点が必要です。
成功事例を真似してもうまくいかないのはなぜ?
「同業他社が成功しているから真似してみたけどうまくいかない…」
そんな相談をよくいただきます。
実は、建築会社のホームページ集客において「デザイン」「構成」「文章」をそのまま真似るだけでは成果につながりません。なぜなら、各社で次のような条件が異なるからです。
- ターゲットエリア(都市部/地方、ファミリー層/シニア層)
- 提供サービス(注文住宅/リフォーム中心など)
- 営業スタイルや強み(価格/デザイン性/対応の早さ)
つまり、他社の成功要因が「自社にも当てはまる」とは限らないのです。建築会社の成功事例を参考にするのは良いですが、必ず自社のターゲットや戦略と照らし合わせてカスタマイズする視点が必要です。
建築業界の「集客構造」とユーザーの動きの変化
ホームページ集客を成功させるには、建築業界ならではの集客構造と、消費者の行動変化を理解しておくことが重要です。
昔の流れ(~2015年) |
今の流れ(2020年以降) |
チラシや看板から電話 |
SNSやGoogle検索で情報収集 |
知人からの紹介がメイン |
比較サイトや口コミをチェック |
お店や事務所で説明を受ける |
ホームページで意思決定が進む |
今のユーザーは、営業に会う前に7〜8割の意思決定をしているとも言われています。つまり、「初回接点はホームページ上で完結している」ケースがほとんどです。ここを意識せずに、「あとで説明すればいい」という考えでホームページを作ると、他社のサイトで比較検討されて終了してしまうリスクが高くなります。
リフォーム会社に特化したウェブ集客支援サービスのページはこちら
反響を生むホームページに共通する3つの設計視点
ホームページ集客を成功させている工務店・リフォーム会社には、必ずといっていいほど共通している「設計の考え方」があります。
それは、単にオシャレなデザインにすることでも、情報量を増やすことでもありません。「誰に、何を、どう伝えるか」という基本戦略がしっかりと設計されているかどうかが、反響数に大きな差を生みます。
この章では、集客につながるホームページに共通する3つの視点をご紹介し、実際にどのように考えればよいのかを解説します。
ターゲットユーザーと自社の強みをかけ合わせる
「誰に、何を伝えるか」が定まっていないホームページは、結果的に“誰にも刺さらない”内容になりがちです。まずは自社がどんなお客様に選ばれてきたのか、どんな強みを持っているのかを言語化することが重要です。
例
- ファミリー層向けに自然素材を使った健康住宅に強い
- 中古物件購入+リノベーションをワンストップで提案できる
- デザイン性重視で設計力を強みにしている
これらの「強み」は、すべてのページ構成や言葉選び、導線設計の軸になります。逆に言えば、「どんな方にとって魅力的な会社なのか」が明確になっていなければ、反響を得るのは難しくなります。
どこにリソースを割くべきか?戦略立案のポイント
中小規模の建築会社では、専任のWeb担当者がいないことが多く、人的リソースや制作予算にも限りがあります。だからこそ、「すべてやろうとする」ではなく、自社の状況に合った戦略を立て、やるべきことの優先順位を明確にすることが大切です。
主な検討ポイント
- ブログ更新やSNS運用は社内で継続できるか?
- 写真素材や施工事例はどの程度用意できるか?
- 内製で難しい作業(SEO・分析など)は外注すべきか?
「無理なく続けられる仕組み」を前提に設計されたホームページは、短期的にも長期的にも反響が出やすい傾向があります。
制作会社選びで後悔しないためのチェックポイント
実は、制作会社選びの段階ですでに集客の成否が分かれることも少なくありません。よくある失敗パターンは次のようなものです。
- 「とにかく安く早く作ってくれる会社」を選んだ
- デザインは良いけれど、集客視点や導線設計が弱かった
- 更新や修正に時間がかかり、改善施策を打てなかった
制作会社を選ぶ際には、単なる「ホームページ制作」ではなく、「集客戦略を設計・実行できるパートナー」かどうかを判断基準にするべきです。
チェック項目①建築業界に理解があるか?
建築業界の商流やユーザー心理、専門用語、サービスの違いを理解していない制作会社の場合、表面的なホームページしか作れないリスクがあります。
たとえば、注文住宅とリフォームとでは、検討期間も訴求ポイントも異なります。施工事例の見せ方や、導線設計のあり方も変わってくるため、業界理解のある制作会社を選ぶことが、成果を左右するポイントになります。
チェック項目②SEOや導線設計のノウハウがあるか?
「きれいなデザイン」や「印象的なビジュアル」だけでは、集客にはつながりません。検索からの流入を獲得するSEOの知識や、サイト内でユーザーがスムーズに行動(問い合わせ・資料請求)につながるように導く導線設計のスキルが欠かせません。
打ち合わせの中で「検索キーワード設計」「行動導線の考え方」「訪問者の行動パターン」などを丁寧に説明してくれる会社であれば、安心して任せられます。
チェック項目③制作後の改善・運用支援があるか?
ホームページは「完成してからがスタート」です。しかし実際には、「納品後は連絡が取りづらい」「改善提案が一切ない」といったケースも少なくありません。
反響を得るには、アクセス解析・数値のモニタリング・ページ改善の継続的な提案が必要です。制作だけでなく「公開後の運用サポートや改善提案があるかどうか」も必ず確認しておきましょう。
今すぐ取り組める!反響を増やす具体的な施策
ホームページを戦略的に設計したとしても、実際の施策を打たなければ反響は生まれません。反響を増やすには、ターゲットの検討段階に合わせて「どんな情報を」「どの順序で」届けるかが鍵となります。
この章では、建築業におけるホームページ集客で効果的な施策を、マーケティングファネルの段階に沿って整理し、すぐに取り組めるアクションを具体的にご紹介します。
ファネル別に見る効果的な施策一覧
見込み客は、次のような段階を経て問い合わせや契約へと進みます。
- 認知(情報収集フェーズ)
- 比較・検討フェーズ
- 行動(問い合わせ・資料請求)フェーズ
各フェーズで求められる情報やアプローチ方法は異なるため、それぞれに合った施策を打ち分ける必要があります。
情報収集フェーズ:ブログ・SNS・SEO施策
この段階のユーザーはまだ「どの会社に相談するか」を決めておらず、課題を認識して情報を集めている段階です。ここでは、検索されるテーマでのブログ記事やSNS投稿、SEO対策されたページが有効です。
施策例
- 「リフォームの費用相場」「間取りの工夫」など検索意図に応えるブログ記事
- InstagramやPinterestで施工事例を定期的に投稿
- トップページやサービスページにSEO対策キーワードを設定
ポイントは、専門的なノウハウよりも、「まず相談してみようかな」と思える身近さ・親しみやすさが大切です。
比較検討フェーズ:施工事例・よくある質問・お客様の声
このフェーズのユーザーは「数社に絞り込み中」で、信頼できるかどうかを判断している段階です。自社の魅力や実績をわかりやすく伝えるコンテンツが効果的です。
施策例
- BEFORE→AFTERが分かる施工事例ページ
- 「よくある質問」や「工期・費用・保証」の明確化
- お客様の声(レビュー)やインタビュー記事の掲載
ポイントは、不安を解消し、「この会社なら安心」と思ってもらえる情報を揃えましょう。
行動フェーズ:資料DL・問い合わせ・見学会申込
ここでは、「もう少し詳しい資料を見てから判断したい」「見学会があれば参加してみたい」と考えるユーザーが対象です。
施策例
- 商品資料・施工事例集の無料ダウンロード(PDF)
- 問い合わせフォームをシンプルに(必須項目を最小限に)
- モデルハウス見学や相談会イベントの案内ページを用意
ポイントは、行動のハードルを下げることで、問い合わせ・資料請求数を最大化できます。
優先順位の付け方(ICEスコアを活用する)
「やるべきことは多いけど、何から手をつけるべきか分からない」
そんなときに役立つのが、ICEスコアという優先順位評価法です。
ICEスコアとは?
次の3つの視点で、各施策を数値評価してみる方法です。
項目 |
内容 |
I:Impact(効果) |
成果に与えるインパクトが大きいか? |
C:Confidence(確信度) |
成果が出そうだと自信を持てるか? |
E:Ease(実行のしやすさ) |
少ない手間・予算で実行できるか? |
たとえば、「問い合わせフォームの改善」は、Impactも高く、Easeも高いため、すぐに取り組む価値のある施策と判断できます。逆に、「新しい動画コンテンツの制作」はインパクトは大きくても工数が重いため、後回しにする選択肢もあり得ます。このように、戦略的に優先順位をつけて実行することが成果につながるポイントです。
継続的に成果を出すために必要なこと
ホームページ集客は「作ったら終わり」ではなく、「作ってからが本当のスタート」です。
一時的な反響で満足せず、継続的に問い合わせや資料請求が届き続ける状態をつくるには“改善と投資”の考え方が欠かせません。この章では、反響を“育てていく”ために必要な3つの視点を解説します。
数字で追う|反響の数値化と改善サイクルの作り方
「ホームページ経由の問い合わせが何件か来た。でも、なぜ増えたのか分からない」
こうした状態では、成果を“再現”したり“改善”したりすることができません。まず大切なのは、ホームページの成果を数字で見える化することです。
見るべき基本指標
- アクセス数(ページビュー、セッション数)
- 問い合わせ数・資料DL数
- コンバージョン率(アクセスに対して何%が行動したか)
- 直帰率・滞在時間・離脱ページ
これらをGoogleアナリティクスやヒートマップツールを活用して定期的に確認することで、「何がうまくいっていて、何を改善すべきか」が見えてきます。
たとえば、
- 「資料DLページの直帰率が高い」→ 内容や構成に課題がある可能性
- 「施工事例ページからの問い合わせが多い」→ 類似コンテンツを増やす判断ができる
このように、「数字を見る→仮説を立てる→改善する→また見る」のサイクルを回すことが、反響を継続的に増やしていく鍵となります。
広告と自然流入のバランス設計(短期vs長期の視点)
「すぐに集客したい」というとき、リスティング広告やSNS広告は非常に有効です。
しかし一方で、広告だけに頼った集客は、予算を止めた瞬間にゼロに戻るリスクもあります。だからこそ、「短期的な広告」と「中長期的な自然流入(SEO・SNS・指名検索)」をバランス良く設計することが重要です。
短期施策(即効性あり)
- Google広告(リスティング)
- InstagramやFacebook広告
- チラシからのQRコード誘導
長期施策(育成型)
- SEO対策されたブログ・コラム
- よくある質問・お客様の声の拡充
- SNSによるブランディングや接触回数の増加
「今すぐの反響」は広告で、「1年後の資産」はコンテンツで育てるというイメージを持つと、偏りのない集客が実現できます。
オフラインイベント×オンライン集客のシナジー活用
リアルイベント(完成見学会、相談会、セミナー)などは、信頼感の醸成や即決率の向上に効果的な施策です。ただし、これをホームページと切り離して考えてしまうと、せっかくの機会が集客に結びつかなくなります。
連携ポイント
- 見学会やイベント情報をLP化して定期的に告知
- 事前予約フォームをWeb上に設置し、申し込み導線を整備
- 過去のイベントの様子を記事化・事例化し、資産として再活用
また、イベントで得た名刺情報やアンケート結果を、メールマーケティングやSNSリターゲティングに活用することで“2回目の接点”が生まれます。オンラインとオフラインを連携させることで、ユーザーの検討温度を引き上げ、反響の質を高めることが可能になります。
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行動フェーズを促す情報発信の方法
ホームページにアクセスがあっても、問い合わせや資料請求につながらなければ“集客”は成立しません。最も重要なのは、ユーザーが「この会社に相談してみよう」と思える“最後の一押し”があるかどうか。この章では、ユーザーの「行動」を促すために必要な情報設計や発信の工夫を、リアル施策とWebの融合も含めてご紹介します。
リアルイベントの活用と効果的な誘導
完成見学会や相談会といったリアルイベントは、Web上の検討を「行動」に変える強力なフックです。しかし、「イベントを開催しているのに集客できない」「事前予約が集まらない」といったケースも多く見受けられます。これを解決するには、ホームページ上で次のような導線設計・情報発信が必要です。
有効な施策
- 専用LP(ランディングページ)の作成
→ 開催日時、会場、参加メリット、写真、過去の実績をしっかり掲載 - 「イベント参加=安心・納得できる材料が得られる」と伝える
→ 単なる告知ではなく、「何が得られるか」を明確に - バナー・ポップアップで目立たせる
→ トップページや記事下にバナー設置で接触率UP - イベント後のフォロー導線も設計
→ アンケート→お礼メール→資料DLの案内などで次の接点へ
特に、見学会や無料相談は、問い合わせよりも心理的ハードルが低いため“中間CV”として設計するのが効果的です。
オンラインとオフラインのシナジーを生む施策
ユーザーの検討行動は、オンラインとオフラインを自由に行き来しています。たとえば、Instagramで見た施工事例からホームページを訪れ、見学会で会社の雰囲気を体感し、後日オンラインで問い合わせする…という流れも今では一般的です。こうした複合的な行動に対応するためには、各チャネルを単体で考えず、“連動させる”視点が重要です。
実践例
- SNS投稿でイベントや新着ブログを紹介し、ホームページに誘導
- 施工事例のInstagram投稿→その物件の詳細をホームページに掲載
- リアルイベントで獲得した名刺に対し、LINEやメールでリマインド
また、ホームページ上でも「SNSを見る」「YouTubeを見る」「LINEで相談する」など、ユーザーが自分の“慣れたチャネル”でアクションを取れるよう選択肢を増やすことが有効です。ここでのポイントは、ユーザーの検討プロセスは一方向ではなく、“点と点をつなぐ設計”を意識することが、行動率の最大化につながります。
まとめ|ホームページ集客を見直したい方へ
ここまで、建築会社(工務店・リフォーム会社・塗装会社)におけるホームページ集客の考え方から、実際の施策、改善のための視点、そして行動を促す情報発信方法まで、具体的に解説してきました。
ホームページから反響を得るには、単に見た目を整えるだけでなく、戦略設計・ターゲット設計・導線・改善サイクルのすべてが揃って初めて成果が生まれます。
以下に、今回ご紹介した内容の中でも特に重要なポイントを3つにまとめました。
1. 「誰に向けた情報か」が明確なサイト設計にする
→ ターゲット像と自社の強みをかけ合わせ、必要な情報を必要な順で届ける構成が大切です。施工事例やサービス紹介も、「誰に届けたいのか」を基準に見直しましょう。
2. ファネル別に情報を用意し、“反響が生まれる導線”を設計する
→ 検討フェーズごとのユーザー心理に沿ったブログ記事、事例、CTAを配置することで、アクセスだけで終わらない「問い合わせにつながるサイト」になります。
3. 作って終わりではなく、数字を見ながら改善を続ける
→ アクセス数や反響数を数値化し、効果検証と改善を繰り返す仕組みをつくることが、継続的な成果に直結します。短期的には広告、長期的にはSEOやSNSとの併用がカギになります。
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反響を増やすホームページは、広告よりも営業トークよりも、会社の魅力を最初に伝える“顔”です。どんな家を建てるかと同じように、誰のために、どんな想いで設計するかが成果を左右します。ぜひ今回の内容を参考に、反響が“継続的に届く”ホームページづくりを一緒に進めていきましょう。
ゴッタライドでは、工務店、リフォーム会社、塗装会社などの建築会社のホームページ制作をはじめ、サイトリニューアル・ホームページ運用保守などウェブ集客の支援をしています。うちの会社はどんな施策をやればいい?ホームページをどう直せばいいか分からない!などウェブ集客に関してお悩みがあれば、なんでもお気軽にお問い合わせください。ウェブ集客のプロが、自社に合う戦略を見つけるお手伝いをさせていただきます。