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お問い合わせが少ない工務店がやってるNG行動とは?広告より先に見直すべき集客の基本
公開日:2025/08/08
最終更新日:2025/08/08
こんにちは。工務店、リフォーム会社に特化したホームページ制作・ホームページ集客支援のゴッタライドです。
「広告もSNSもやっているのに、見学会や問い合わせの反響が思うように伸びない…」
もしあなたが工務店の経営者や広報担当者で、こんな悩みを抱えているなら、この記事がお役に立てるはずです。
この記事では、反響が伸びない原因を「広告」や「予算」のせいにする前に、まず見直すべき工務店の集客の基本についてお伝えします。「広告を強化すべきか、それとも別の手を打つべきか…」と迷っている方に向けて、工務店集客の王道ともいえる施策と、その効果を高めるためのポイントをまとめました。
お問い合わせ反響で伸び悩む工務店の共通点
「広告を出しても、問い合わせや見学会予約がなかなか増えない…」という相談は、工務店さんからよくいただきます。実際に、ゴッタライドで広告を運用している工務店さんの中でも、広告を出しても反響が伸び悩む会社があります。
実際にサイトやイベントページを見せてもらうと、原因は広告自体ではなく“集客の土台”にあることがほとんどです。まずは、反響が取れない状態の典型例を紹介します。
広告だけで工務店の集客はできない
広告は、あくまでユーザーに情報を「届けるための手段」です。肝心の“受け皿”となるイベントやホームページでの情報の魅力が弱ければ、いくら広告を回しても反響は伸びません。
例えばこんなケースです。
- 見学会のページに写真がない
- 写真があってもスマホで適当に撮った写真を使ってる
- 実際の写真がなくパースやCADの画像を使ってる
- どんな家なのか、特徴やこだわりの説明がない
- 開催日や場所などの基本情報だけで、内容が伝わらない
これでは、せっかく広告を見て興味を持った人も、「行ってみたい」とは思いません。なので、広告を出しても、お問い合わせや予約が来ないという状況に陥ります。
そもそも見学会をやってない
反響が取れる工務店の多くは、完成現場見学会を定期的に開催しています。逆に、見学会をやっていない会社は、そもそも来場のきっかけが作れず、反響が伸びにくい傾向があります。
実際に、ゴッタライドでも広告を運用させていただいている工務店の中で、見学会を定期的に行っている会社さんは反響がしっかり取れていますが、見学会をやらず、広告のゴールを問い合わせや資料請求、無料相談にしている会社さんは、ほとんど反響がとれていないのが実状です。
「うちは無料相談会をやっていますが…」という工務店の声もよく聞きますが、無料相談会や資料請求だけでは、家づくりを真剣に検討しているお客様の心を動かすには弱いのです。
“現物”の説得力に勝るものはない
家を建てるお客様は、最終的に「この会社なら安心」と思えるかどうかで工務店を選びます。そして、その判断材料として一番大きいのが、実際に建てた家を見ることです。図面や写真だけでは伝わらない空間の広がりや質感を、見学会ではリアルに体感できます。
モデルハウスは集客用に作られているため、現実の暮らしとは違う仕様になっていることも多く、そこで即決する人は少数です。だからこそ、実際の施主宅の完成現場見学会が重要なのです。
工務店集客で一番効果的な施策とは?
工務店の集客方法はいくつもありますが、ゴッタライドが広告運用をしてきた経験から断言できるのは、完成現場見学会こそが最も反響を取りやすい施策だということです。
工務店の反響取りやすさランキング
工務店の集客施策を「反響が取りやすい順」に並べると、次のようになります。
- 完成現場見学会(施主が実際に建てた家)
- モデルハウス見学会
- 資料請求
- 無料相談会
- 問い合わせ
この順番を見ると、完成現場見学会の強さがわかります。資料請求や無料相談会はゼロではありませんが、見学会の実績には遠く及びません。「まず会って話を聞きたい」と思ってもらうためには、やはり現物を見せる力が圧倒的です。
なぜ完成現場見学会が最強なのか?
完成現場見学会とは、実際に施主が建てた家をお客様に見てもらうイベントです。モデルハウスと違い、そこで暮らすことを前提とした、間取り・仕様・収納計画などが反映されているため、来場者は自分たちの暮らしに置き換えてイメージしやすくなります。
見学会に来場したお客様は、写真や図面だけでは伝わらない空間の広がり、窓からの光の入り方、素材の質感などを五感で体験します。この「体感」が、来場後の検討意欲を一気に高めるのです。
モデルハウスじゃダメなのか?
モデルハウスも集客には使えますが、設計・仕様が集客用に寄っていることが多く、生活感が薄くなりがちです。初見の印象は良いものの、生活感やリアルな家事動線が欠けていることも多いので、「自分たちの暮らし」との距離を感じてしまう人もいます。そのため、「参考にはなるけれど、この会社に決めよう!」という決断には直結しにくい傾向があります。
一方、完成現場見学会は施主の実生活に沿ったプランなので、収納の取り方や家具配置、動線など、具体的に暮らしを想像しながら見てもらえます。この「リアルさ」が、最終的な工務店選びに直結します。
広告のゴールは見学会に設定すべし
広告を回すときは、まず完成現場見学会の予約ページをゴールに設定しましょう。いきなり問い合わせフォームや資料請求をゴールにしてしまうと、ハードルが高く、反響はどうしても伸び悩みます。
実際、ゴッタライドで運用している工務店さんでも、完成現場見学会をゴールにした広告は、同じ予算でも2倍以上の反響を生むケースが珍しくありません。
予約が取れるようになる工務店の見学会条件
「完成現場見学会をやれば反響が取れる」とはいえ、ただ開催すればいいわけではありません。実際に広告運用をしていると、同じ見学会でも予約が殺到する会社と、ほとんど反応がない会社がはっきり分かれます。
その差を生むのは、見学会の“見せ方”と準備”です。ここでは、成果を最大化するための3つの条件を解説します。
1. 建物そのものの魅力
見学会の主役は、もちろん家そのものです。お客様の心を動かすには、かっこよくてセンスの良い家であることが大前提です。他社と実際の建物を見比べて、どっちが良く見えるか一度確認してみるといいかもしれません。また、自社の建物は、見慣れてしまっているため、いい悪いの判断がしにくくなっていますので、自社の建物をあまり見たことがない友人や知り合いの人に見てもらって、素直な感想をもらうといいでしょう。
建物で必要な要素としては、
- 外観や内装のデザイン性
- 間取りや生活動線の工夫
- 素材や仕上げの質感
「この家に住みたい!」と思わせる要素が備わっているほど、来場後の商談化率も高くなります。
2. 高品質な写真
どんなに素晴らしい家でも、見学会ページの写真が暗かったり歪んでいたりすると、魅力は半減します。スマホで適当に撮った写真や、実物がないためにCADパースだけ掲載する…といったケースは集客面で大きなマイナスです。見学会で告知する写真は、プロカメラマンに撮ってもらった写真を使用するということを最低限行いましょう。
(写真のポイント)
- プロのカメラマンに依頼し、光や構図を意識した写真を用意する
- 外観・内観ともに最低でも数枚ずつ掲載する
- 家の特徴やこだわりが伝わるアングルを選ぶ
写真は「行ってみたい」と思わせる最初のきっかけになるため、ここを惜しむと反響が激減します。他社はいい写真を使っていることがほとんどです。写真にお金をかけなければ、すでに他社に負けていることになります。他社でやっていることは、自社でもやっておかないと選ばれないということになるので、注意しましょう。
3. 魅力が伝わるイベントページ
広告を見て興味を持った人が必ず訪れるのがイベントページです。このページで「どんな家が見られるのか」「どんな暮らしが想像できるのか」が伝わらなければ、予約にはつながりません。
(最低限イベントページで押さえるべき情報)
- 写真(外観・内観)
- 家のこだわりや特徴(間取りの工夫、素材、性能など)
- 開催日・開催時間・場所
- 予約フォーム
- 駐車場や持ち物などの来場案内
逆に、写真なし・説明なし・情報不足のページでは、広告代理店からも「これは広告の問題ではなくページの問題ですね」と指摘されることになります。今一度自分のイベントページがどうなっているかを確認し、これでユーザーが行きたいと思うか、自分事として考えてみてみましょう。
条件がそろって初めて広告が効く
完成現場見学会 × 魅力的な建物 × 高品質な写真 × 充実したイベントページ。この4つがそろって初めて、広告運用の効果は最大化されます。逆に1つでも欠けていると、広告費をかけても予約数は思うように伸びません。広告は“拡声器”のようなもので、元の声(=イベントやページの魅力)が小さければ、いくら大きくしても響かないのです。
広告をやっても反響が取れない、広告の費用を多くしても変わらないという工務店は、まず、この4つを気にしてみてください。広告のせいだと決めつける前に、一度自社の集客の土台を振り返ってみましょう。
見せる現場がない工務店はどうすべきか?
「完成現場見学会が重要なのはわかった。でも、うちは今見せられる現場がない…」という工務店さんもいるはずです。現場がないと勝ち目がないのが正直なところです。なので、この場合、まずは“見せられる物件”を作ることから始めなければなりません。
モデルハウスを建てる
もし完成現場が手元にないなら、モデルハウスを建てて集客の軸にするのが最も確実です。
常に案内できる場所があることで、広告やチラシ、SNSなどあらゆる集客施策と連動しやすくなります。モデルハウスは、完成現場に比べて生活感やリアルさには劣る場合もありますが、工務店の技術やデザイン性を一目で伝えるには十分な役割を果たします。
特に、新規開業や建築実績が少ない段階の工務店の場合では、「まずはここを見てもらう」という拠点づくりが重要です。正直、モデルハウス建設には相当な費用と時間がかかりますが、それだけの初期投資をしなければ他社に勝つのは難しいです。そんなに甘い世界ではありません。
モデルハウスを建てる時に、どんな建物にしたらいいのか、どんな企画を考えればいいのかについて、下記ブログで書いていますので、ぜひ合わせて読んでみてください。
https://www.gotta-ride.com/blog/5537.html
OB施主宅を借りる
過去に建てたお客様の家をお借りして、OB宅見学会を行うのも有効です。実際の暮らしぶりや住み心地を直接聞けるため、来場者の信頼度が一気に高まります。OB施主さんにとっても、自分の家を見てもらえる喜びや交流の機会になり、関係構築にもつながります。
小規模でも「見せる場」を作る
大規模なモデルハウスや完成現場でなくても、
- 一部の工事中現場を安全に公開する「構造見学会」
- 小さなリノベーション現場の完成見学会
- 1部屋だけのリフォーム事例を公開する
など、小規模な形で見せる方法もあります。重要なのは、「お客様が実物を見て判断できる機会」を作ることです。
工務店の集客常識は「見せられなければ選ばれない」
住宅は高額で、人生の中でも大きな買い物です。写真やカタログだけで工務店を選ぶ人はほとんどいません。「見せられる現場がなければ、検討の土俵にすら上がれない」これは建築業界の常識です。
だからこそ、「今は現場がない」という状況を放置せず、最短で見せられる物件を準備することが、反響改善の第一歩です。
反響を伸ばす第一歩は“見せる現場”から
広告やSNSの運用は、あくまで集客の“拡声器”です。元となる声、つまり「見学会や現場公開などの集客の土台」が弱ければ、いくら広告費をかけても反響は伸びません。
特に、完成現場見学会は反響率が最も高く、来場者の検討意欲を一気に高める力があります。魅力的な建物・高品質な写真・充実したイベントページをそろえれば、広告効果は格段に上がります。
逆に、見せられる現場がない状態では、工務店の魅力を体感してもらうことができず、検討の土俵にも上がれません。まずは「見せる場」をつくることが、反響改善のスタートです。
今日からできる工務店の反響改善チェックリスト
チェックリストをご用意しましたので、今すぐチェックしてみてください。
□ 今月・来月に開催できる完成現場見学会はあるか?
□ 見学会ページに高品質な写真を掲載しているか?
□ 家の特徴・こだわりが文章と写真で伝わるか?
□ イベントページに開催日・場所・予約方法が明確に書かれているか?
□ 広告のゴールは「見学会予約ページ」に設定しているか?
□ 見せられる現場がない場合、モデルハウス・OB宅・構造見学会などの代替案を検討しているか?
このチェックリストで1つでも欠けている部分があったら、今すぐに欠けている部分を実行してみましょう。欠けをなくすことで反響の数も少しずつ変わっていくはずです。
最後に
工務店集客で成功している会社は、例外なく「お客様が実物を見られる場」を用意しています。広告やデザイン、SNSの運用を見直す前に、まずは“見せられる現場”を確保し、その魅力を最大限に伝える場づくりから始めてみてください。
ゴッタライドでは、工務店をはじめ、建築会社さまの集客を支援するサービスを展開しております。「ホームページからの反響をもっと増やしたい」「広告をうっても反響が取れない」そんなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度ご相談ください。全国1,000社以上の支援実績から、御社に合わせた最適な戦略をご提案します。お困りになりましたら、ぜひゴッタライドを思い出していただけたら幸いです。
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