工務店必見!来場反響を増やすイベント集客成功事例7選

公開日:2025/01/22 
最終更新日:2025/01/22

こんにちは。工務店、リフォーム会社に特化したホームページ制作・ホームページ集客支援のゴッタライドです。

 

「来場の反響を増やしたいけど、どうしたらいい?」

「資料請求の反響じゃなく、来場してもらえる反響を増やしたい」

「どんなイベントを企画したら来場が増えるの?」

工務店さまからこのようなご相談をいただくことが増えてきました。本日は、モデルハウスや見学会などの来場の反響を増やすために、どんなイベントを企画したらいいのか、どんな集客方法を実行すればいいのかについて徹底的に解説していきます。

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元工務店広報の実体験なども踏まえて、解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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工務店の顧客の種類を知る

来場の反響を増やす施策の紹介の前に、顧客の種類について解説します。工務店が来場してほしいと思っているお客様は、誰でもいいというわけではありませんよね。顧客には、4種類のパターンがあります。それぞれどんな状態の人か、どんなことを求めている人か特徴を理解し、それぞれの人に適したイベント企画や集客を行うことで、より効果的な施策になるので、まずは下記を覚えておきましょう。

潜在顧客

潜在顧客とは、自社の商品やサービスについて全く知らない、今は必要ないと感じている状態の顧客のことを指します。工務店であれば、潜在顧客は、「漠然と家が欲しいな」「いつか家を建てたいな」「いつかこんな家に住めたらいいな」と思っているが、具体的には何も知らない、何もしていない状態の顧客のことです。

 

この顧客に対して、「見学会どうですか?」「無料相談どうですか?」と言っても、顧客自身がニーズに対して自覚していなかったり、今は必要ないと思っているため、すぐには行動に移さないことが多いです。なので、潜在顧客に対しては、無理に来場を促すのではなく、時がくるまで自社のことを覚えてもらえる施策を続けたり、顧客の目に触れさせる施策が必要です。

潜在顧客に対して有効な集客施策

  • リスティング広告
  • インスタ広告
  • ポスティング
  • 折込

顕在顧客

顕在顧客とは、自分のやりたいことや解決したいことが明確になっている・行動をしている状態の顧客のことを指します。この顧客も、自社の商品やサービスのことを知らない人もいますが、情報収集を積極的に行い、他社のことを知っていたり、比較検討している段階でもあります。

 

工務店であれば、顕在顧客は、「自分の夢をカタチにしてくれる会社はどこだろう」「どんな会社があるのかな」「どのくらい費用がかかるのかな」「いつ見学できるのかな」と具体的に家づくりに関して考えている、思っている、行動しようとしている状態の顧客です。

 

これらの顧客に対しては、積極的に声をかけたり、来場を促すことで、反響に繋がりやすくなるので、積極的に集客をしていくことが大切です。また、この層の顧客は、簡単に他社に取られやすいので、自社に適した顧客だと思ったら、離さず丁寧に追客をしていきましょう。

顕在顧客に対して有効な集客施策

  • メルマガ
  • テレアポ
  • 郵送DM
  • インスタ広告
  • リスティング広告
  • ポスティング
  • 折込

新規顧客

新規顧客とは、過去に名簿がなく、初めて自社へ反響があった顧客のことを指します。新規顧客は、潜在層から顕在層になったばかりの顧客が多いです。工務店であれば、まだ他社で話を聞いてない・自社のお問合せが初めて・家づくりをスタートしたばかりというケースが多く、家づくりに関して知識が浅いことが多いです。

 

費用のことやライフプランのこと、家づくりがどう進んでいくのかなど分からないことだらけだと思うので、反響があったら、丁寧に分かりやすく、しっかりと説明することが重要です。継続して来場予約やお問合せをしていただくためにも、継続的にアプローチする必要があります。

新規顧客に対して有効な集客施策

  • リスティング広告
  • インスタ広告
  • ポスティング
  • 折込

見込み顧客

見込顧客とは、過去に反響があり、名簿がすでに社内にある顧客のことを指します。自社のことについてある程度分かっている状態の顧客です。家づくりに対してある程度知識も付けており、他社の話も聞いたりしている段階です。自社と他社とどこが違うのかを具体的に説明してあげることで、より自社への興味関心を引くことができるでしょう。

見込み顧客に対して有効な集客施策

  • メルマガ
  • テレアポ
  • 郵送DM

既存顧客・OB顧客

既存顧客、OB顧客は、すでに自社と契約している顧客のことを指します。工務店の場合、既存顧客やOB顧客に対して、集客を強化することは優先度が低いと思いますが、既存顧客やOB顧客から新規顧客の紹介があるので、この顧客層に対してもアプローチは必要です。契約したから終わり、家を建て終わったから終わりではなく、その後も引き続き集客施策を行っていきましょう。

見込み顧客に対して有効な集客施策

  • メルマガ
  • 訪問/定期点検
  • 郵送DM
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工務店がイベント企画する前にすべきこと

次にイベント企画をする前にすべきことについて解説します。イベント何しよう?と突然考えるのではなく、下記のことをまずは考えることで、効率よい集客がしやすくなるので、まずは次のことを覚えて実践してください。

①目的と目標を明確にすること

まずは、イベントを行う上で、「なぜやるのか」「何のためにやるのか」を明確にしましょう。例えば、工務店の場合であれば、イベントをやる目的は、

  • 来場してくれた人は商談に繋がりやすいから来場を増やすためにイベントをやりたい
  • 資料請求の反響は商談に繋がりにくいので、来場の反響を増やしたいから
  • 来場して会って話せば、教育できるのでお客様をグリップしやすいから
  • ホームページや資料だけでは自社の良さが伝わりきらないから
  • 来場して体感して、空気感や素材の良さを感じてほしいから

などが目的として考えられます。

 

また、目標は、具体的な数字を決めておくといいでしょう。1年間で取りたい受注件数から逆算して考えると、1つのイベントに対してどのくらいの予約数や来場数が必要なのかが見えてきます。

 

例えば、年間20棟受注したい工務店の場合、過去のデータから

  • 受注数:20件/年
  • 商談数:100件/年
  • 来場者数:250件/年
  • 来場反響数:300件/年
  • イベント回数:24回/年

だとしましょう。そうすると、1回のイベントでは12件以上の来場予約が必要であることが分かります。(上記の数値は仮の数字です。実際は会社によって様々ですので、自社の数字をそれぞれ導き出してみてください。)

 

1回のイベントで12件の来場予約が必要だと決まれば、12件の予約をとるために、何をしてどのようにすればいいかが分かってくるはずです。ですので、目標数字は具体的に、過去の数字をもとに導き出してみましょう。的外れで背伸びしすぎな目標を立てても意味がないので、しっかりとした数字を出しましょう。

②ターゲットを明確にすること

次に、誰に対して行うイベントか?誰に来てほしいイベントか?を明確にしましょう。工務店の場合、家を建てる人にイベントに来てほしいですよね。

 

家を建てる人は、結婚をしてすぐの夫婦(およそ27〜32歳)か、子どもが生まれてすぐの夫婦(およそ30〜35歳)がターゲットとして考えられるかと思います。また、中には子どもが巣立った・定年退職をして夫婦2人で過ごす方(50〜65歳)の年齢をターゲットにする会社もいるかもしれません。

 

ターゲットを明確にしないまま集客をしてしまうと、誰に向けたものなのかが分からず、誰にも響かない集客になり、反響も来ない状態になってしまいかねません。世代によって見やすい文字や共感するデザインが異なり、よく使う・見る媒体も違うので、狙うターゲットを決めることは重要です。

③場所やエリアを明確にすること

次に、イベントを行う場所やエリア、集客をする場所を明確にしましょう。イベントを行う場所やエリアは、自社が施工対象としているエリア内でやるのが基本です。

 

また、集客するエリアの範囲は、イベントを行う地域周辺や本社周辺でやるといいでしょう。予算の都合で施工エリア全体に集客をすることができない場合には、どのエリアが一番欲しいか優先順位を決めて、集客する場所を絞るといいでしょう。

④日時や期間を明確にすること

次に日時やイベントを行う期間に関してです。工務店の場合、土日祝にイベントを行うことが多いですが、顧客の中には、平日が休みでイベントに参加しやすいという人も中にはいます。なので、土日祝でイベントをするのか、平日を含めた1週間でイベントをするのか、どの期間でどの曜日で行うのが一番集客しやすいのかを検証して、日時や期間を決めましょう。

⑤予算を明確にすること

次に予算を明確にしましょう。工務店でよくあるのが、

 

今月反響が少なかった→反響を増やそう→イベントをとりあえずやろう→とりあえず10万円広告にしよう

 

という行動をしている場合です。反響が少なかったので、とりあえず反響を増やそうとして、いい加減なイベント企画といい加減なお金の使い方をしているケースがありますが、これでは効率よく反響を取ることができません。

 

集客で必要な予算は、年間何棟受注したいのか、何件反響が欲しいかによって、1年間でいくら使うかを決めるようにしましょう。どんぶり勘定で、とりあえずお金を使うことはしないようにしましょう。

 

予算の組み方に関しては、下記のブログで解説しています。これらの記事と合わせてご覧いただくとより理解が深まります。

工務店・リフォーム会社のホームページ制作予算の立て方

https://www.gotta-ride.com/blog/1146.html

 

【2024年版】ホームページのリニューアル費用相場や内訳を解説!

https://www.gotta-ride.com/blog/4534.html

 

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工務店のイベントアイディア

では、実際に工務店がどんなイベントを企画すればいいのか、具体的なアイディアをご紹介します。中にはもうすでに取り組んでいるイベントもあると思いますが、下記を参考に、企画をしてみてはいかがでしょうか。

イベントアイディア①見学会

工務店で欠かせないイベントとしては、見学会があります。見学会は、その会社がどんな家づくりをしているのかを知ることができるイベントです。契約に至るお客様の中で、見学会に参加せずに受注に至るというケースはほとんどないので、見学会は必須で行いましょう。

 

どんな見学会をすればいいのか下記について詳しく紹介します。

  • モデルハウス/ショールーム
  • 完成現場
  • 構造現場/建築中現場
  • 住んでいるお客様の家

モデルハウス/ショールーム

完成現場がない会社は、モデルハウスやショールームでの見学会を月1回は最低行いましょう。モデルハウスやショールームは、実際に住む用に作られてないことが多く、参考にならないので、見に行かないというお客様もいますが、完成現場見学会が行えないのであれば、モデルハウスやショールームで集客をするしかないので、ここでの見学会は行うようにしましょう。

 

実際の暮らしに合わせた等身大のモデルハウスやショールームを見せたいのであれば、3〜5年で売る想定でモデルハウスやショールームを作っていくといいかもしれませんね。

 

また、モデルハウスやショールームでの見学会を年に複数回行う場合、ただの見学だけでは飽きられてしまうので、相談会やセミナー、ワークショップや体験などのイベントと組み合わせていくと、飽きられずに集客ができると思います。

完成現場

完成現場見学会は、実際にお客様が建てた家をお引渡し前に見学会で使わせていただくものになります。完成現場見学会の期間は、お施主様のご意向やスケジュールなどにもよりますが、限定2日間で行う会社もあれば、1ヶ月間行う会社もあり、様々です。完成現場見学会の方が予約獲得しやすい傾向にあるので、できれば見学会の期間は長く設けたほうが、集客数の獲得は多くなるかと思います。

 

また、見学会を行うことを前提に、見栄えのいい設計や間取りにするとより集客できる見学会になると思います。

構造現場/建築中現場

工事中の現場も見学会会場として活用できます。自社のこだわりの建築素材やこだわりの建て方は、実際の工事中でしか現物を見せることはできないと思います。完成してしまうと、目に見えない部分が多くなり、実際にどう建ててるかが分かりにくいので、工事中の現場を見せることはとても重要です。

 

また、工事中の現場では、きれいに建材や道具や整理整頓されているか、ゴミが散らかっていないかどうかで、お客様は、自社が良い会社なのか、比較検討に入る会社かどうか判断されるので、工事中の現場を見せる際には、当たり前のことですが、整理整頓されたキレイで美しい現場を見せるように心がけましょう。

住んでいるお客様の家

また、お引渡しをして実際に住み始めているOB様の家の見学会も行うとよりいいでしょう。OB様の家の見学会を行う際は、実際そこに住むお施主様もいるとより良いです。なぜなら、これから家を建てようと検討しているお客様は、会社の言うことより、実際にそこで建てたお客様の声を信用するからです。

 

また、お客様は会社の鏡でもあり、お客様の暮らしぶりが、会社の家づくりと繋がり、どんな家を建てている会社かどうかがはっきりと分かります。お客様とお施主様との相性が合えば、きっとこの会社との相性も合うだろう、お施主様の趣味と合えば、きっとこの会社に自分の要望を組んで叶えてくれるだろうとお客様は想像されるので、OB様宅見学会はやってもいいかと思います。

 

さらに、自然素材系の家づくりをしている工務店であれば、10年後の無垢材がどんな色になっているか、塗り壁や焼杉はどんな変化をしているのかを見ることができます。自然素材を採用尾したいけど、どんな風に変化していっているのか、見え方はどんな風になるのか気になっている方は多くいると思うので、それらの方に向けてOB様邸見学会を行うのもいいかと思います。

イベントアイディア②相談会・セミナー

続いて、相談会やセミナーです。見学会の次に重要なイベントです。見学会ほど集客力はないイベントですが、自社のことに興味を持っている・もうあと一押しで自社に決まりそうなお客様にとっては、優良なイベントなので、コツコツ続けていくといいでしょう。

 

具体的にどんな相談会やセミナーをすればいいのか解説します。

  • お金/資金計画/住宅ローン
  • 土地
  • 会社選び
  • ライフプラン/ライフシミュレーション
  • 相続/終活
  • 太陽光
  • 薪ストーブ
  • 補助金

お金/資金計画/住宅ローン

お金系の相談会やセミナーは、これから家づくりを始めるお客様に対して行うといいでしょう。

 

「どのくらいお金が必要なのか」

「家づくりでどのくらいお金がかかるのか」

「どんな費用がいくらかかるのか」

「住宅ローンってなんなのか」

など家づくりをし始めている方はこのような疑問を持っています。これらの疑問を解決するために、相談会やセミナーを行うことで、お客様を教育することができ、商談や受注に引っ張っていきやすい状況になります。

土地

土地についての相談会やセミナーも大切です。土地がないお客様や親の土地を相続しようとしているお客様に対して行うといいでしょう。

 

「土地探しはどうやればいいのか」

「家を建てるのにどのくらいの広さの土地が必要なのか」

「良い土地ってどんな土地か」

「土地を買う時にかかる費用はいくらか」

など土地探しをはじめる方はこのような疑問を持っています。これらの疑問を解決してあげることで、その後の会社選びもスムーズに進むと思うので、ぜひ実践してみましょう。

会社選び

会社選びで悩むお客様も一定数います。その方に向けて、工務店やハウスメーカーなどどの会社に頼めばいいのかについての相談会やセミナーを実施するといいでしょう。

 

ポータルサイトの会社や保険会社がよくやる内容ですが、工務店が会社選びの相談会やセミナーをやっても良いかと思うので、ぜひやってみてください。

ライフプラン/ライフシミュレーション

ライフプランやシミュレーションを行う相談会やセミナーもおすすめです。お客様は家を建てるプロではないので、お客様自身が自分のライフプランや計画を立てるのは、難しいと思います。

 

ライフプランやライフシミュレーションを行う会社は、バックヤードに保険会社が関わっていることが多いので、保険を勧められるためのものだから、ライフプランやシミュレーションは必要ないと思うかもしれないですが、お客様にとっては、不安要素をなくすために重要な要素でもあります。イフプランやシミュレーションをしてあげることで、より選んでもらいやすくなると思うので、ぜひやってみてください。

相続/終活

相続や終活に関する相談会やセミナーもおすすめです。若い世代ではなく、高齢世代の方をターゲットとする会社にとっては良いかと思います。

 

「自分が認知になる前にこの土地はどうしておけばいいのか」

「土地を相続したいがどうすればいいか分からない」

という悩みを持っている方は意外と多いです。また、これからどんどん高齢者も増えていき、相続や終活の需要も増えてくると思うので、これらのセミナーや相談会ができるようにしておくといいでしょう。

太陽光

毎年光熱費が上がっているため、電気代は太陽光を入れたいと思う方や、災害時でも電気に困らないようにしておきたいと思う方も多いです。太陽光についての相談会やセミナーを行うといいでしょう。

薪ストーブ

密集した家が多くある地域ではあまりないですが、薪ストーブを入れたいと思う方も最近多く出てきています。

 

「薪ストーブを入れたいけど、火事が心配」

「薪ストーブのお手入れはどうしたらいいのか」

「エアコンと薪ストーブどっちがいいのか」

「薪ストーブで年間いくらかかるのか」

など気になっている方は多いです。これらを解決するために、モデルハウスやショールームに常設してある薪ストーブを実際に稼働させて説明したり、実際に薪ストーブを取り入れたOB様の家で説明会を開いたりするといいでしょう。

補助金

補助金に関する相談も多いかと思うので、家づくりで使える補助金について説明するセミナーや相談会を行うといいでしょう。

 

資材の高騰により、家を建てたいけど、費用が高くて買えないという方にとって、補助金はとても有益な情報です。各地域によって家づくりに関する補助金や助成金は異なり、それ自体知らないお客様も多くいるかと思います。

 

補助金を使った家づくりは、工務店側は申請作業などで手間が増えるため、やりたくないかと思いますが、お客様にとっては、嬉しいことなので、できる会社は積極的に補助金を教えてあげましょう。

イベントアイディア③マルシェ/朝市

次にマルシェや朝市のイベントです。家づくりに直接関係のないイベントですが、このイベントに来る人は、これから家づくりをしようと考えている客層が多いので、やり続けることで効果がじわじわと出てきます。

 

また、マルシェや朝市に出展してもらう会社との繋がりが広がることで、店舗設計の依頼がきたり、紹介がきたりするかもしれないので、おすすめです。

 

マルシェや朝市は、出展者を募集したり、会場を作ったり、色々とやることが多いので、大変ですが、会社の認知拡大にもつながるので、ぜひ実践してみてください。

イベントアイディア④フェア/フェス/展示会

家づくりフェア、フェス、展示会は、自社主催で行う場合もあれば、保険会社や銀行が主催で行うケースもあります。大規模なフェアやフェス、展示会では、来場者が多く、リスト獲得もしやすいですが、競合も参加していたり、物貰いの人も多いので、その後の商談に繋がりにくいイベントです。

 

フェアやフェス、展示会で獲得したリードに対して、しっかりと追客ができる体制が整っている工務店であればいいですが、その後追客できないのであれば、多額の出展料がムダになるので、やめておいた方がいいかもしれません。

 

ただ、認知拡大の目的としては、いい機会だと思うので、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。

イベントアイディア⑤ワークショップ/体験

ワークショップや体験のイベントは、家づくりとは関係のないイベントになります。ですが、ワークショップや体験のイベントを通して、自社のことを認知していただけたり、ワークショップや体験に通っている人が、誰かを紹介してくれたり、いつか受注につながる可能性もあります。すぐには成果につながりにくいイベントですが、いずれ実を結ぶので、長く続けることが重要です。

よくあるワークショップや体験

  • ドライフラワースワッグ作り
  • 味噌づくり体験
  • 習字
  • 陶芸体験
  • ヨガ
  • パン作り教室
  • パウンドケーキ作り体験
  • 占い

イベントアイディア⑥宿泊体験

モデルハウスやショールームでの宿泊体験も企画するといいでしょう。見学しただけでは、暮らしやすさや使い勝手の良さ、心地よさが分からないこともあります。宿泊体験をして、そこで実際に設備を使ったり、寝たりすることで、より家の良さが分かります。

 

契約間近のお客様や、他社と迷っているお客様に対して宿泊体験を進めると、より契約になりやすいというケースもあったので、ぜひ実践してみてください。

 

ただ、宿泊体験では、ホテルのように、布団やアメニティ、食器など生活するのに必要なものを揃える必要があります。また、掃除も必要です。ホテルや一棟貸しのような感覚で泊まる方もいるので、ある程度のおもてなし力も必要です。中途半端なおもてなしをしてしまうと、逆効果になり、こんな会社に頼まないなんてことにもなってしまうので、注意しましょう。

イベントアイディア⑦バスツアー

移住を考えている人に、地域の案内をしてあげるツアーや、OB様宅・建築中現場・完成現場を回るツアーなどを行うイベントもいいでしょう。1日に複数件の現場を見せることで、どんな家づくりをする会社なのかがよく伝わり、毎週時間を取れない忙しいお客様にとっては都合のいいイベントになります。

 

社有車でのツアーをする場合、車の中が汚い・臭いと、お客様から嫌われ、比較検討に乗らなくなるので、注意が必要です。

 

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工務店の集客方法

では、次にどのようにイベントに人を集めるのか、集客方法について解説していきます。工務店の集客には、特別な方法はなく、およそ下記の方法しかありません。ターゲットが明確で、イベントの目的も明確で、目標を達成するための適正な集客方法を選ぶことができれば、成果が出るということになります。

 

これから多くの集客方法を紹介しますが、全部やればいいということでもなく、1つだけやればいいということでもありません。イベントに合わせて最適な集客方法はなんなのか、ご自身でよく考えて実践してみてください。

ウェブ広告

集客方法の中で、近年多いのがウェブ広告での集客です。スマホで情報収集を行うお客様が多くなった影響で、ウェブ広告を見て申込をするお客様が増えています。

Google広告/Yahoo!広告

GoogleやYahoo!などの検索エンジンに広告を出す工務店も一定数います。あるキーワードを検索したら上位表示される広告はリスティング広告と呼ばれ、様々なページに画像として表示される広告はディスプレイ広告と呼ばれます。

 

見学会や相談会での集客ではあまり適さないですが、認知拡大やホームページへの流入強化のためだったらいい方法かと思います。

Instagram広告/YouTube広告

インスタやYouTubeに広告を出す会社も増えてきました。家づくりを検討している20代後半〜30代前半は、インスタやYouTubeをよく使う世代なので、この媒体に広告を打つのはとても効果的です。インスタ広告では、見学会やセミナーなど集客をするのに適しています。

 

YouTubeでは、動画が必要なので、動画が作れない会社は無理してやる必要はないと思います。

アナログ・紙媒体

アナログや紙媒体は、昔に比べて反応が鈍くなりましたが、全くやらなくてもいいというわけでもないと思います。都心から少し離れた地域、田んぼや畑が多い田舎では、紙媒体の方がウェブ媒体より反応がいいという場合もあります。

 

自社の狙う商圏で、ウェブかアナログかどちらが強いかは試していないと分からないので、両方とも試してやってみて実際の結果や数値に基づいて判断してみてください。

折込

折込は、新聞を取らないと受け取ることができません。家づくりを検討している20〜30代の新聞購読率は1割程度だとも言われているため、新築の集客ではあまりいい方法ではないと思います。

 

しかし、リフォームやリノベーションなどを検討している50〜60代では、まだ新聞を読む人がいるため、リフォーム、リノベーションのイベント集客をしたいのであれば、有効かと思います。

ポスティング

ポスティングは、自社のスタッフ自らポスティングを行う場合と、ポスティング業者に依頼する場合と2パターンあります。

 

自社でポスティングをする場合、自社だけのチラシをポストに投函できるので、他社のチラシと埋もれることはありません。また、運が良ければ、ポスティングをする家の人に会って話すこともできるので、相手の記憶にも残りやすいでしょう。しかし、ポスティングをする行為は、迷惑がられることもあり、批判を言われたり、ポスティングをする時間を割かなければいけないので、社内のリソースに余裕がないと難しいでしょう。

 

ポスティング業者に依頼すれば、費用はかかりますが、ポスティングをする必要がなくなるので、とても楽です。しかし、他の業者のチラシと一緒になることが多いので、チラシを見ずにまとめて捨てられてしまうこともよくあるので、注意が必要です。

フリーペーパー

見学会などイベント集客では、あまり効果はないかもですが、地域雑誌や、ポータルサイトの冊子のフリーペーパーで集客をする方法もあります。

 

フリーペーパーは、他社の情報も一緒に載っていることがあるので、自社の情報が埋もれてしまいます。課金をすれば1ページ大きく載せてくれたりもしますが、そこに費用をかけるのであれば、ウェブ広告に費用を使った方が効果的かと思っています。

 

また、フリーペーパーはどこに置かれるか・どのように置かれているのかによっても異なります。フリーペーパーを置く場所や置き方をこちら側で指定できればいいですが、多くの場合指定できないので、難しいところです。

公共交通機関

新幹線や電車、バスやタクシーなどの交通機関に広告を出すという方法もあります。費用はだいぶかかりますが、多くの人が必ず目にすると思うので、認知拡大の方法としてはいいと思います。交通機関で見る広告は一瞬で、記憶に残りにくいので、イベント集客の手法としてはあまり効果は期待できないかもしれません。

野立て看板

野立て看板も集客の1つです。よく見られる場所に看板を建てれば効果はあるかもですが、誰も見てない、誰も通らない場所に看板を建てるのはムダなのでやめましょう。

 

最近は電子看板も出てきており、普通の看板よりも多くの情報を発信できるので、やってみるといいかもしれません。

郵送DM

見込み客やOB様に対して集客を行う手段として郵送DMはいい方法だと思います。郵送DMではただハガキを送るだけではなく、一言手書きでメッセージを添えてあげると、より効果が出やすいです。ひと手間あるかないかで、だいぶ会社の印象が変わるので、ぜひ挑戦してみましょう。

 

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工務店の集客のポイント

次に、集客をするうえで重要なポイントをご紹介します。集客ができない・集客に失敗している会社の多くは、これから紹介するポイントが抑えられてない場合が多いので、ぜひご覧ください。

必ず集計をすること

集客で一番重要なのは、集計をして数値を残しておくことです。イベントに来た人が何人というだけの集計ではなく、

  • イベントを行った日時
  • イベント集客を行った日時
  • イベント集客で使った費用
  • イベントに申込した件数
  • イベントに来場・参加した件数
  • どの媒体経由での申込があったのか
  • どの媒体経由での来場・参加があったのか

などを詳しく集計しておきましょう。そうすることで、どんなことをしてどのくらいの結果になるのかある程度の数値感が把握できるようになります。

イベントごとに何がよくて何が悪かったか振り返ること

そして、集計をしたら、何がよくて何が悪かったのかの振り返りを必ずしましょう。イベントをやって、来場者が少なかった、多かったで終わりにすると、いつまでも最適な集客をすることはできません。

 

イベントを企画する前に、目的や目標を明確にしていると思うので、イベントが終わったら、決めた目的や目標を達成したかどうか、なぜ達成できたのか、なぜ達成できなかったのかを振り返りましょう。そうすることで、次のイベントに活かすことができ、より良い集客をすることができるようになります。

次のイベントで活かすこと

集計をして、振り返りをしたら、次のイベントでその反省を活かすようにしましょう。よくあるのが、次の新しいイベントを実行したら、前のイベントの結果のことは忘れてしまい、同じことを繰り返してしまうケースがあります。前の反省を活かせず、同じことを繰り返してしまったら、無駄な時間とお金を使うことになるので、しっかりと反省を活かして実践できるように心がけましょう。

 

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工務店の集客の評価の仕方

では最後に行った集客に対してどのように評価をしていけばいいのか解説します。

目標数値から結果を判断する方法

目標数値を決め、実際の結果が目標より上回ったか、下回ったかどうかで判断をする方法です。

  • イベントページのアクセス数
  • イベント申し込み件数
  • 来場者数

これらを記録し、行った施策がどうだったのかを評価しましょう。

来場顧客の質から結果を判断する方法

目標数字に達したかどうかだけではなく、来場者の質に注目して評価をするとさらにいい分析ができます。

  • 成約率:来場した顧客が成約に至った割合
  • 顧客属性:狙うターゲット層が来場しているか
  • 顧客満足度:顧客にアンケートを行い、5段階評価で高評価を得られているかどうか

これらを分析することによって、質を評価することができます。数よりも質を重視したいという工務店は上記の方法で評価をしてみるといいでしょう。

 

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まとめ

いかがでしたか?工務店がイベントで反響を伸ばす方法について解説してみました。

 

集客方法やイベントに関しては、これよりももっとほかにたくさんあるかもしれません。多くの方法の中から、どれが自社に適したやり方なのかを見つけるには、時間もお金もかかります。

 

タダですぐに成果が出るものがあったら、みんな集客に困ってないので、だまされないでくださいね。色々試行錯誤し続けるしかないですが、諦めないでやれば必ず最適な方法は見つかるので、がんばりましょう。

 

ゴッタライドでは、建築会社に特化したウェブ集客を支援しています。ホームページ制作や改善を主に行っていますが、過去1,000社以上の実績から、集客に関するアドバイスをしたり、サポートすることも可能なので、集客でつまづいたら、お気軽にお問い合わせください。

 

この記事を書いた人
株式会社ゴッタライド

株式会社ゴッタライドは、建築会社さまのマーケティング活動において不足している部分を補い、HP制作、HP運用、SEO支援、ウェブ広告運用など、成果に向けたご支援を行います。

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