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地域密着型工務店、リフォーム会社のネット広告(PPC広告)活用

公開日:2019/12/10 / 最終更新日:2019/12/10

数あるネット広告の中でもPPC広告の活用を考えている地域密着型の工務店、リフォーム会社を経営されている方に向けて記事を書いてみました。

 

PPC広告は、その気になれば専属の担当者を付けて自社で運用をまなかう事もできますが、初期設定の段階で専門的な知識と綿密な広告戦略が必要になります。

 

当記事では最低限抑えておくべき専門的な知識と広告戦略についての大まかな概要について解説しています。これからPPC広告の運用を検討する上で、自社で行うのかプロに任せるのか一つの判断基準になれば幸いです。

そもそもPPC広告って何?

PPC広告のPPCとはPay Per Clickの略で、1クリックごとに支払う費用が発生する広告のことです。 代表的な所ではGoogleやYahooの検索結果の一番最初に広告アイコンを伴って表示されます。

 

広告の仕組み

PPC広告は検索時のキーワードに対して設定した広告を表示します。 例えば「岐阜市 注文住宅」と検索した時に広告を表示させたいなら、「岐阜市 注文住宅」をキーワードに設定して入札単価を決定します。

入札単価というのは、検索結果に表示されてクリックされた場合に支払っても良い金額のことです。入札単価は広告の表示順位にも関係します。「岐阜市 注文住宅」で広告を出稿したい競合会社がいた時、入札単価が高い方が優先的に上位に表示されます。

入札単価が競合会社と同じ場合や、低い場合でもホームページの品質次第では上位に表示される事もあります。

広告の種類

PPC広告の代表的な種類に「リスティング広告」と「ディスプレイ広告」の2つがあります。

リスティング広告は、検索結果に連動して表示される広告で、検索したことがらへの関心が高いユーザーへアプローチします。

ディスプレイ広告は、ユーザーが閲覧したコンテンツに応じた内容の広告を表示する手法により、 見込みの高いユーザーへアプローチします。

このような広告を追従型広告と言い、Google広告ではリマーケティング、 Yahoo!プロモーション広告ではリターゲティングと呼ばれています。

 

リスティング広告

GoogleやYahooの検索結果の上部や下部に表示できる広告がリスティング広告です。

狙いたいキーワードで手軽にターゲットユーザーに配信できるのがメリットです。

 

ディスプレイ広告

文字だけのリスティング広告と違い、画像で視覚的に表示できる広告がディスプレイ広告です。

GoogleやYahooの検索結果に表示されるのではなく、ポータルサイトやアプリ、ブログなど表示される場所は様々です。

バナーのようにサービスを認知させやすく、潜在ユーザーにも届きやすいのがメリットです。

 

リスティング広告とディスプレイ広告、どちらを出稿すべきなの?

広告の種類で述べたように、それぞれ利用者のニーズに対するアプローチが異なるので、両方を出稿して様子をうかがうのもありですが、 効果が見えやすいリスティング広告から出稿してみるのがおすすめです。

広告の種類まとめ

リスティング広告とディスプレイ広告の違いを以下の表にまとめてみました。

 

リスティング広告 ディスプレイ広告
広告の形式 検索連動型 コンテンツ連動型
出向できる内容
  • テキスト広告
  • テキスト広告
  • 画像(バナー)広告
  • 動画広告
費 用 クリック数に応じた課金 表示回数に応じた課金
表示位置 検索結果上に表示される サイト上に表示される
準 備
  • キーワード
  • 広告文
  • ランディングページ(LP)
  • キーワード
  • 広告文
  • 画像又は動画
  • ランディングページ(LP)
主な特徴
  • ユーザーの購買意欲は高め
  • コンバージョン率はディスプレイ広告より高い
  • 商品の認知には向かない
  • 広告文を用意するだけで手軽に出稿できる
  • ユーザーの購買意欲は低め
  • 商品やサービスを認知させやすい
  • 潜在的ユーザーに届きやすい
  • ユーザーを追っかけて広告を表示する
  • 画像や動画の準備がやや手間

 

広告の費用計算方法

リスティング広告の費用は、「クリック数×入札単価」で決まります。これはCPC(Click Per Cost)課金方式です。

 

100(クリック)×200(入札単価/円)=20,000円

 

ディスプレイ広告の費用は、「インプレッション数」で決まります。表示回数1000回あたりに対して入札するCPM(Cost Per Mille)課金方式が現在の主流です。つまりディスプレイ広告の費用は予算次第という事になります。ディスプレイ広告は 次の計算式で費用対効果を求める事ができます。

 

100,000円(費用) ÷ 500,000回(インプレッション数) × 1,000回 = 200円

 

上の式では表示1000回あたりの費用は200円であり、インプレッション数が多いほど費用対効果が高くなります。

 

SEOとどう違うの?

SEOもPPC広告も検索結果上に表示するための施策ですが、SEOではビックキーワード(例:注文住宅、リフォーム)での上位表示はとても難しいです。

 

PPC広告ではエリアを絞った出稿ができるので、どうしてもこのキーワードで集めたい!という時に便利です。 またPPC広告からのアクセスは、SEOとは費用の発生による違いはあれど、検索結果表示上の土台は同じです。

 

従って最初に費用をかけてホームページへのアクセスを誘導して認知を高めるのにも効果的です。このようにSEOを補うような使い方もできるでしょう。

 

PPC広告の媒体は何を選んだら良いの?

PPC広告を出稿する媒体はGoogleとYahoo!の2つと考えて良いでしょう。

 

どちらもリスティング広告、ディスプレイ広告が用意されているので、配信形式によって選び分ける必要はありません。もちろん、Google広告はGoogle内での検索結果、Yahoo!プロモーション広告はYahoo!内での検索結果に広告が表示されますので、 広告を配信する上ではGoogleとYahooの利用者層を意識する必要があります。

 

またどちらの媒体も提携しているポータルサイトや検索サイトにも広告が表示されますが、Googleの場合はYoutubeにも広告が出せるので、 宣伝したい商品やサービスの内容によっては大きな効果が得られるかもしれません。

 

ではGoogle又はYahoo!どちらに出稿すべきか。まず利用者数はどちらも申し分なく多いのでこの点にはそこまで意識する必要はありません。 しかしながら前述の通り利用者層が異なるので、可能な限り両方の媒体から配信するのが良いでしょう。

 

しばらくして各媒体が用意しているツールから数値という形で成果が見れますので、もし広告の成果に差があるようでしたら、 成果が得られていない媒体は切り捨てて、予算を集中させるのも一つです。

 

PPC広告は下調べが重要?

PPC広告で成果をあげるには、下調べが重要です。下調べと言っても現地調査などではなく、ネットや広告ツールを使って情報を収集する事です。

 

広告宣伝をしたいキーワードに需要はあるか、またどれくらい検索されているのかなど地域毎に確認する事ができます。

キーワードの選定

出稿するキーワードを決定します。キーワードを決める上で、目的や目標をしっかり持つ事が大切です。

目的や目標なくただ自社の商品やサービスに関するキーワードを並べて出稿した場合、契約につながらない質の低い問い合わせを増やす事になるかもしれません。

例えばリフォーム一つとってみても、水まわりなど小規模なものから、リノベーションのような大規模なものまであるでしょう。

本当に取りたい案件はリノベーションのような大規模なものであれば、出稿するキーワードは「リフォーム リノベーション」や「リフォーム 増築」のように、 目的意識を持って狙いを定める必要があります。

検索ボリューム

検索ボリュームはとても重要で、あるキーワードが月に何回検索されたかを指す数値です。

検索ボリュームは、需要が多い少ないを計る一つの目安になります。 もし出稿したいキーワードの検索ボリュームが少なければ、需要自体が少ないと推測する事ができます。

検索ボリュームはGoogleが提供しているキーワードプランナーと言うツールを使って調べる事ができます。

キーワードプランナーはこちらご利用に際してはGoogle広告のアカウント登録が必要です。

 

 

上の画像では「注文住宅」というビッグキーワードで検索ボリュームを調査した例です。 月間の検索ボリュームは数万と多くなっています。

ビッグキーワードは検索数が多い=競合も多いという事になり、予算が多分にある会社には有利ですが、クリック単価は高額になりがちなので、 一日に数千円程度の予算では、すぐに広告の表示されなくなってしまいます。

 

 

「注文住宅」に「○○市」という地域を追加するだけで、検索ボリュームはぐんと少なくなり競合も減少します。検索ボリュームがそこそこあって、 競合性が少ないビッグキーワードと地域キーワードの組み合わせが理想でしょう。

PPC広告で重要な事は費用対効果をあげる事です。 自社の強みをキーワードに置き換えて、ビッグキーワードと組み合わせた時の検索ボリュームや競合性を調査して出稿するのが良いでしょう。

ターゲットの決定

GoogleやYahoo!のPPC広告にはターゲットを絞り込める様々な機能が備わっています。中でも配信地域は必ず決めましょう

商品やサービスに問い合わせがあっても商圏外では意味がありません。その他には利用者の世代や曜日、利用時間帯、PCかスマホかなど多様に絞り込む事ができます。

見込み客に効率よく広告を表示するためにも、ターゲットとなるペルソナを決めて出稿しましょう。

 

配信エリアを絞った出稿ができる?

PPC広告は前述の通り、配信エリアを絞った出稿ができます。ターゲット地域にいるユーザーだけではなく、 その地域に関心をもっているユーザーにも配信できます。

特定の地域に限定したキャンペーンやイベント情報など、開催日に合わせて手軽に出稿できるのもPPC広告の魅力と言えるでしょう。

 

 

 

予算ってどうやって決めたら良いの?

ネット広告を始めるために予算を増やすのはハードルが高いのではないでしょうか。

もし今チラシに30万円使っているなら、その内10万円をネット広告に使ってみましょう。

チラシとネット広告を併用して、効果を確かめながら予算を決めましょう。

 

PPC広告を始めたらチラシは必要ない?

結論から言うと両方必要です。 チラシはお店の認知や見込み客の育成には良いかもしれませんが、需要を感じている人だけに広告を出すのは難しい媒体と言えます。

 

その点PPC広告はターゲットの設定で需要を感じている人や見込み客に絞って配信する事ができます。 しかしながら広告の強みは確実に人の手に行き渡る所であり、PPC広告は検索でヒットしてクリックされるのは半ば運任せな所もあります。

 

更にはホームページより、チラシを好む世代や地域性もあるでしょう。 このように、どちらも一長一短があるので、比べるより相互に作用させると効果的です。

 

ホームページには最新のチラシを掲載していつでも読めるようにしておき、チラシにはホームページのリンクが入ったQRコードを掲載して、 チラシにはないコンテンツを提供すると良いでしょう。

 

広告運用は外注した方が良いの?

PPC広告の運用をプロに任せた場合、20%の手数料を取るのが一般的です。

 

例えば30万円の予算の内、6万円が業者に支払う手数料、残りの24万円が広告に使う費用ということになります。 また手数料の下限金額が決まっている代理店もあるので、予算が少ないとそもそも受けてくれない場合もあります。

 

業者に依頼した場合は、設定内容を教えてくれない場合もあります。月一でレポートを提出する業者が一般的です。 冒頭に述べたようにネット広告の設定は専門的な知識が必要です。プロの力なしで自力で走り出すのは 大変ですし、誤った設定により最悪は広告費が無駄になる危険性もあるでしょう。

 

走り出しで躓かないためにも、初期設定のみプロに任せる選択肢もあります。

 

まとめ

今回は地域密着型の工務店、リフォーム会社向けにざっくりとしたPPC広告を活用する上で抑えるべき要点をまとめてみました。

 

PPC広告は設定して終わりではなく、PDCAを回してより効果が高い広告文やキーワードを継続的に模索していく事が大切です。

 

以上の事を踏まえて、自社で運用するか、プロに任せるべきかをしっかり検討しましょう。

 

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