ホームページ運用
【WEB用語集 ~建築会社のウェブマーケティング~】SEO対策
公開日:2020/02/28
最終更新日:2024/10/15
ホームページの集客に取り組んでいると、出てくる言葉の意味が分からない。
その意味がわかっても、それをどう活用していけばよいか分からない。
そんな分かりにくい用語の疑問について、よく使われる用語の解説をしていきます。
今回は「SEO対策」についてです。
ウェブ集客において重要な用語の為、覚えて頂ければ今後の運営でのお役に立つはずです。
また、住宅業界の人に向けて、どんな使われ方をするのかなどの情報もお伝えしていきたいと思います。
SEO対策とは
SEOとは「エスイーオー」と呼び、“Search Engine Optimization” の略で、「検索エンジン最適化」の事を意味する言葉です。
検索結果でホームページがより多く露出されるために行う、一連の取り組みの事を「SEO対策」と呼びます。
SEOに取り組むことで、ホームページへの検索流入やコンバージョンの増大につながるので、それだけ見込み客が増えるため、売上の向上が期待でき、結果的に企業成長まで見込めるようになります。
良い結果を生み出す為には、Googleの検索エンジンについて理解を深め、質の高いコンテンツを提供しながら、SEO対策に取り組むことが大切です。
また、SEO対策の変化は著しく、どのようなSEOが重要視されているかを定期的に、確認することも重要です。
SEO対策とネット検索の関係性
ホームページの閲覧は、ネット検索から始まります。
直接URLを入力して検索をする人など、よっぽどそのホームページに興味のある人しか行いません。
家を建てたい、リフォームしたいという人は、検索エンジンを使って目的のホームページを探します。
そもそも検索エンジンとは、Google(グーグル)やYahoo(ヤフー)に代表されるインターネット上の様々な情報を探すサービスの事をいいます。
この検索エンジンにヒットしないとホームページへのアクセスは増えていきません。
検索エンジンにヒットし、なおかつ上位に表示されるように対策することが「SEO対策」なのです。
上位に表示されることにより、自社を知らなかった人がホームページを見て、候補の1つとして検討する機会を作ることができます。
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SEOとリスティング広告の違い
上位表示をさせるための行動として、SEOとリスティング広告という2つの方法があり、ともに同様の役割となりますが、それぞれ費用対効果や成果が得られるまでの期間が異なってきます。
リスティング広告とは、専用の広告サービスにお金を支払い、GoogleやYahooなどの検索結果の有料広告枠に表示できる広告のことで、「検索連動型広告」「PPC広告(クリック型広告)」とも呼ばれます。
SEOとリスティング広告は、根本的な定義、Web集客の効果や対応についても異なっています。
大きな違いとして、インターネットで検索した際の検索結果を見て、自然検索枠に表示される部分がSEO、リスティング広告は有料検索枠に広告ラベルが付加されて表示され、リスティング広告は有料の為、基本的に検索結果にホームページを表示させるのに費用がかかる一方、SEOは費用が掛かりません。
またSEOは上位表示させるまでの成果が出るまで時間を要しますが、リスティング広告は短期間での成果が見込めます。
SEOとリスティング広告の特徴を下記の表にまとめてみました。
SEOとリスティング広告の特徴
●スピード
SEOは、まずコンテンツ(ページ)を作って、そのコンテンツがGoogleやYahooに認識されなければ上位表示がされないため、検索流入を得るまでの期間が不確定となります。
一方、リスティング広告は、専用の広告サービスに入金処理を済ませて、作成した広告のクリック単価を引き上げて入札額を設定すれば出稿できます。入札額は高額なものから順に有料検索枠の上位に表示されます。
SEOで検索流入を得るには、GoogleやYahooなどの検索エンジンの評価を伴うため時間を有する可能性が高くなりますが、リスティング広告は自分のタイミングで検索流入を得ることができるので、その分時間がかからず、すぐにWebでの集客が開始できます。
●費用
SEOは基本的に自然検索枠に表示されるサイトは、検索結果上でクリックされても費用が掛からず、無料でWeb集客を促すことができます。
一方リスティング広告は、有力広告枠に表示され、検索結果上でクリックされるたびに費用を費やしながら、Web集客を促す形になります。
検索結果上でユーザーにホームページがクリックされたときに、クリック費用が発生するかどうかがSEOとリスティング広告の違いになります。
●クリック率
自然検索のクリック率は基本的に高く、1ページ目(1~10番目合わせて)に表示されると約60%以上のクリック率が確保できるといわれており、1ページ目の1番目に表示されると、ほとんどの人がクリックをすることになります。
その為、ホームページを上位表示させることができれば、より費用対効果の高いWeb集客に繋がっていきます。
一方、リスティング広告は、検索結果上で「広告」のラベルが表示される為、広告として認識され、ユーザーから敬遠される可能性もあります。
キーワードにもよりますが、リスティング広告で有料検索枠の1位表示と、自然検索枠での1位表示ですと、自然検索の方がクリック率は高くなります。
検索結果上で、ホームページが表示されたときにユーザーのクリック率という点において、SEOとリスティング広告では大きな違いがあるといえます。
●永続性
SEOはWebページがGoogleやYahooなどの検索エンジンに評価され、そのページの対策キーワードで上位表示させることができれば、そこから一定の検索流入を永続的に確保することができ、Web集客が安定しやすくなります。
一方リスティング広告は、予算が支払われなかったり、利用サービスの不具合などが起こった場合、広告が停止して、そこからの検索流入が途絶えてしまい、Web集客に支障をきたす可能性もあります。
予算面の状況に左右されず、安定したWeb集客ができるかどうかが、SEOとリスティング広告の違いとなります。
●コントロール
SEOは、1つのキーワードに特化してページを作成してそのキーワードで上位表示すれば、最終的に自分が求めるターゲットをホームページに集客することができます。
ただし、ユーザーを集客するまでは、コンテンツを書き換えたり、新規ページなどを作成する必要があり、GoogleやYahooの評価もかかわる為、求めるターゲットを集客できるまでは時間を要します。
その為、すぐに集客したいときに調整ができず、コントロールはとりにくいです。
一方リスティング広告は、専用の広告サービスからの操作となり、求めるターゲット、地域、時間、期間などを設定して入金をすることで、検索結果に表示された広告経由できたユーザーを、簡単に自分のホームページに流入させることができます。
また、専用の広告サービスの管理画面から、広告、属性、クリック単価などを調整して、すぐに求めるユーザーを調整を行いながら集客ができ、SEOに比べてコントロールがとりやすいといえます。
簡単に早く求めるターゲットを集客できるかどうかがSEOとリスティング広告の違いとなります。
それぞれの特徴がありますが、簡単に即座にユーザーを集客できるか、費用がかかるかどうかという点が、SEOとリスティング広告の大きな違いになります。
SEOとリスティング広告の特徴から、あくまでも、SEO対策を進めながら、リスティング広告で一時的に集客を補うようにするのが賢い方法といえます。
SEO対策によるWeb集客が軌道に乗れば、リスティング広告への投資を減らすなどして広告予算(広告費)の残高を調整すれば、さらに費用対効果を上げることができます。
最終的に、SEO対策だけで基本的なWeb集客が行えることを目指しながら、リスティング広告を使い分けてWebマーケティングを進めていくきながら維持、向上をさせるのが理想です。
その為、SEOを軸に、Webマーケティングを進めることが、ホームページの安定的な集客を確保するために重要となります。
詳しくは地域密着型工務店、リフォーム会社のネット広告(PPC広告)活用をご覧ください!
リスティング広告(PPC広告)について詳しく記述しています!
アクセスアップの為のSEO対策
アクセスアップの主な方法として、検索エンジンへのSEO対策があります。
特定のキーワードで検索した際、検索結果で上位に表示されていれば、検索エンジンからのアクセス数が多くなります。
検索結果の1番上に表示されていたとしたら、1番多くのアクセスが発生し、1ページ目に表示されていたとしたら、ある程度のアクセス数が見込めます。
しかし、2,3ページ以降になってくると、アクセス数は減っていくため、1ページ目の上位の位置に表示させることとで、アクセスアップが期待できます。
ただ上位表示をさせれば良いというわけではなく、ユーザーが求めていない(誰も検索しない)キーワードで上位に表示されたとしてもアクセス数はアップしません。
検索結果で1ページ目の1位表示されると、月間検索回数の50%以上のアクセス注入が見込めるといわれていますが、月に5回ぐらいしか検索されないキーワードで同様に上位表示されたとしても、最高で5人のアクセスしかやってきません。
その為、検索数の多い人気のキーワードで上位に表示されることが、アクセスアップの近道と言えます。
ただし、人気のキーワードはライバルも多いという事です。ライバルも様々な対策を行うため、上位表示させるための施策にも手を掛ける時間も気力も必要になります。
ユーザーの求めている人気のキーワードでありながら、競合性を意識した「キーワードの選定」がアクセスアップの為のSEO対策を進めていくために重要です。
また、リスティング広告などとは違い無料であり、自分でできることも多いです。
お金を掛けない代わりに、SEO対策に手間をかけて、ホームページ育てていくことも大切です。
検索で上位表示させるには
SEO対策とは、インターネットの検索結果でホームページを上位表示させたり、より多く露出するための対策の事です。
この上位表示をさせるためのSEO対策は、基本的にGoogleの検索エンジンに対して行われます。
その理由としては、Googleが一番利用されている検索エンジンであり、その分上位表示させることができれば、検索流入によるアクセスも見込めます。
Googleで上位表示させるためには、Google独自の検索アルゴリズムに沿ってSEO対策を進める必要があります。
Google独自の検索アルゴリズムは200を超える要素から構成されており、その中でも重要な要素として、「被リンク」「コンテンツ」に重点を置いて進めることがSEO対策を進めるうえでのポイントとなります。
「被リンク」はコンテンツ(ブログやコラムなど)なしには獲得することができません。
「ユーザーの検索意図」「信頼性」「ユーザビリティ」を考慮しながら、まずは、ユーザーの利便性を反映したコンテンツを作成することからSEO対策を始める必要があります。
下記でSEO対策の主な方法についてご紹介させて頂きたいと思います。
ポイント1:ページに対してキーワードを選定する
作成するページのテーマを1つのキーワードにし、そのキーワードに沿ったコンテンツを作っていくことがSEO対策では必要になります。
例えば、ページのテーマが「SEO対策で検索順位を上げる方法について」で、このページのテーマの軸となるキーワードは「検索順位を上げる」です。
このページは「検索順位を上げる」というキーワードを選定したうえで、キーワードをもとにタイトル名やコンテンツ内容を作成していきます。
このように、ページ毎にテーマの軸となるキーワードを1つ選定し、そのキーワードに特化したコンテンツを提供しながら、SEO対策を進めることが検索順位を上げるために重要となります。
キーワードを選定する際は、後述させて頂きました、「キーワードプランナー」を使用し、対策ページのテーマに近い、需要のあるキーワード(検索ボリュームがあるキーワード)を1つ選び、競合性(上位表示するか)も考えながらキーワード選定を行うことが必要です。
ポイント2:検索意図を反映したコンテンツにする
ユーザーの欲しい情報をコンテンツに含めるのはもちろんですが、情報の量や情報の記載位置など検索意図を考慮しながら、コンテンツに反映していくことがSEO対策を行う上で重要となります。
主な検索意図を反映したコンテンツにする方法を下記に記述させて頂きます。
●求める情報を提供する
ユーザーが求める情報を提供するには、上位表示したいキーワードで、実際に検索した際、上位に表示される競合サイトの「タイトル名」や「コンテンツ内容(目次や見出し)」の傾向を参考にしながら、自社のホームページに反映させていきます。
また、「タイトル名」や「コンテンツ内容」にユーザーが検索時に入力したキーワードや、ユーザーが検索するときに打ち込んだ言葉やフレーズと関連性が高いページを作成するようにします。
その際、ディスクリプション(ページコンテンツを100文字程度の文章で表した「概要」や「要約」のようなもので、HTMLの内に記述した説明書のようなもの)を適切に記述することも大切です。
競合の上位の表示されているサイトの傾向を参考にしたユーザーが検索時に入力したキーワードや、ユーザーが検索するときに打ち込んだ言葉やフレーズと関連性が高いコンテンツを提供することがSEO対策を行う上で重要となります。
※競合の上位表示されているサイトのコンテンツをそのままコピーして、自社のページに反映させた場合、重複コンテンツとなり、検索順位の大幅下落、インデックス削除などのペナルティがある場合があります。
こうしたリスクを避けるためにも、自社オリジナルの経験や、自分の意見や言い回しなどの独自性を反映したオリジナルコンテンツを作成するようにしましょう。
●必要としている情報量にする
ユーザーの求める情報量にするには、ユーザーが検索時に入力したキーワードや、ユーザーが検索するときに打ち込んだ言葉やフレーズと関連性を考慮し、ページのテーマ(キーワード)に沿い深堀し、抜け漏れのないように項目をリストアップし、そのリストを目次化します。
その目次をもとにコンテンツを作成し、関連する単語が含まれたページを含めたページに仕上げていきます。
競合の上位表示サイトのコンテンツを目安にしながら、どの程度の情報量が必要かの目安を立て、ユーザーが検索時に入力したキーワードや、ユーザーが検索するときに打ち込んだ言葉やフレーズと関連性を考慮しながら、知りたい情報を網羅していくことがSEO対策を進めるにあたり、大切です。
●欲しい情報を簡単に入手できるようにする
ユーザーが求める情報を簡単に入手できるようにするため、コンテンツの上部に欲しい情報を記載するようにするようにすることが大切です。
ユーザーはタイトルや、タイトル前後の文言を見て、リンクをクリックし、コンテンツに入ってきます。
コンテンツに入ってきたユーザーは、入ってくる前に見た、タイトルや、タイトル前後の文言に関連した情報を求めていることが推測できます。
このように推測できる情報を、コンテンツの上部に記載して、目的の情報に簡単で迅速に辿りつけるようにSEO対策を行うことが、上位表示を目指すためのポイントです。
また、目次を作り、ページ内リンクで各見出しにとばすようにすることも、ユーザーが簡単に欲しい情報を入手できる方法の一つとなるため、SEO対策として効果的です。
ポイント3:信頼があるコンテンツにする
コンテンツの信頼性を高めることもSEO対策では大切です。
具体的には、コンテンツの「質・評判・専門性」を高めていき、信頼性のホームページを提供することがSEO対策において重要となります。
主な信頼性のあるコンテンツにする方法を下記に記述させて頂きます。
●オリジナルコンテンツを提供
独自性の持ったコンテンツを提供することも大切です。
他のサイトのコンテンツをコピーしただけのコンテンツは、ユーザーの利便性を損ね、信頼性がなくなり、評価が悪くなったり、ペナルティなどが課せられることもあります。
そういったリスクを避けるためにも、自社の経験や体験を、自分の言葉と言い回しで、独自性のあるコンテンツにしていくことが、信頼性のあるコンテンツを提供するうえでのポイントとなります。
●関連するコンテンツを増やす
上位表示させたいキーワードに関連するキーワードを選定してコンテンツを増やしていくことも、質が高く、信頼のあるコンテンツにするうえで大切なことです。
例えば上位表示させたいキーワードが「リフォーム」だとします。
この「リフォーム」というキーワードに関連するキーワードを選定します。
例:「リフォーム 岐阜」「リフォーム ローン」「リフォーム バリアフリー」など…
このように関連するキーワードでコンテンツを増やして、上位表示させたいキーワードの情報を網羅していきます。
大手企業なども当然SEO対策を行っており、施工範囲が全国対応できる大手やポータルサイトに、「注文住宅」や「リフォーム」などのキーワードで中小企業が上位表示を目指すことは難しいです。
その為、競合性を考え、「注文住宅 岐阜」のような地域キーワードなどを組み合わせた言葉での上位表示を狙っていくのが妥当であり、需要のあるキーワードを選定していくことも必要になります。
関連するキーワードは、後述させて頂いている、「キーワードプランナー」などのツールを使うことで簡単に取得することができます。
専門性を高めて、信頼できるコンテンツにしていくことが、上位表示させるためのポイントであり、SEO対策を行う上で重要です。
●長期間ホームページを運用する
ドメイン取得後、長期間ホームページを運用するのも信頼のあるコンテンツとして評価されるためには大切です。
その際、コンテンツの質を重視し、ユーザーの求めるコンテンツを定期的に公開していきます。
そうすると、質の高いページが増えるため、ホームページ自体の質も高くなり、さらに運用実績も付き、結果的に信頼性が高まります。
ただし、ドメイン取得から、長い期間ホームページを運用しているだけではSEO効果は見込めず、質の伴ったコンテンツを継続的に運用していかなければ、SEO効果が最大限引き出していけません。
このように質の高いホームページを長く運用して、競合のホームページよりも信頼性の高いホームページにしながら、上位に表示させるためのSEO対策を進めていくことがポイントです。
●質の高い被リンク(外部サイトから設置されたリンク)を増やしていく
質の高い被リンクを増やすには、SNSで質の高いコンテンツを宣伝することが効果的です。
Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSに、キーワードに沿った内容の投稿をしたときに、投稿内容に関連する良質なコンテンツのリンクを付加して宣伝します。
そうすると、クリックを促し、SNSで投稿したものとコンテンツの関連性を高めてくれます。
共有することにより、参照してくれる機会が拡大するため、自然な被リンクの獲得の促進につながっていきます。
また、SNS以外にもリスティング広告やメルマガなどのサービスを使い、コンテンツを宣伝することも自然な被リンク獲得が促進できるSEO対策の一つです。
ユーザーの利便性を考慮したコンテンツを活用して、良質な被リンクが増えれば、人気や評判が高まり、サイトの信頼度が向上するため、良質な被リンクを増やすようにSEO対策を進めることが、上位表示をするために重要です。
まとめ:中小企業の検索上位表示
検索で上位表示させるための、主なSEO対策について記述させて頂きましたが、その他にも多くの方法があります。
全てを網羅するのが一番良いのですが、限られた予算と人材、時間がある中では、なかなか難しいと思います。
業者や専用の人材などに任せるという手もありますが、潤沢な予算をもつ大手ならまだしも、中小企業など、限られた予算、人材の中で、いかに成果を出すかが大切になってきます。
Googleが重要視する「被リンク」「コンテンツ」に重点を置いて進め、ユーザーの利便性を最優先し、それに伴った「キーワード」を選定し、その際は競合性を意識し「リフォーム」「新築」「注文住宅」といったキーワードではなく、「リフォーム 岐阜」といった地域キーワードなどを入れながら、「ユーザーの検索意図」「信頼性」「ユーザビリティ」を考慮した独自性のあるコンテンツをつくっていくことが重要です。
前述させて頂いた主なSEO対策を行って頂き、自社ならではの創意工夫を織り交ぜながら、ホームページを育てていくことがSEO対策を進めていく、一番の近道となります。
便利なツール
SEO対策を行う際には、検索順位をチェックすることが重要となり、この検索順位をチェックするにはツールを利用するととても便利です。
公開したホームページの検索順位が、対策したキーワードで表示は何位なのか。
この順位を確認して改善を繰り返すことが、上位表示させるために大切な考え方となります。
検索順位を調べるにあたり、チェックに便利なツールの紹介をさせて頂きます。
Googleキーワードプランナー
キーワードプランナーとは、SEO対策を始める際に欠かせないキーワード調査・キーワード選定を行うことができる、便利なGoogle広告(旧:アドワーズ)の運用ツールであり、Google広告で広告を出す際に、キーワード候補やキーワードの検索数(検索ボリューム)、競合の強さ、広告単価などを調べることができるツールです。
有料のものがある中、「Googleキーワードプランナー」は無料で使用することができます。
WebマーケティングにおけるSEO対策で、ターゲットユーザーへアプローチするためのキーワード選びにキーワードプランナーを活用することが重要となります。
「Googleキーワードプランナー」はSEO(検索エンジン最適化)の支援ツールとしても活用できます。
SEO対策の使い方として、「キーワード選定」が主な用途になります。
このキーワードで上位表示が狙えるか、上位になったとしてどの程度自然検索流入(アクセス数の増加)が見込めるか、といった判断をすることができ、効果的なSEO対策を行う上で、「Googleキーワードプランナー」を使ったキーワード選定が大切になります。
検索ボリュームが大きく、競合率の高いキーワードは上位化が難しくなるため、検索ボリュームが小さく、競合性が低めのキーワードを探して、上位化しやすい需要のあるキーワードを狙っていくことも、SEO対策を成功させるために、重要な事になります。
その他にも「Googleキーワードプランナー」は様々な目的によっても使用することができます。
●Google広告(リスティング)の運用ツールとして使用できる
Google広告(リスティング)に出稿したい語句(単語・フレーズ)などを入力すると、Google広告(リスティング)を出稿した際の広告のクリック数、表示回数、費用、クリック率、平均クリック単価(推奨入札単価)などの詳しい見込み数値(予測データ)は簡単にわかります。
また、Google広告(リスティング)の出稿を手軽に進めることもでき、除外キーワードの設定や、過去のデータをもとにGoogle広告(リスティング)を運用することもできます。
●キーワード情報がダウンロードできる
取得したキーワード情報がExcelファイル(csvファイル)として簡単にダウンロードができます。
●フィルタが追加できる
「キーワードのテキスト」「アカウントのキーワードを除外」「月間平均検索ボリューム」「競合性」「広告インプレッション シェア」「ページ上部掲載の入札単価(低額帯)」「ページ上部掲載の入札単価(高額帯)」「オーガニック検索のインプレッション シェア」「オーガニック検索の平均掲載順位」といったフィルタを追加することができ、キーワード候補の絞り込みができます。
●表示項目の変更ができる
キーワード候補の必要なもの、不要なものの表示項目の変更を行うことができます。
表示、非表示が設定できる項目としては、「月間平均検索ボリューム・競合性・広告インプレッション シェア・「ページ上部掲載の入札単価(低額帯)」「ページ上部掲載の入札単価(高額帯)」「アカウントのステータス」「オーガニック検索のインプレッション シェア」「オーガニック検索の平均掲載順位」となります。
●地域、言語、検索ネットワークが変更できる
「地域」「言語」「検索ネットワーク」の設定をそれぞれ変更して、ターゲットや広告配信先などを絞りながら、取得したキーワード候補の確認を行うことができます。
上記のような機能を持つ「Googleキーワードプランナー」を活用し、SEO対策を行い、Webマーケティングに活かしていくことがWeb集客成功の近道です。
Googleトレンド
Googleトレンドとは、特定の期間内にどのようなキーワードが数多く検索されているのかといった、その数の推移をチェックすることができるGoogleが提供する無料の検索ツールです。
Googleでは毎日、膨大な規模の検索が行われており、その検索数の動向を調べることができます。
このことから、「Googleトレンド」は世界最大のリアルタイムデータベースということになります。
「Googleトレンド」を利用することで、過去のトレンドはもちろん、今現在どういったキーワードが検索されているのかといった検索数の推移を調べることができます。
「Googleトレンド」の使用方法はシンプルで、キーワードを検索してトレンドの推移を確認するだけです。
また、季節による需要の変化といった相対値で検索数の推移をチェックすることができるので、前述した「Googleキーワードプランナー」とともに、キーワードの需要について、詳しく調べることが可能です。
「Googleトレンド」は注目のキーワードをあらゆる視点から推移をチェックすることができるため、今後対策するキーワード調査はもちろん、1年を通した需要の変化などを知ることができ、SEO対策ツールとして有効に使用することができます。
例えば、自社のホームページに該当するカテゴリーに絞り、その中で建築業界で話題でトレンド化し始めた項目を見つけ出し、コンテンツを用意することによって、先回りしたWeb集客経路を確保することができます。
実際に検索されたキーワードをもとに、人気のキーワードの動向をチェックすることができる「Googleトレンド」は、人気度や期間でチェックすることで人気の推移を確認することができ、キーワードが重要となるSEO対策に役立つツールとなります。
上記で紹介させて頂いたツール以外にもSEO対策に役立つツールはたくさんありますが、無料かつ同期もでき、様々を便利な機能を持つ「Googleキーワードプランナー」「Googleトレンド」を使用することは、シンプルかつ、効率的にSEO対策が行え、Web集客の手助けとなります。
まとめ
SEO対策についてお分かりいただけましたでしょうか。
SEO対策とはなにか、SEO対策を進めていくにはどうすればよいのかという事を解説させて頂きました。
SEO対策の方法はご紹介させて頂いたもの以外にも沢山あるのですが、ポイントを押さえながらSEO対策を行うことにより、検索エンジンでの上位表示に繋がっていきます。
お金を掛けない代わりに、SEO対策に手間をかけて、ホームページを育てていきましょう!