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なぜ発信しない工務店は選ばれなくなったのか?家づくり百貨の議論から考える集客の本質
公開日:2026/02/02
最終更新日:2026/02/02
こんにちは。工務店、リフォーム会社に特化したホームページ制作・ホームページ集客支援のゴッタライドです。
「いい家はつくっているのに、なぜか選ばれない」
工務店の経営者や広報・Web担当の方と話していると、こんな声をよく聞きます。断熱も耐震もきちんと考えている。現場の品質にも自信がある。それでも、問い合わせが思うように増えない…。その原因は、家の性能や価格ではないかもしれません。
工務店選びについて率直な議論をしていたのが、家づくり百貨のYouTubeチャンネルです。この記事では、紹介する家づくり百貨の動画の議論を手がかりに、今の時代に必要な工務店の集客についてを整理していきます。
※ゴッタライドが家づくり百貨に所属しているわけではありませんが、このブログを書く私、個人的に毎日動画を拝見させていただいておりまして、ぜひこの内容はブログを見てくれている方にも共有したいと思い、今回記事にさせていただきました。
まずはこの動画をみて
今回記事にさせていただく内容は下記の動画に含まれていますので、ぜひご覧になってから記事をお読みください。
【知識】工務店ってどうやって選ぶの?難しい質問をしてみた結果
工務店の集客は「いい家をつくっている」だけでは足りない
今の住宅業界では「いい家をつくっている」こと自体は、もはや差別化になりにくい時代です。(いい家であることはもう当たり前)断熱性能、耐震性能、気密性能など、これらは数年前であれば強い武器でしたが、今では多くの工務店が一定レベルまで取り組んでいます。
お客様から見ると、数字や性能表だけでは違いがわかりにくいのが正直なところです。その結果、家づくりを検討しているお客様は、「どんな家を建てているか」だけでなく、「どんな会社が、どんな考え方で家づくりをしているのか」という点まで見て、工務店を比較するようになっています。
情報発信してないと選ばれない工務店
特にここ数年で変わったのは、お客様の情報収集量と比較の精度です。
ホームページを見る。
InstagramやYouTubeで施工事例や考え方を確認する。
Googleマップの口コミを読む。
場合によっては、他社と比較しながら社長や設計者の発言内容までチェックする。
こうした行動は、特別な人だけのものではありません。今や、ごく普通の家づくり検討者が当たり前にしている行動です。つまり、発信していない工務店は、「家が悪い」のではなく、「判断材料が少ない会社」として見られてしまうリスクを抱えているのです。
どれだけ真面目に家づくりをしていても、
どれだけ現場で品質を積み重ねていても、
それが伝わらなければ、存在しないのと同じになってしまう。
この前提を理解しないまま、「うちは紹介があるから大丈夫」「発信しなくても仕事は来ている」と考えていると、気づかないうちに選択肢から外されている可能性があります。だからこそ今、工務店の集客では「何をつくっているか」以上に「何を考え、どう向き合っている会社なのか」を伝えることが重要になっているのです。
そして、その姿勢を象徴的に体現している存在の一つが、家づくり百貨という集団です。
家づくり百貨とはどんな集団なのか
このブログを読んでいる方の中にも、家づくり百貨に所属している工務店もいらっしゃるかもしれませんね。今回紹介する動画のもととなる「家づくり百貨」という団体(通称:家百いえひゃく)は、一般的にイメージされる工務店紹介サイトや住宅ポータルとは、少し立ち位置が違います。
表向きは、家づくりを検討している人に向けて、・家づくりの考え方・設計事業者や工務店の紹介・記事や動画による情報発信を行っているメディアです。
実際に中身を見ていくと、家づくり百貨が重視しているのは「会社の規模」や「商品力」ではなく、「その会社がどんな姿勢で家づくりに向き合っているか」です。掲載されている工務店・設計事業者は、いわゆる“数を集めるための登録制”ではありません。建築のプロが、別の建築のプロを紹介する。いわば数珠つなぎのような形で集まった集団です。そこでは・人柄がわかっているか・自信を持って紹介できるか・業界内で学び続けているかといった点が重視されています。
同じ地域で競合同士の工務店がいる良さ
また、家づくり百貨の特徴としてよく語られるのが、地元で競合する工務店同士が、同じ場にいるという点です。(一緒に動画に出ていたりもする)
普通に考えれば、「競合がいるなら関わらない方がいい」「情報を取られそうで怖い」と感じる工務店があっても不思議ではありません。それでも家づくり百貨には、あえてそうした壁をつくらず、横につながりながら学び合おうとする工務店が集まっています。
その理由はシンプルで、自社だけで完結する家づくりには限界があると、多くの参加者が理解しているからです。施工や設計、現場の細かな判断。こうした部分は、机上の理論やマニュアルだけでは磨かれません。
実務者同士で話し、見て、議論することで、はじめてレベルが上がっていきます。家づくり百貨は、そうした「表に出にくい学びの姿勢」を、記事やYouTubeを通じてユーザーにも見える形で発信している集団だと言えるでしょう。
そして、この考え方が、これからの工務店集客を考えるうえで、非常に重要なヒントになっています。
地元に競合がいても、つながることは本当にプラスか
同じエリアで商圏が重なる工務店同士となると、「わざわざつながる意味があるのか?」と感じるのは自然な感覚でしょう。こうした不安の多くは、自社の情報や顧客を守りたいという気持ちから生まれています。
・せっかく積み上げてきた考え方
・現場で工夫してきたやり方
・時間とお金をかけて身につけたノウハウ
それを簡単に外に出したくない、という感覚です。ただ、家づくり百貨のYouTubeでは、この考え方に対して、かなり現実的な視点が語られていました。
「比較」はすでにお客様側で起きている
工務店がどう感じているかとは関係なく、お客様はすでに、複数の工務店を比較しています。
ホームページを見比べる。
SNSやYouTubeで雰囲気や考え方をチェックする。
見学会をいくつも回る。
この比較は、工務店同士がつながっていようが、いまいが、必ず起きています。つまり、団体に入ったから比較されるようになる、競合とつながったからお客さんを取られる、というわけではなく、比較される状況は、すでに当たり前の前提なのです。
団体に入っても状況が悪くなるわけではない
家づくり百貨の動画の中では、「団体に入ったからといって、状況が変わるわけではない」という趣旨の話も出てきます。これは裏を返せば、つながらないことで得られるメリットはほとんどないということでもあります。
むしろ、
・実務者同士で情報交換ができる
・他社の考え方や施工を知れる
・自社の立ち位置を客観視できる
といった点を考えると、学びの面では明らかにプラスの方が大きいと言えるでしょう。
「取られる不安」よりも「止まるリスク」の方が大きい
情報を守ることばかりに意識が向くと、結果的に起こりやすいのが社内だけで完結してしまう状態です。自分たちのやり方が正しいと思い込む・他社の動きが見えなくなる・業界の変化に気づきにくくなるこの状態こそが、集客面でも、商品力の面でも、じわじわと効いてくるリスクです。
家づくり百貨に集まる工務店は、「取られないために閉じる」のではなく「学ぶために開く」という選択をしています。そして、その姿勢自体が、結果的にユーザーからの信頼につながっているのです。
「所属しているだけ」の工務店が集客につながらない理由
ここまで読んで、「じゃあ、家づくり百貨に入れば集客が良くなるのか?」「どこかのこういう団体に入ればいいのか?」と感じた方もいるかもしれません。結論から言えば、所属しているだけでは、ほとんど意味はありません。これは家づくり百貨に限った話ではなく、どの団体でも同じです。
団体名やロゴは、もはや判断材料にならない
以前は、「この団体に加盟しています」「この認定を受けています」という情報が、それだけで安心材料になっていました。しかし今は、情報があふれています。お客様は、肩書きやロゴを見るだけで判断するほど、単純ではありません。
・本当にその考え方で家づくりをしているのか
・学んだことを実務に落とし込めてるのか
・その姿勢が、普段の発信ににじみ出ているか
こうした中身を見られています。
「幽霊会員」はかえってマイナスになることもある
家づくり百貨のYouTubeでも触れられていましたが、団体に名前だけ連ねて、実際には何も活動していない、いわゆる「幽霊会員」の存在は、業界内でも問題視されています。勉強会に参加していない、考え方を理解していない、団体の理念と真逆の説明をしてしまうなど、こうした状態は、お客様にとっても、団体側にとっても、不幸な結果を生みます。
大切なのは「どこに入っているか」ではなく「どう関わっているか」
本当に集客につながっている工務店は、団体名を前面に出しているというよりも、その団体の中で、どんな学びをしているか、それをどう現場に活かしているか、なぜその考え方を大切にしているのかといった部分を、自分たちの言葉で発信しています。
団体は、あくまで学びや視野を広げるための場です。そこにどう向き合い、どう活用しているかが問われています。そしてこの話は、この記事のテーマである「発信」につながっていきます。
なぜ、発信しない工務店は「選ばれない側」になっていくのか
家づくり百貨のYouTubeの中で、印象的だったのがこの指摘です。「SNSやYouTubeをやっていない会社は、正直もう選ばれないと思う」かなり強い言葉ですが、これは煽りではなく、今の工務店の集客環境を冷静に見た上での現実的な話だと感じます。
「情報発信しているかどうか」が前提条件
Instagram、YouTube、Googleビジネスプロフィール…。これらはすべて、無料で使える集客ツールです。にもかかわらず、何も発信していない・更新が数年前で止まっている・考え方や人がまったく見えないなど、こうした状態の工務店は、お客様から見ると「判断材料が極端に少ない会社」になります。
性能が悪そう、というよりも、よくわからないから不安。この感覚が、問い合わせ前の段階での“脱落”を生んでいます。
「やらない」という選択は、実はかなりの逆張り
SNSをやらない理由として、「うちは逆張りでやらない」という声を聞くこともあります。(みんなやってるから同じ土俵に乗りたくないという理由で)確かに、それで集客できているのであれば、すごいことです。ですが現実的には、その状態を維持できる工務店はごく一部です。
なぜなら、
- 紹介だけで安定する会社は限られている
- 人の縁や市場環境は変わる
- 次世代の顧客は、まず検索とSNSから入ってくる
という前提があるからです。
情報発信しないという選択は、かなり難易度の高い経営判断だということを、自覚しておく必要があります。
発信しない=「何も考えていない」と思われてしまうリスク
これは少し残酷ですが、情報発信がない会社は、
- どんな考えで家づくりをしているのか
- 何を大切にしているのか
- 誰が責任を持っているのか
が、外からまったく見えません。その結果、「この会社は、何を軸に家をつくっているのかわからない」という印象を持たれてしまいます。実際には、真面目に取り組み、学び続けている会社であっても、情報発信していなければ、その事実は存在しないのと同じです。
情報発信とは「売り込むこと」ではない
ここで誤解されがちなのが、「発信=営業」「発信=売り込み」というイメージです。家づくり百貨の発信がそうであるように、本来の発信は、
- 考え方を伝える
- 判断基準を共有する
- 家づくりの裏側を見せる
といった、信頼形成のための行為です。だからこそ、これからの工務店集客では、「情報発信しているかどうか」が、選ばれる・選ばれないの分かれ目になっていきます。
小規模な工務店ほど経営者や責任者が前に出るべき理由
家づくり百貨のYouTubeでも語られていましたが、特に社員数が少ない工務店においては、経営者や責任者が前に出て発信することが重要だと繰り返し指摘されています。これは精神論ではなく、今の集客環境を考えると、極めて合理的な話です。
小さな工務店では「人=会社」になりやすい
社員5人、10人規模の工務店の場合、お客様から見ると、どんな家を建てている会社なのか、どんな考え方をしているのか、最終的に誰が責任を持つのかについて、ほぼ経営者そのものと結びついて見られます。会社名よりも、「この人に任せて大丈夫か」という視点で見られているケースは少なくありません。
責任者が前に出ていないこと自体が不安になる
逆に言うと、
- ホームページに代表の考えが載っていない
- SNSやYouTubeに、誰の言葉なのかわからない発信しかない
- 会社の顔が見えない
こうした状態は、お客様にとっては不安材料になります。特に注文住宅は、金額も大きく、完成までの期間も長いです。そのため「誰と家づくりをするのか」は、非常に重要な判断軸です。
「社長が出る=営業が苦手」という誤解
経営者が前に出ることに対して「営業っぽくなるのが嫌」「自分は話すのが得意じゃない」と感じる方も多いと思います。ですが、ここで求められているのは、上手なセールストークではありません。
- なぜこの仕事をしているのか
- どんな考えで家づくりをしているのか
- どんなことを大切にしているのか
これを、自分の言葉で語ることです。うまく話す必要はありません。むしろ、多少不器用でも、考え方が伝わる方が信頼につながります。
小規模工務店だからこそ発信は武器になる
大手ハウスメーカーのように、何百万円と多額の費用をかけて潤沢な広告費をかけることはできなくても、経営者の考えや現場での判断、日々の学びや気づきなど、こうした情報は、小さな工務店の方が圧倒的に発信しやすいです。
家づくり百貨に集まる工務店の多くが、規模に関わらず発信を続けているのは、それが自分たちの強みになることを理解しているからです。
これからの工務店集客に必要なのは「発信できる体質」
家づくり百貨のYouTubeで語られていた内容を、集客という視点でまとめると、結論はとてもシンプルです。
これからの工務店集客に必要なのは、特別なノウハウや裏技ではありません。
- 発信することを当たり前にする
- 考え方や判断基準を隠さない
- 経営者や責任者が、きちんと前に出る
こうした「発信できる体質」を持っているかどうかが、選ばれる工務店と、そうでない工務店の分かれ目になっています。
家づくり百貨に集まる工務店は、決して全員が同じやり方をしているわけではありません。ただ一つ共通しているのは、自分たちの家づくりを、言葉と情報で伝える努力をやめていないことです。
工務店の集客は、広告を増やせば解決するものではありません。SNSを始めればすぐ成果が出るほど、単純でもありません。それでも、発信をやめてしまった瞬間に、「選ばれる可能性」そのものが消えていく時代になっています。
まずは、
・何を伝えるべきか
・誰が伝えるべきか
・どの媒体が自社に合っているのか
そこを整理することから、工務店の集客はもう一度、前に進み始めます。
ゴッタライドとして、最後にお伝えしたいこと
私たちは、これまで本当に多くの工務店を見てきました。
多額の費用をかけてホームページをつくって終わっている会社。
広告運用を外注に丸投げして、自社で何も考えない会社。
情報発信そのものをすべて外部任せにしている会社。
正直に言えば、そうした会社が継続的に選ばれ続けているケースは、ほとんどありません。
一方で、規模は小さくても、自分たちの言葉で、自分たちの考えで、地道に情報を発信し続けている工務店は時間はかかっても、確実に信頼を積み上げています。
ゴッタライドは「ホームページを作って終わり」の会社ではありません。「集客を丸投げで代行する」会社でもありません。私たちは、工務店が自社で集客できるようになるまで、伴走する立場です。最終的には、私たちがいなくても、自走できる状態をつくること。それがゴッタライドの役割だと考えています。
そのため、「外部に丸投げして楽に儲けたい」「発信はしたくないけど、問い合わせだけ欲しい」そう考えている工務店には、正直向いていません。でも、自社で何とか集客していきたい、きちんと考え、伝え、選ばれる会社になりたい、時間がかかっても、土台から整えたいと思っている工務店であれば、ゴッタライドの考え方は、きっと合うはずです。
もしこの記事を読んで、「少し気になるな」「今のやり方を見直したいな」と感じたなら、無理に決断する必要はありません。まずは、資料請求やお問い合わせ、無料相談という形で、ゴッタライドのドアをノックしてみてください。本気で向き合いたい工務店とだけ、私たちは一緒に、集客を考えていきたいと思っています。
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