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工務店・リフォーム会社のSEO対策【第5回】 ~自分でやるべき施策と制作会社の動かし方~

公開日:2021/06/17 
最終更新日:2021/07/24

工務店・リフォーム会社のSEO対策【第5回】 ~自分でやるべき施策と制作会社の動かし方~

工務店、リフォーム会社において「自分でできるSEO」をテーマに解説してきました。

 

今回のテーマは、自分でやるべき施策と制作会社の動かし方です。

 

Googleの技術は日々進化しており、小手先のテクニックで上位表示できる時代は終わりました。

ユーザーに役立つホームページが評価されるべき、という原則に従って自社ホームページの価値を高めることがSEOの王道です。

 

そのために、自社で出来ること、ホームページの制作会社に依頼することなどをまとめています。

 

お金をあまりかけずに、効率よくSEOの成果を上げる方法を紹介していますので参考にしてみてください。

 

 

《参考記事:工務店、リフォーム会社のSEO対策》

工務店・リフォーム会社のSEO対策【第1回】 ~最初に知っておくべき4つのこと~

工務店・リフォーム会社のSEO対策【第2回】 ~目標設定と施策の作り方~

工務店・リフォーム会社のSEO対策【第3回】 ~ローカル検索に対応した検索順位の確認方法~

工務店・リフォーム会社のSEO対策【第4回】 ~上位表示されているサイトの傾向から改善策を見つける~

SEO業者や専門家に依頼した方がいいのか?

餅は餅屋、という言葉があるように、やっぱり専門家に依頼した方が良いのでは…

そんな考えが頭をよぎるかもしれません。

 

SEOの専門家に依頼すると、どれぐらいの費用がかかって、どんなことをしてくれるのか、かんたんに整理します。

SEO会社は、何をしてくれるのか?

『相手はSEOの専門家なので、お金を払えば後はなんとかしてくれるだろう…』というのは幻想です。

 

SEOの専門家は、現在のホームページを見て競合となるサイトを分析し、具体的な施策を考え、ページを修正したり、コンテンツを作成したりします。

昔は自分のサイトは何もいじらず、他のサイトからリンクを貼るだけで順位が上がった、という時代もありましたが、今はより複雑化しています。

 

ちゃんとしたSEO会社は、実績やノウハウを持っているので、反響獲得のためのSEO施策を提案してくれるでしょう。

当然、その施策を1つずつやりきる、というのは必須です。

SEOの専門家に依頼するのに、かかる費用は?

ホームページの制作や運用コストについて分かりやすく説明している書籍「ホームページの値段が130万と言われたんですが、これって相場でしょうか?」にも、SEOについて書かれています。

 

ホームページの値段が130万円と言われたんですが、これって相場でしょうか?

 

「月々10万円のSEOは、何もやっていないに等しい」と書かれています。

少々辛口ですが、あながち間違っていないと思います。

 

各種分析はともかく、ページを修正したり、コンテンツを作成したりしようと思うと、その予算ではやれることに限りがあります。

 

ちゃんとしたノウハウを持ったSEO会社に依頼するとなると、月額30万円以上、半年以上の契約ぐらいが相場になってくるでしょう。

工務店やリフォーム会社がSEOを外注して、元が取れるのか?

最も関心があるのは、SEOを専門家に依頼して、元が取れるのかどうか?という点でしょう。

 

多くの工務店やリフォーム会社は、地域密着であり、商圏が限定されます。

「注文住宅」や「リフォーム」など、検索ボリュームの大きなキーワードで1位に表示されたとしても、お金に変えられるユーザーは一部でしかありません。

 

ポータルサイトを運営していたり、通販をやっていたりするなら話は別ですが、商圏が限定される建築会社は、SEOの専門家に外注しても費用対効果が合わないケースが多いでしょう。

 

実際、競合となる会社は「注文住宅 岐阜」といった複合語を狙っていることも多く、SEO会社に委託している競合会社もあまりいないでしょう。

結果、工務店やリフォーム会社は、自社で考えて実践する方法が適していると言えます。

 

SEO会社に委託しないが、HP制作会社に協力してもらうのがベスト!

費用対効果が合わないのでSEO会社には委託しない、基本的に自社でSEOを進める、という基本路線はご理解いただけたでしょう。

 

しかし、SEOの施策を実施するにあたって、すべて自分でやるのは現実的ではありません。

ホームページの裏側に記述されているHTMLタグは、ヘタにいじるとレイアウトが崩れたり、リンク切れを起こしたりするので触らないほうが賢明です。

ホームページ制作会社は、SEOの専門家ではない

前提として『ホームページ制作会社は、SEOの専門家ではない』というのをご理解ください。

ホームページを制作するにあたって、デザインや操作性、コーディングなどについては専門家ですが、SEOについてはまた別のノウハウになり、両方を持ち合わせた人はほとんど居ません。

 

ページを作成・修正するなど、具体的なSEO施策をしてもらうことに期待したほうが良いでしょう。

SEO実施における、ホームページ制作会社との役割分担

工務店やリフォーム会社が自分でSEOを行う場合、ホームページ制作会社との役割分担を明確にした方が互いに仕事を進めやすいです。

 

自社

ホームページ制作会社

SEOのディレクション

SEO施策の実施

 

  • キーワードの選定
  • 現状分析、競合比較
  • 定期的な順位チェック
  • 施策の検討、指示
  • ブログ記事の更新

 

  • 環境構築
  • タグの編集
  • ページの修正

 

SEO戦略を考えるところは、工務店やリフォーム会社が自社で行い、具体的に「このページを、このように修正して欲しい」と依頼します。

 

おそらく今までも「スタッフ紹介のページに、◯◯◯さんを追加して欲しい」といった作業依頼をしていたと思いますが、それと同じイメージです。

今までやったことが無いので、難しそう…と不安に感じられるかもしれませんが、ご安心ください。

 

【第4回】上位表示されているサイトの傾向から改善策を見つけるの記事では、検索結果の上位に表示されているサイトと、自社ホームページを比較し、劣っているところを見つける方法を紹介しました。

ここで見つかった改善点をまとめて、ホームページ制作会社に依頼する流れです。

 

モバイル対応は必須!未対応ならリニューアルを

SEOを進めるにあたって、最初に確認したいのはモバイル対応です。

Googleも公式サイトで、モバイル対応していないホームページは評価を下げると公開しています。

 

現在のホームページをスマホで見たときに、PCで見たときと同じレイアウトで凝縮されたものが表示されていたら非対応と言えます。

 

工務店やリフォーム会社のホームページにやってくるユーザーの約7割がモバイル・ユーザーです。

モバイル対応したホームページにするには、ページの構造を丸ごと変えないといけないのでリニューアルが必要になります。

 

それなりに予算がかかりますが、ホームページ集客をするためには欠かせない費用と言えます。

 

ページのタグ修正を依頼する

SEOのためのページ修正では、内部的なタグの修正が必須です。

 

ブラウザで見たときには分かりにくい部分ですが、ページの一覧表をつくって作業依頼としてまとめると良いでしょう。

それぞれのページにおいて「狙いたいキーワード」を考えたら、それに基づいてtitleタグ、descriptionタグ、hタグの修正案を考えましょう。

 

この表をホームページ制作会社に渡せば、抜けもれなく作業を進めてもらえます。

 

 

title(タイトル)タグの修正

titleタグの場合は、32文字くらいを目安します。

いろいろなキーワードを盛り込みすぎたり、長すぎたりしないように注意しましょう。

情報量が多すぎると、かえって内容がぼやけてしまうので注意しましょう。

description(ディスクリプション)タグの修正

descriptionタグの内容はブラウザ上では表示されませんが、Googleで検索したときに表示されます。

 

PCの検索結果では約130文字、スマホでは約80文字が表示されます。

ページの概要を記載しますが、検索結果をみたユーザーがクリックしたくなるような文面になっているかどうかという視点でも確認します。

 

工務店やリフォーム会社では、スマホユーザーが約7割を占めるため、スマホ表示に最適化し、80文字を目安にdescriptionタグを考えましょう。

また、titleタグやdescriptionタグは、他のページと重複しないように注意しましょう。

 

別の内容が記載してあるはずなのに、titleタグやdescriptionタグが同一だとメンテナンスが行き届いていないと評価を下げてしまう可能性があります。

見出し(h1、h2)タグの修正

hタグは、ページ内の見出しを指定しています。

 

Googleは、titleやdescriptionに加えて、ページ内の見出し(hタグ)の情報を取得し、インデックス化します。

特に、読み物系のページでは見出しタグをh1、h2で指定し、コンテンツが取得しやすいようにページ修正しましょう。

 

検索キーワードの出現率、ページの文字数の調整を依頼する

ページの中の文章中に、上位表示を狙うキーワードが含まれていなかったら、Googleはキーワードとの関連性を認識できません。

 

ページ内に、そのキーワードを含めた文書に修正する必要があります。

「キーワード出現率を高くして欲しい」というあいまいな依頼だと制作会社も困ってしまうので、完全原稿を用意し、制作会社に上書き依頼しましょう。

キーワード出現率は、上位表示されている競合サイトを目安にしよう

以前から「キーワード出現率は、何パーセントが最適なんだ?」という議論はされているのですが、その答えは分かっていません。

上位表示されているサイトを解析しても、キーワードによってかなり差があるようです。

 

文書を修正するにあたって、やはり上位表示されているサイトをピックアップし、それぞれのキーワード出現率を調査してみてください。

そこにも開きはあると思いますが、どれぐらいの比率にしたら良いのか、目安となる数字は得られるでしょう。

ページ内の文字数も、競合サイトを目安にする

ユーザーにとって価値のあるページは情報量がある。

すなわち、ページの文字数もそれなりに含まれていないとGoogleに評価されません。

 

こちらもキーワード出現率と同様、上位表示されている競合サイトの文字数と比較し、同等レベルまで情報量を増やしましょう。

 

しかし、中身が薄いのに無理やり文章量を引き伸ばしたページは、ユーザーにも好まれないので注意してください。

 

インデックス数(サイト内のページ数)を目標設定する

情報が充実したサイト=コンテンツ量の多いサイトが、検索アルゴリズムに評価されます。

Googleは、サイトからサイトへとリンクをたどって各ページを巡回し、情報を取得します。

 

上位表示されている競合サイトと比較し、サイトのインデックス数が劣っている場合、サイト内のページを増やし、Googleのクローラーが巡回しやすいようにします。

競合サイトに追いつけ追い越せ!コンテンツを増やそう

工務店やリフォーム会社の場合、ブログ、施工事例、プラン、お客様インタビューなどのコンテンツが増やしやすいです。

 

競合サイトのインデックス数を調査し、自社ホームページと比較すれば、あと何ページ増やす必要があるのか、目標が明確化できます。

インデックス数は、表示順位を決める要素の1つでしかないので、インデックス数が上回れば必ず順位が逆転するというものでもありませんが、自社ホームページの評価は着実に上がっていきます。

 

また、ホームページの更新頻度もサイトの評価につながると言われています。

更新されていないホームページよりも、定期的に更新されている方がユーザーにとって信頼できると言えます。

 

SEOを実践するには、コンテンツ作成が欠かせません。

Googleが回遊しやすいように、サイトマップの設定

Googleは、ページからページへリンクを辿って情報を取得することもありますが、サイトの内のページがまとめられた「サイトマップ」を見て、情報を取得しています。

このサイトマップは、ユーザー向けに作られているサイトマップのページとは別物で、クローラー向けの記述方法が必要です。

 

このサイトマップが作られているか、クローラーが巡回してくれるようにGoogleに申請されているかを確認しておきましょう。

少し専門的な知識が必要になるので、これはホームページ制作会社に伝えた方が良いでしょう。

 

また、Googleサーチコンソールを使って、「インデックスカバレッジ」のメニューから現在、有効となっているインデックス数が確認できます。

インデックス数の推移も見れるので、コンテンツを増やした結果が確認できます。

 

 

ページ表示速度の改善を依頼する

ホームページが表示されるのにかかる時間も、Googleの評価項目の1つです。

 

Googleは「Page Speed Insights」というツールを提供しおり、サイトURLを入力するだけで表示スピードを評価してくれます。

 

モバイルとPCで、それぞれスコアを調べることができるので、自社ホームページと競合会社を比較しましょう。

上位表示されている競合サイトよりもスコアが劣っていたら、ページを修正し、表示速度を改善します。

表示速度を早めるのは、ページ内の情報量を減らすこと

ブラウザがページを表示するには、HTMLタグを読み込み、ページ内に埋め込まれている画像データを読み込む必要があります。

実は1ページ表示するために、100個以上のファイルをダウンロードするということも少なくありません。

 

表示速度を早くするには、そのページを表示するためにダウンロードするデータ量を減らす必要があります。

Googleの検索ページのように、ほぼ検索窓だけ、のようなシンプルな作りになっていると表示速度が早くなります。

 

「たくさんの情報を伝えたい」という思いと、表示速度を早めるために「データ量を減らしたい」というのは相反する問題です。

スコアを改善するには、写真の画質をできるだけ落とさないように加工しながらデータ量は減らす、とか重複して読み込んでいるデータを見つけ出して共通データを使うようチューニングを施す、といった作業を行います。

 

ページの見た目をほとんど変えずに、表示速度スコアを改善するには、時間とスキルが必要です。すべてのホームページ制作会社が対応できるかと言うと、ちょっとなんとも言えないところです。

 

自社ホームページと競合サイトのスコアを比較して「PCのスコアを◯◯、モバイルのスコアを◯◯に変えたいんだけど…」と相談してみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

工務店やリフォーム会社が、具体的にSEOを実践する方法を解説しました。

 

SEO会社や専門家に委託する方法もありますが、商圏が限られている建築会社の場合、SEO費用が元が取れるかどうか、判断に迷うところです。

 

それよりは、自社でSEOのディレクションを行い、技術的なスキルが必要な部分はホームページ制作会社に任せるほうが効率よくSEOを進められます

改善点は、既に上位表示されているホームページと比較することで施策が見えてきます。

 

スムーズに施策をすすめるには、制作会社に具体的な作業依頼をしたほうがストレスが少ないです。

タグや原稿など、テキストを用意して修正してもらいましょう。

 

表示速度の改善は業者の得意分野によって対応できるかどうかが異なるので、確認しながら進めましょう。

また、サイトの価値を高めるために、コンテンツの量、質を充実させることは欠かせません。

 

SEOを成功させるには労力や時間がかかりそう…というのが本音でしょう。

 

しかし、安定したアクセス流入が期待でき、自社サイトの露出が増え知名度が上がるというメリット、いったん上位表示できたら競合会社に対し、すぐには追いつけない優位なポジションを得られるという優位性を考えたら、実践する価値はあるのではないでしょうか?

 

ぜひがんばってみて下さい!

 

 

エコリノ

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