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建築会社のホームページにおけるGoogleサーチコンソールの使い方

公開日:2021/03/18 
最終更新日:2021/07/24

建築会社のホームページにおけるGoogleサーチコンソールの使い方

建築会社がホームページ集客に取り組むにあたって、ホームページの利用状況を分析するのは欠かせません。

Googleが提供するサーチコンソール(Search Console)は、活用されていますでしょうか?

アクセス解析ができる「Googleアナリティクス」は見ているけど、「サーチコンソール」は、よく分からない・・・。

そんな方のために、本記事では「サーチコンソール」の機能と活用方法についてご紹介します。

工務店やリフォーム会社などの建築会社が「サーチコンソール」のどこを見ればいいのか?

結果をどう理解し、サイトをどのように改善すれば良いか?について解説します。

データに基づいたサイト運用をしたい方は、ぜひお読みください。

Googleサーチコンソールとは

「サーチコンソール」は、ウェブサイトの管理者向けに用意されていた「ウェブマスターツール」が進化し、現在に至ります。

自社サイトが、Googleの検索結果でどのように表示され、クリックされたのかというアクセス流入について分析できます。

さらに、SEOの観点からホームページの問題点を教えてくれる便利なツールで、すべて無料で利用できます。

Googleアナリティクスと、サーチコンソールの違い

ホームページの分析ツールだと「Googleアナリティクス」が有名で、建築会社のウェブ担当者であればアナリティクスは見ている方も多いと思います。

一方、「サーチコンソール」は認知度も低く、データをチェックしている方も少ないのですが、この2つの違いについて解説します。

解析対象

ホームページに

来訪前のデータ

ホームページに

来訪後のデータ

適したツール サーチコンソール Googleアナリティクス
機能概要

Googleの検索結果で、自社ホームページが

どんな検索キーワードで、

どれぐらい表示され、

どれぐらい来訪につながったのか?

が分かる。

自社ホームページに訪れたユーザーが

どんな経路で、

どのページを、

どれぐらい見たのか?

が分かる。

上記の表のように、ホームページのやってくる前と後で整理すると、それぞれの目的が分かりやすいです。

Googleアナリティクスを見ると、どんな経路で何件のアクセス流入があったのかが分かります。

検索エンジンからの流入を深堀りすると、一部の検索キーワードも確認することができます。

サーチコンソールを使うと、どんなキーワードでの検索結果に表示されて、どれぐらいクリックされているのか、まで分かるので、SEO対策をより注力したい!という方には、たくさんの改善のヒントが得られます。

リフォーム会社のホームページで「キッチン リフォーム」というキーワード検索を想定した場合、Googleアナリティクスでは「キッチン リフォーム」で検索した人が、何人来たのか?は把握できます。

一方、サーチコンソールを使うと「キッチン リフォーム」で検索したときに、自社のホームページは、何回検索結果に表示され、何人がクリックしたのかが分かります。

そもそも、検索結果に表示されていないのか?

それとも、検索結果では表示しているが、クリックされていないのか?

のように、原因を細分化できるようになります。

サーチコンソールを使うための初期設定は?

サーチコンソールが利用できるアカウントを作成し、ホームページのデータが取得できるようにページの修正が必要です。

すべてを自分でやるのはたいへんですので、ホームページを依頼した制作会社に相談すると、対応してもらえるでしょう。

その際、「Googleアナリティクスと連携したい!」と言っておくと、Googleアナリティクスの中に、サーチコンソール側のデータが引用され、管理画面が統合できるので便利です。

「検索パフォーマンス」で検索結果での露出を評価する

サーチコンソールでまず注目したいのが「検索パフォーマンス」の機能です。

左側のメニューで「検索パフォーマンス」をクリックすると画面が表示されます。

グラフに表示される「合計クリック数」、「合計表示回数」、「平均CTR」、「平均掲載順位」をクリックすると、該当する数値がグラフや表に表示されます。

ここでは、どんな検索キーワードで、何回表示され、何回クリックされているのか、が分かります。表示されるデータを(ふーん、そんなもんかぁ~)と流してしまうのはモッタイナイ。データから意味を理解し、サイトの改善に活かしましょう。

検索キーワードと表示回数から、SEOを評価する

自社が狙っているキーワード(リフォーム会社でしたら「リフォーム+地域名」とか、工務店だったら「注文住宅+地域名」)の表示回数を見て、どれぐらい露出しているかを確認しましょう。

もし、上位表示を狙いたいキーワードの表示回数が少ない場合、対策が必要です。

具体的には、ウェブ広告を出稿するか、検索エンジン対策に注力することになりますので、詳しくは、関連記事をお読みください。

検索結果に表示されているのに、クリックが少ない!?

検索パフォーマンスの画面では、キーワードごとに表示回数とクリック数が分かります。

手動での計算が必要ですが、キーワードごとにクリック率(CTR:Click Throught Rate = クリック数 / 表示回数)を比較すると、クリック率に差があることがわかります。

ユーザーは、検索結果の中で、知りたい内容が載っていそうなリンクをクリックするため、一般的には、会社名で検索された場合、クリック率は高くなります。

キーワードとクリック率の相関を考えた結果、(このキーワードだったら、もっとクリック率が高くても良いんじゃない?)と思うキーワードがあった場合、深堀りしてみましょう。

(クリック数の値が0(ゼロ)の場合も、検索結果には何回かは表示されているのに1回もクリックされていない状況です。)

主な原因は、検索結果に表示している内容を見ても、その先が想像できないのでクリックされていない状況だと言えます。

例えば「注文住宅」の検索結果ページを紹介します。

ここで表示されている赤枠部分は、自社のホームページの一部を修正することで、検索結果に表示されるテキストが変更できます。

1行目の大きな文字のところを「タイトル」と言い、その下で3行表示されている部分を「ディスクリプション」と言います。

現在のホームページがどのように作られているかによって編集方法は異なりますが、Wordpressなどのツールで管理している場合、管理画面から「タイトル」や「ディスクリプション」を自分で変えられるように出来ます。

詳しくは、依頼したホームページ制作会社にお問い合わせいただきたいですが、自分で少し手間をかけるだけで、クリック数が増やせる可能性があります。

住宅会社であれば「ディスクリプション」のところに、自社の特徴や強みを盛り込んで、クリックしたくなるような文書に変えましょう。

この「ディスクリプション」は、ページごとに設定できるので、そのページの内容に基づいて編集しましょう。

表示される文字数は、PCでは120文字ぐらい、スマホでは50文字ぐらいですので、シンプルに魅力を伝えたいところです。

検索キーワードやページに絞り込んで、検索結果での露出を評価する

クエリ(検索キーワード)の一覧や、ページの一覧の画面で、気になる部分をクリックすると、該当するキーワードやページに絞り込んだ分析ができます。

例えば、クエリの画面で「リフォーム」というキーワードをクリックすると、そのキーワードだけが絞り込まれます。

ページをクリックすると、「リフォーム」で検索されたときにHITしているページのみが表示されます。

この絞り込み機能を使うと『このキーワードで、どのページがHITしているのか』もしくは、『このページは、どんなキーワードでHITしているのか』が分かるので、SEO対策をより深堀りできます。

SEOの観点からホームページの問題点を把握する

サーチコンソールで便利な機能の2つ目は、SEOの観点からサイトの問題点を指摘してくれる機能です。

いろいろな機能があるので、それぞれ解説していきます。

Googleがクロールできなかったページを見つける「カバレッジ機能」

Googleは、プログラムによって自動的にサイト内の各ページに来訪し、そのページのデータを取得しています。

そのページに載っている情報や、どのようにリンクされているかを評価して、キーワード検索の結果を表示しています。

自動的にページ情報を取得することを『クロール』と呼んでおり、クロールされなかったページは検索結果には出てきません。

ホームページを作り込んでも、クロールされなかったら存在しないのと一緒です。

カバレッジのページを開くと、Googleにクロールされなかったページが分かります。

エラーのあるページを見ると、どんなエラーがどのページで起きているかが分かります。

Googleに認識されていないページは、検索結果に表示されません。エラー内容を確認し、修正対応をしましょう。

サイトの改善点がわかる「ウェブに関する主な指標」

Googleは、検索結果で表示順位を決める際のポイントについて、公式サイトで公開しています。

一方、(このような場合には評価を下げる)という点も公表しています。

この「ウェブに関する主な指標」の機能では、スマホやPCで見たときにサイト内のページに対し、改善が必要なのかを示しています。

ページのデータ量が大きかったり、ウェブサーバーの処理に時間がかかる場合、Googleはユーザーにとって不便なサイトだ…という認識をするのですが、この機能ではその評価が分かります。

「レポートを開く」というリンクを開くことで、PC、スマホにおけるページの問題点が分かります。

問題点をゼロにするのはなかなかハードルが高いので、重要なものから順番に対処していきましょう。

この画面の内容について解説します。

「LCP」というのは、ちょっと乱暴な説明ですが、ページが表示されるまでにかかる時間を指しています。

リンクをクリックしてから表示されるまでに時間がかかるページが存在していたので、読み込み速度を早くするように改善をしてください!というメッセージです。

(現在は、不良はゼロになっています。)

スマホへの対応度がわかる「モバイルユーザビリティ」

工務店やリフォーム会社のホームページにやってくる人の過半数は、スマホユーザーです。

ネット検索の大多数をスマホユーザーが占めるようになり、Googleの検索結果もスマホへの対応度を評価し、検索順位に反映しています。

「モバイルユーザビリティ」の機能では、サイトのスマホへの対応度を評価し、問題点を指摘してくれます。

エラーとして表示される部分をクリックすると、そのエラーが発生しているページが表示されます。

これによって、どのページでどんな問題点が生じているのかが把握できます。

致命的なものから順番に対処していきましょう。

SEO対策に活かせる、サーチコンソールのその他の機能

販促費をムダにしたくないという建築会社であれば、期待する成果に応じて予算配分をしていると思います。

オリコミチラシやリスティング広告など、すぐに反響獲得につながるフロー型の販促費もあれば、ブランディングのように時間はかかるけど着実に積み上げることで合理的な反響獲得につながるストック型の手法の組み合わせになるでしょう。

SEO対策も同様、ストック型になります。

小手先ではなく、サイト内のコンテンツを充実させ、ユーザーにとって価値のあるホームページづくりを実践していきたいところです。

サーチコンソールは、SEO対策に活かせる機能が他にもいろいろあるので、代表的なものをご紹介します。

サイト内のページがクロールされているか確認できる「URL検査」

URL検査をクリックすると、ページ上部の検索窓の入力が促されます。

「URL検査」機能は、サイト内のページがGoogleに認識されているかをチェックできます。

先述の通り、クロールされていないページは、Googleの検索結果に表示されません。

新たにコンテンツやBlog記事を追加したんだけど、GoogleにHITしているのかなぁ…

そんな疑問を感じたら「URL検査」です。検索窓に該当するページのURLを入力してチェックしてみてください。

もし、該当するページがGoogleに認識されていない場合、「URLがGoogleに登録されていません」と表示されます。

「インデックス登録をリクエスト」というリンクをクリックして、該当するページをGoogleに認識してもらえるよう送信しておいてください。

このページは検索結果に表示したくない…という時に使える「削除」

住宅産業はクレーム産業、と言われたりしますが、最新の注意を払っていてもトラブルは、なかなか無くならないものです。

ホームページに今まで載せていたコンテンツが、なんらかのトラブルによって急遽、非表示に切り替える…、そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか?

施工事例だったり、スタッフ紹介だったり、該当するページを公開しないように修正したけれど、そのページの内容がGoogleの検索結果に表示され、その検索結果も非表示にしろ!と言われてしまうケースもあるかもしれません。

自社ホームページは更新できるけど、Googleの検索結果までは自分たちではなんとも出来ないのでは…と思い込んでいる方に朗報です。

「削除」機能を使うと、該当するページを6ヶ月間、Googleの検索結果には載せないよう制御することが出来ます。

その6ヶ月の間に、ページを更新・削除しておきましょう。

Googleの検索結果のページですが、自分でもコントロールできる部分があるので覚えておいてくださいね。

SEOに必須、リンク構造がわかる「リンク」

他のページからどのようにリンクが貼られているが、Googleの検索結果に大きく影響します。

サーチコンソールのリンク機能では、外部リンク(他のホームページからのリンク)と、内部リンク(自社ホームページからのリンク)に分けて、解析結果を教えてくれます。

詳しくは、SEOに関する記事をお読みいただきたいですが、Googleが狙ったとおりにリンク構造を理解してくれているか、をチェックするのにも使えます。

サーチコンソールを使えば、ブランディングの効果測定ができる

注文住宅やリノベーションを手がける住宅会社において、『ブランディング』に取り組んでいる方も多いでしょう。

今すぐ結果を求める販促活動に対し、ブランディングは中長期的な取り組みです。

ブランディングには、時間とコストがかかります。

ブランディングを行うには、小手先で販促物のデザイン変更をすればいいのではなく、どのような家を建てていて、どんな会社なのかという会社のブランドイメージをつくる作業です。

地域において会社のブランド認知を広げることができれば、売上獲得、収益性の向上、人材獲得など多くの効果が期待できます。

ブランディングに取り組む工務店やホームビルダーにとって、その成果を数字で測ることができないか…といった悩みがあります。

そんな方に朗報です。

ブランド認知を測る方法の1つとして、サーチコンソールは使えます!

「検索パフォーマンス」機能を使えば、自社の社名や屋号で検索されたときの表示回数の推移がわかります

キーワードの検索ボリューム(検索回数)を調べるには、Google広告のキーワードプランナーというツールも使えますが、過去からの推移を見れなかったり、検索回数の少ないキーワードでは測定できなかったりします。

サーチコンソールを使えば「社名で検索されて、自社ホームページが検索結果に表示された回数」の推移がわかります。

さまざまなブランディング施策によって、自社の認知が広まっている場合、グラフは右肩上がりになるはずです。

ブランディングの効果測定をする方法の1つとして、サーチコンソールを活用してみてはいかがでしょうか?

まとめ

建築会社のホームページにおけるGoogleサーチコンソールの使い方を紹介しました。

Googleの検索結果を確認したり、サイトの問題点を指摘されたりするので、定期的にサーチコンソールを確認し、アクセスアップにつなげましょう。

また、指定したキーワードの表示回数について、推移を調べることができるので、ブランディングに注力している工務店やハウスビルダーにとっては、効果測定にも使うことができます

ホームページは作ってから運用が重要です。

サーチコンソールで現状把握をして、改善しアクセスアップしていきましょう!

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