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工務店広報は、Instagramでどんな投稿をすべきなのか?
公開日:2022/08/25
最終更新日:2024/10/15
こんにちは。
工務店、リフォーム会社のホームページ集客支援のゴッタライドです。
Instagramは、工務店にとって大事な集客ツールです。
家をこれから建てるお客様も、必ずと言っていいほど、自社のInstagramをチェックしています。
ですので、大半の工務店が自社のInstagramを運用しています。
しかし!Instagramについて何もわからないまま、運用を上司に任され、
「何を投稿すればいいのか」
「どんな写真を投稿すればいいのか」
Instagramの運用に、困っている工務店広報の方が多いはず。
「どうして自社のアカウントはイマイチなのか」
「どうしてフォロワーが増えないのか」
「フォロワー1万を超えるアカウントと何が違うのか」
これらの疑問を解決すべく、今回は、元 工務店広報の経験談を基に、工務店Instagramの投稿すべき内容について解説します。
なお、Instagramを伸ばすためには、投稿だけでなく、プロフィールや投稿時間、ストーリーなど、Instagramの機能をフル活用して、成長させていく必要があります。
すべてお話すると、とても長くなってしまうので、今回は、Instagramの投稿内容に特化して解説いたします。
参考になる、工務店や設計事務所などのアカウントを一緒に紹介しながら解説しますので、ぜひ自社のInstagram運用にご活用ください。
Instagramで何を伝えるのかを決めよう!
Instagramは、20代、30代のこれから家を建てる層がよく使うSNSです。
そのため、うまく活用すれば、集客を増やすためのツールとして役に立ちます。
大企業から中小企業まで、数多くの工務店がInstagramを始めるようになったため、お客様に発見やフォローをしてもらいにくくなりました。
他のアカウントに埋もれないためにも、まずすべきことは、自社のアカウントで何を伝えるのかを決めるということです。
工務店がInstagramを運用する場合、伝えるべき内容は、大きく分けてこの4つです。
- 家づくりに関する知識を伝える
- 施工事例で自社ならではの魅力を伝える
- 現場や打ち合わせ風景で自社の魅力を伝える
- スタッフや会社の雰囲気を伝える
1つのアカウントでこの4つ全部取り入れてもいいのですが、1つに絞ることをおすすめします。全部ユーザーに伝えたいという場合には、アカウントを複数分けて投稿するといいでしょう。
1つに絞ることで、誰に何を伝えるアカウントなのかが明確になり、その情報を求めているユーザーがフォローしてくれるため、伝えたいことは1つに絞りましょう。
どんな投稿にするか決めよう!
伝えたいことが決まったら、次はどんな投稿をするのか考えましょう。
伝えたいことがぶれないよう、投稿の内容も統一させた方が、何を発信するアカウントなのかが明確になり、情報が伝わりやすくなります。
家づくりに関する知識を伝える投稿
まずは、家づくりに関する知識を伝える投稿は、どんな投稿なのかをご紹介します。
この投稿は、2種類に分かれます。
1つは、間取り図や線画を用いて、家づくりの知識を伝える投稿です。
こちらは、手描きで間取り図を描くことが得意な、設計事務所や一級建築士の方のアカウントに多く見られます。
間取り図ではなく、施工事例の写真の上に線や図を入れるという方法も、今ユーザーに好かれているようです。
写真の上に白い線や文字を入れることで、イマイチに見える写真も、よりお洒落でスタイリッシュに見せることができるので、手間はかかりますが、今このやり方はおすすめです。
2つめは、家の写真とテキストを用いて家づくりの知識を伝える投稿です。
工務店が投稿するというよりは、実際に家を建てたお施主様や、インフルエンサーが運用していることが多いです。
これから家づくりをするお客様にとって、家づくりに役立つ情報や失敗しないコツが載っており、家づくりの参考にと、後で見返す場合が多いため、保存率はかなり取得できると思います。
こちらも文字を入れることに少し手間がかかりますが、ぱっと見て何を伝える投稿なのかが瞬時に分かるため、おすすめです。
家づくりに関する知識を伝える投稿を2種類ご紹介しました。
- 間取り図や線画を用いて、家づくりの知識を伝える投稿
- 家の写真とテキストを用いて、家づくりの知識を伝える投稿
広報担当の方では、家づくりの知識が足りず、なかなか参考のように投稿できないと思うかもしれません。
そんな時は、現場監督や職人さん、設計担当やお施主様に、直接お話やインタビューをしてみてください。
ちょっとした会話がネタになりますので、日々のコミュニケーションを怠らず、挑戦してみてください。
施工事例で自社ならではの魅力を伝える投稿
次に、施工事例を投稿するものは、どんなものなのかをご紹介します。
多くの工務店はこの施工事例(写真)をInstagramに投稿していると思います。
カメラマンに撮ってもらった、綺麗な写真を投稿しているのに、ぜんぜん伸びないと悩んでいる広報の方へ、施工事例を投稿するときのポイントをお伝えします。
- 色味をそろえる
- テーマに沿った写真を選ぶ
- 統一感を意識する
この3つを意識して投稿すれば、少しは見栄えが良くなるはずです。
これでもダメな場合、投稿内容のテーマを極端に絞って投稿してみてはいかがでしょうか。
参考を出しながら解説します。
内観の投稿
内観に特化した写真を投稿する事例を紹介します。
ごくたまに、家具や小物、観葉植物がない、完成したばかりのまっさらな内観写真を投稿している工務店がいますが、それでは伸びません。
投稿を見る人が、その写真で暮らしを想像できるように、家具や小物は必ず入れるようにしましょう。
家具や小物に関しては、自社のものを使う場合と、レンタルする場合があると思います。
自社のものを使うと、費用が発生しないので、安く済ませることができますが、同じ家具を入れると、違う家で撮影しても、同じような写真ばかりになってしまい、イマイチなアカウントになりかねません。
一方で、レンタルする場合、費用は掛かりますが、毎度違う家具を入れ、季節感や流行を取り入れることができます。
また、家具レンタルの会社にもよりますが、配置やセレクトは、プロのコーディネーターさんがやってくれるということもあり、自社でやるよりも、センスよく家具をコーディネートしてくれます。
さらに、レンタルで入れた家具を、お施主様が気に入って購入してくれるということもあるります。
いい写真も撮れ、家具の提案もでき、一石二鳥ですので、家具レンタルがおすすめです。
今流行りの観葉植物も、レンタルしている植物屋さんがあるので、探してみてください。
外観の投稿
次に外観をメインで投稿している事例をご紹介します。
元 工務店広報の経験上、内観の写真よりも、外観の写真のほうがユーザーのアクションは高いようでした。
内装の投稿では、保存数が数件なのに対し、外観は何百件という保存数を獲得したこともあったようです。
外観を投稿する際のポイントとして、
- 植栽が美しく植えられている
- シンメトリーで歪みがない
- 家全体が写っている
この3つがポイントです。
家全体を写真の中に入れて撮ることは、極めて難しいかと思います。
住宅に囲まれた狭い場所では、引きで撮ることが難しく、家全体が写らないということが起きます。
そんなときは、
- 脚立に上って高い位置から撮る
- 広角レンズで撮る
- ご近所さんに許可を取り、離れた敷地から撮る
ということをすると、家全体が綺麗に写るので、実践してみてください。
人の写った施工事例投稿
続いて、モデルの人を入れた施工事例を投稿している事例をご紹介します。
人を入れた施工事例写真は、人の写っていない施工事例よりも、ユーザーの反応がよく、広告や会社の資料としても、家の良さをさらに引き立たせてくれるため、なるべく人を入れた写真が望ましいです。
工務店の場合、会社のスタッフがモデルとなって撮影する場合と、実際のお施主様がモデルとなって撮影する場合とがあります。
お施主様がモデルとなった方が、よりナチュラルな写真が撮れ、さらに、写真に写る人は、ターゲット層に適した年齢であるため、狙う層に対して適した投稿をすることができます。
エクステリアの投稿
最後に、エクステリアを中心に見せていく投稿をご紹介します。
エクステリアもトータルで施工する工務店は、エクステリアの投稿もしていく必要があると思います。
庭や、カーポートなどの写真だけでは、何を言いたいのかが分かりにくいため、写真にテキストをいれた投稿や、解説系の投稿内容にしているアカウントが多いです。
現場や打ち合わせ風景で自社の魅力を伝える投稿
現場や打ち合わせの様子などをInstagramで投稿している事例をご紹介します。
お客様が、家を建てる工務店を選ぶ際に、創る家のデザインや雰囲気も気にしていますが、
「実際のつくっている現場はどんな感じか」
「つくる過程で何か体験ができるのか」
「家づくりをする過程を楽しめるのか」
家という”モノ”より、家づくりという”コト”に重きをおいて会社を選んでいるようです。
そのため、Instagramで、現場や打ち合わせ風景などを載せて自社の魅力を伝えると、会社選びの判断材料となり、他社との差別化を図ることができ、自社を選んでくれる可能性も高くなります。
具体的に、
- ご契約の様子
- 地鎮祭、上棟式、お引渡し式
- 上棟の様子
- 現場や会社での打ち合わせ
などを載せると、いいかと思います。
内容は、どうしても身内な投稿になるので、フォロワーの伸びは良くないかもしれませんが、成約率や紹介率をあげるためのアカウントとして運用していくことがいいと思います。
スタッフや会社の雰囲気を伝える投稿
最後に、スタッフや会社の雰囲気を伝える投稿をしている事例をご紹介します。
工務店広報担当より、営業マンや現場監督が、個人でアカウントをつくり、情報を発信していることが多いようです。
これも、フォロワーの伸びが、施工事例の投稿に比べて低いですが、どんな人が働いている会社で、どんな雰囲気なのかが分かるので、いいと思います。
家のことに詳しい現場監督が、現場日記という感じで運用するものが、意外とユーザーの反応が良かったりするので、スタッフ全員で協力して運用するといいかもしれません。
まとめ
工務店広報が、Instagramで投稿すべき内容について、実際のアカウント事例を交えて解説してみました。いかがでしたか。
何を伝えるのか決めよう!
どんな投稿にするのか決めよう!
家づくりに関する知識を伝える
施工事例で自社ならではの魅力を伝える
現場や打ち合わせ風景で自社の魅力を伝える
スタッフや会社の雰囲気を伝える
この2つを明確にし、投稿内容によってアカウントを使い分けてInstagramを運用すれば、お客様は応えてくれるはずです。
今のInstagram運用で、路頭に迷っているのであれば、ぜひこのブログを参考にして、改善してみてください。