ホームページ運用
最低限これだけやれば集客できる?!工務店広報おすすめSNS 8選
公開日:2022/07/26
最終更新日:2024/10/15
こんにちは。
工務店、リフォーム会社のホームページ集客支援のゴッタライドです。
スマホ1台で情報が何でも手に入る時代になりました。
家を建てたいお客様は、自宅からスマホを通じて工務店探しをしています。
そんな時、工務店選びで欠かせないのは、ホームページとSNSです。
お客様は、事前に気になる工務店のホームページとSNSをチェックし、工務店の良し悪しを判断しています。
会社選びの判断材料となる、ホームページとSNSが良くなければ、お店に来るどころか、お客様の選択肢の1つにも入ることすらできないのです。
今回は、お客様の選択肢に入るようにするために、工務店が最低限やっておくべきSNSをご紹介します。
元工務店広報の経験談を基に、工務店がすべきSNSをご紹介しますが、工務店によって様々ですので、あくまで参考までにしていただけたらと思います。
工務店がSNSを活用する理由
今や、生活の一部となりつつあるSNS。老若男女問わず、幅広い年代がSNSを利用しています。
このような時代であることから、工務店がSNSを使い、情報を発信することは、これからのお客様となる人たちとの接点を持つことにつながります。
また、自社の認知拡大にもつながるため、工務店はSNSを活用すべきだと言えます。
令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省
また、近年のSNSの使われ方として、「検索」という目的でSNSを利用する、20〜30代が多くなっています。
以前は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用した検索や、新聞やテレビを見て情報を得るということが多かったのですが、今は、InstagramやYouTubeなどのSNSを通して、工務店を検索したり、家づくりに関する情報を得ることが増えています。
狙うべきターゲットである20〜30代の行動が変わってきているので、結果、今の時代では、新聞折込やチラシ、CMにばかり、時間や費用をかけていても、集客がうまくいかないということが起こっているのです。
これから家づくりをする20〜30代に適したアプローチが、SNSなので、工務店は集客を成功させるためにも、SNSをすべきなのです。
工務店がやるべきSNS
工務店がやるべきSNSを8個ご紹介します。
- LINE
- YouTube
- ピンタレスト
- Houzz
- ルームクリップ
すべてSNSを網羅している工務店はほぼいません。
これら8個のSNSのなかで、数個に絞って運用している工務店がほとんどです。
工務店によって、相性のいいSNSと相性の悪いSNSがあると思いますので、ご自身で一度試しにやってみて、いいと思ったものだけ、本格的にはじめて見ることをお勧めします。
工務店が一番はじめやすく、家を建てる30代女性が最もよく見るSNSが、Instagramです。
「まだSNSを何もやっていない」
「いろんなSNSに手を付けてうまくいかない」
という工務店は、まずInstagramだけに力を入れてやってみることをお勧めします。
元工務店広報の経験から言うと、Instagramは、フォロワーを増やしたり、いいねを増やすことが、とっても難しいのですが、お客様に一番見てもらえる媒体だと実感しています。
お客様が来場するきっかけを聞くと、「Instagramをみた」という声が一番多く、また、「家づくりの参考に見ているものは、Instagram」と言う方が多かったです。
Instagramでは、写真や動画を投稿することで、ユーザーに対して、宣伝したい家や間取りを視覚的に訴求することができる媒体です。
ブログやTwitter、Facebookに比べて、文章に力を入れなくても、写真や動画だけでも投稿ができる簡単さが、忙しい工務店広報にとっては相性がいいのかもしれません。
ただし、冒頭にも述べたように、Instagramは、簡単にフォロワーやいいねを増やすことはできませんし、すぐに反響を増やすこともできません。
- プロフィール文章はどう書くか
- 全体で見たときにどう見せるか
- 何曜日の何時に投稿するか
- 投稿するテーマはどうするか
- ハッシュタグは何を付けるか
- ストーリーやリールは何を載せるか…etc
など、いろいろな戦略を緻密に設計してから、地道にInstagramを動かしていかないと、集客には結びつきません。
ただし、難しいからと言って、外部に全投げしてしまうのも、よくありません。
自社の中でInstagramを運用して、発信していくことに意味があるので、諦めずにInstagram挑戦してみてください。
Instagramの集客につながる運用方法に関しては、また別のブログで書こうと思いますので、お楽しみに。
Facebookは、SNSのなかで唯一、基本的に実名登録をする媒体です。
そのため、親族や知人とのリアルなつながりが中心となっており、その中で情報が拡散されていきます。
ですので、シェアやいいねをされた情報は、信憑性が高く、信用してもらいやすいという特徴があります。
元工務店広報の現役時代では、Facebookはあまり力を入れてはいませんでした。
FacebookはInstagramと連携することができ、同じ内容を投稿することもできます。
様々なSNSの媒体を運用しなければならない工務店広報にとって、投稿の内容を考える時間や、投稿する時間さえも短縮したいはずです。
ですので、FacebookはInstagramと連携させ、投稿する手間を省くのがいいのかもしれません。
Facebookの投稿以外の使い方として、広告があります。
Facebook広告は、性別や年齢、地域や趣味嗜好など、ターゲットを細かく絞って、広告を出すことができます。
チラシや折り込みで、見学会の宣伝をするのと同時に、Facebook広告を入れることで、より集客の反応が良くなることもあります。
広告の運用に関しては、広告の設定や数字の分析が難しいので、外部に任せている工務店が多いかもしれませんが、社内で運用できるようになると、より俊敏に動くことができ、ユーザーの求める情報を発信することができます。
初めは外部にやり方を教えてもらい、いずれは広報だけの運用ができるようになるといいでしょう。
ちなみに、ゴッタライドでは、ウェブ広告運用のサポートもしているので、Facebook広告についてもっと知りたい、運用を手伝ってほしい、気になるという方は、ぜひお問い合わせくださいね。
LINE
LINEは国内で最も使われているコミュニケーションツールです。
令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省
この表から、どのSNSよりも一番利用率が高いのがLINEだということが分かります。
ですが、LINEはコミュニケーションとしての利用で、集客には使えないのでは?と思うかもしれませんが、そうではありません。
LINEも集客に使えるいい媒体です。
LINEには2つの活用方法があります。
1つは、情報を一斉に発信する活用方法です。
メッセージ機能を使い、画像や動画、テキストを読みやすいように工夫し、URLも添付すれば、HPへの流入を増やしたり、イベント集客に有効的です。
2つ目は、ユーザーと1対1でコミュニケーションする活用方法です。
先でも述べたように、LINEは国内でもっとも使われているコミュニケーションツールなので、ユーザーは、気軽に工務店と話せるツールだと思い、チャット機能を通じて気軽に連絡をしてくれることがあります。
チャットの内容は、クレームもあるかもしれませんが、工務店の場合、小工事やリフォームのお願いや悩み相談のチャットが多いようです。
メールと違って、すぐに返事ができるので、すぐに現地に駆けつけることができたり、見積りをつくることができるので、小さな利益を生み出しやすいです。
LINEは運用の仕方がとても簡単なので、他のSNSに比べて始めやすい媒体だと思います。まだ始めていないという工務店は今すぐにでもはじめて使ってみてください。
Youtube
ここ数年で急激に利用者が増えてきたのがYouTubeです。
Youtubeは、テレビやCMなど高額な広告費用をかけなくても、無料で動画を発信することができるため、Youtubeを始める工務店も増えてきました。
工務店がYouTubeで投稿する内容は、「ルームツアー」「解説」「お客様インタビュー」この3種類に分かれます。
「ルームツアー」のジャンルが、ユーザーの興味関心をより高めるジャンルになるので、「ルームツアー」を投稿することをお勧めします。
しかし、撮影や編集技術、機材が必要になってくるので、工務店にとって、YouTubeが一番ハードルが高いSNSになります。
そう簡単には始めることは難しいかもしれません…。
元工務店広報では、Youtubeに挑戦し1年程かけて登録者数がやっと600名、再生回数1万回を超えるようになりました。
お客様からも、YouTubeみたという声をよく聞くようになりました。
YouTubeに力を入れている工務店はまだ多くはないので、他社との差別化としてYouTubeに力を入れて取り組んでみるのもいいかもしれません。
ピンタレスト
ピンタレストは、画像を投稿して共有できるSNSです。
家を建てるお客様は、このピンタレストで、リビングやキッチン、収納などの画像を保存し、家づくりの参考として活用しているユーザーが多いです。
ピンタレストの特徴として、フォロワーが少なくても、ユーザーの目に自社の画像が表示され、目に触れるので、会社が認知されやすいという特徴があります。
また、自社ホームページへの導線としても活用することができます。画像のほか、リンクを貼って投稿をすることができるため、ホームページの流入数を増やすためには最適なSNSだと言えます。
ピンタレストをまだ始めていないという工務店は、まずは、施工写真をピンタレストに投稿してみることからはじめてみるといいかもしれません。
たったそれだけでも、ホームページの流入数が増え、また、自社の世界観やブランドイメージを訴求できるので、ぜひやってみてください。
Houzz
Houzzは、建築に特化した写真を投稿する媒体です。
ピンタレストと少し似ています。
まだ日本では浸透していないため、Houzzを運用する工務店も、Houzzをみるユーザーも少ないですが、とりあえずやってみるといいと思います。
写真投稿のほかに、ユーザーは工務店とのチャット機能のようなものがあり、Houzzを通じて見積り依頼が来たり、リフォームの相談ができます。
そこから商談へいくこともあるので、Houzzはやって損はないです。
運用もさほど苦にはならず、施工事例をアップするだけでもいいので、まだやったことのない工務店は今すぐはじめてみることをおススメします。
Twitterは、ユーザー同士のコミュニケーションや、情報の共有ができる媒体です。
どのSNSよりも即時性が重視された媒体で、世間の流行や、できごとなどが検索されやすいです。また、拡散力が強いのも大きな特徴です。
元 工務店広報の場合、Twitterは運用せずとも他のSNSで集客をすることができていたので、Twitterは余裕があれば、チャレンジしてみるのもありかと思いますが、1人で広報を担当している方の場合、他にもやることが多いと思うので、あまりおすすめはしません。
Twitterの特徴として、即時性がとても重要視されるため、投稿頻度はかなり高くしなければうまくいきません。
また、投稿する内容も、最新のものを発信する必要があり、運用するには、かなり苦労するのではないかと思います。
ルームクリップ
ルームクリップとは、部屋のインテリアや、家の間取り、日用品などを共有することができる媒体です。
主に30代の子持ち女性に支持されているSNSです。
ルームクリップをやっている工務店はまだまだ少ないです。
ホームページへの流入も、反響獲得もあまり取れないようなSNSですが、会社のブランドイメージや、家づくりは伝えられると思うので、やってみてもいいかもしれません。
また、自社でやるよりも、自社で家を建てたお施主様にやっていただく方が、より影響力があるかもしれませんので、お施主様にお願いするのもありだと思います。
まとめ
工務店がやるべきSNSを8個あげてみました。いかがでしたか?
1つでも運用できそうなSNSはありましたでしょうか。
- LINE
- YouTube
- ピンタレスト
- Houzz
- ルームクリップ
すべてやるのは、手間がかかりすぎて逆効果ですので、どれか数個に絞り、力を入れてやってみましょう。
SNSの効果というのは、すぐに出るわけではありません。
そして、必ず成果が上がるということもありません。運用するには、それなりの努力と粘り強さが必要です。
すぐにあきらめるのではなく、長期的に継続し、コツコツがんばっていきましょう。